伝説の【ヤバいロック動画】とそれを楽しむポイントを紹介します

コラム | 2016.05.31 20:00

ヤバい動画

ネットに“伝説”と語り継がれる音楽のライブ動画やミュージックビデオは今や沢山あるが、そのほとんどは感動や熱狂よりも「事件性」のあるものの方が多い気がする。

あるミュージシャンの感動的なライブ動画はそのミュージシャンを好きな人以外はすぐには理解はできないだろうが、そのミュージシャンがケンカしたりコケたりしてる動画は誰が見ても何が起きてるかすぐ理解できるし他人にも共有もしやすい。

昔から語り継がれてきた伝説のライブやミュージックビデオを今はYouTubeのおかげで大体のものは観る事ができる。
でもインターネットというものは昔から性格が悪くゴシップが大好物なので、感動と真逆の「ヤバい方の伝説」もまあ沢山アップされてる。
今回はロックとゴシップ好きな僕が独断と偏見でチョイスした「伝説のヤバいロック動画とそれを楽しむポイント」をいくつかご紹介します。

キースがギターで乱入客ブン殴る

ご存知、ローリングストーンズのギタリスト、キース・リチャーズ。ヤバい伝説の代表みたいな人だが、そのキースがストーンズライブ中に乱入してきた客をギターでブン殴る動画。
楽しむポイントは、普通の人間ならそのまま小突くとかで済ますが、キースの恐ろしいとこは、わざわざギターを肩から外して野球バットのフルスイングモードでブン殴るとこだ。
あとミックがそれを真横で見ながらも冷静に“サティスファクション”を歌い続けてる「そこはふつう逃げるとこじゃないのか?」的プロ根性もチェック。

ジョニー・サンダース乱闘もすぐに演奏開始

誰となんでモメたかエピソードもすっかり忘れてしまったが、パンクレジェンド、元ニューヨークドールズのジョニー・サンダースが前説男にいきなりブン殴られ乱闘になるも、再びギターを抱え「パイプライン」をクールに演奏しはじめるメチャクチャかっこいい動画。
ポイントは超カッコいいんだけど、ジョニーはいつもの事だがギターチューニングが全然合ってないとこ。ちなみに生前に清志郎さんが言ってたがジョニーはチョーキング(弦を引っ張ってギュイーン!って鳴らす奏法)を知らないんだそうで、弦を無理矢理引っ張ったり飛び跳ねながらレコーディングしてたそう。ああカッコいい!

シド・ヴィシャス、インタビュー中に寝落ち

パンクレジェンドばっかだが、次はセックスピストルズのシド・ヴィシャス。
シドの動画は客に殴りかかったり、血みどろでベース弾いてたり、もうほとんど弾いてすらなくただ暴れてるだけのライブだったり、全部がヤバい動画集みたいなもんだが、この動画は恋人のナンシーとインタビューに答えてるものだが、この頃のシドはもうヘロインでボロボロの状況で、インタビュー中に何度も寝落ちしてしまいナンシーに何度も起こされてるというもの。
ポイントはナンシーも危険極まりない女で、インタビュアーの前で裸で着替え始めてしまうとこ。でもナンシーはこの後すぐに謎の死を遂げ、シドも後を追うようにすぐ死んでしまったので、ヤバい動画というよりも観ててあまりにも悲しく切ないロックカップルのドキュメント。

レッチリ、全員“ほぼ”全裸ライブ

くだらないのもひとつ。
今でこそベテラン貫禄バンドの代表のようなレッチリ。風格とストイックな今のレッチリを見て僕ら古いレッチリファンはいつも違和感しか感じないのは昔のこういう全員アソコに靴下だけブラ下げただけの“すぐ脱ぐバカなレッチリ”なビデオを散々観て笑ってきたからである。
こんな頭わるいアメリカのバカ的な格好してあの超絶なライブパフォーマンスをするから僕ら全員ノックアウトされ全員「もっとバカにならなきゃ!」とイイかん違いをしたのだ。
ポイントは、というか検索したら最近のライブでもまだ全然コレやってる動画いっぱい出てきて大笑いした。中には冬の超寒いライブ会場でこの格好で出てきて演奏するも、寒すぎたのか終わったら全員早足で退散する爆笑動画もあるのでチェック。

ギター壊し動画集

最後はヤバいロックといえばやはり「ギター壊し!」。だと思って探してたら、今やYouTubeにはこんな「ギター壊し動画集」なるまとめまで存在してて驚き。
ロックファンにも便利な時代になったもんですね。

横山シンスケ

49歳。お台場のイベントハウス「東京カルチャーカルチャー」店長・プロデューサー。
その前10年間くらい新宿ロフトプラスワンのプロデューサーや店長。よく深夜一人リビングでビール呑みながらYouTubeサーフィンしたまま寝落ちして朝家族に怒られている。