SPARTA LOCALS再結成って、いったいどういうことなのか？HINTOを続けながらスパルタを再始動させた安部コウセイに、徹底的に訊く！

──で、そういう時に、前に所属していた事務所のイベントに出ない？というオファーが来たと。

そうです。すごくいいきっかけをくださったんで。それで伊東に「俺はこのタイミングしかないと思う」って話をしたら、「うーん……わかった。やろう！」って。

──でもそこで伊東さんはクリアできても、ドラムの中山（昭仁）さんは音楽自体やめていたわけで。しかも解散以前に脱退してるし。

それがね、すんなりOKだったんですよ。そこがあいつのいいとこだし、バカなとこでもあると思ったんですけど（笑）。電話で即答でOKで、俺が止めたぐらいで。仕事あるし、家族もいるし、「奥さんに相談とかした方がいいんじゃない？」って。

──で、ライブをやってみた感触は？

いや、最高でしたね。めっちゃ楽しかったです。スパルタにしかないものがあるな、っていうのはほんとに思いました。だからそれは、HINTOにしかないものもあるんだなっていう確認でもありましたし。それはすごくうれしかったですね。「これならHINTOでも表現できるな」って内容だったら、スパルタをやる意味がないから。メンバー4人中3人が同じで、にもかかわらず全然違うというか、歌い方も変わるというか。

──で、恵比寿ザ・ガーデンホールでワンマンをやろうっていうのは？

次やるのはワンマンだろうなって思ってて。こないだのライブで、お客さんがすごい踊りたがってる感じがわかったので、スタンディングの会場がいいですっていう話をして、ガーデンホールに決まって。

──新しい音源は？

新曲はいずれ作りたいとは思ってるんですけど、今年じゃないな、と。今年はまず……ドラムは仕事あるんで、とにかくまずライブ勘が戻るように植え付けないとなと。 お客さんたちも、久々の曲を聴きたいだろうし、そこを中心にライブをやっていこうかなと思ってますが、そんなに頻繁には活動できないところもあって。むしろ、HINTOの活動ペースが上がってますね。 それがすごくいいなあと思って。スパルタのライブをやったあとのHINTOのライブも、メンバーすごく気合いが入ってたし、いいライブになったし。スパルタの復活がいい方に働いたなって思ってますね。だからまあ、いい感じになってるな、っていうところですかね、今のところは。ワンマンでは、みなさんが踊れるような、アガれるようなライブをしたいと思ってます。

■SPARTA LOCALS「POGO」