これは凄い!ジャック・ホワイト、世界初の試み「宇宙でアナログ盤再生に挑戦」

2016.08.0618:00

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ジャックホワイト

ここ数年右肩上がりのアナログ・レコード市場。そのブームの立役者の一人と言っても過言ではないのジャック・ホワイトだ。

彼が7年前に立ち上げたレーベル「サードマン・レコーズ」は、自身の作品やホワイト・ストライプス時代のアーカイヴだけでなく、ブルースの伝説的ミュージシャンのリイシューや、自身が注目したアーティストの7インチ盤など、音楽好きの欲求を刺激するリリースばかりだ。そんなホワイトが、レーベルの300万枚プレス記念のイベントとして7月30日「アナログ・レコードを初めて宇宙で再生する」という企画を行いその模様が中継された。

レコードプレイヤーを宇宙へ運ぶ方法は至ってシンプルで、気球で成層圏に到達させるというもの。1時間以上かけて上昇する際にクリアする問題は、搭載するアナログ盤やプレイヤーなどが、熱などに耐えうる仕様にすることだったようで、盤の表面を金でコーティングしたゴールドレコードにし耐久性を上げ、レコードプレイヤーの強度なども考慮したようだ。

再生したレコードはNASAの天文学者、カール・セーガンのトークをサンプリングして制作したジョン・ボスウェルの「ア・グロリアス・ダウン」。宇宙マニアとしても知られるホワイトは、この曲をえらく気に入り、レーベルから12インチシングルとしてリリースした。

「サードマン・レコーズ」のオフィシャルYouTubeチャンネルで公開された映像では、4つの視点からレコードプレイヤーを乗せた気球が上昇していく姿が映し出され「ア・グロリアス・ダウン」の再生が終わるとまたトーンアームが再び頭に戻り繰り返しプレイし続ける。

30分もすると雲の上へ、気球もグルグル周りながら地上からどんどん離れて行くが、その間もレコードは順調に周り続け1時間後には暗闇の中に浮かび上がる地球の姿が確認できる。

約1時間20分かけ94000フィート(約28km)に到達したレコードプレイヤーを乗せた気球だが、中継から1時間23分17秒、高度94244フィートの時点で気球が破裂。そこからパラシュートで急降下するがその間も、レコードプレイヤーは周り続け33分45秒かけて地上に激突。

しかも「STILL SPINNING!」=まだ回り続けている!

いかにも宇宙好きで、アナログ盤への執拗な愛情を表明し続けているジャック・ホワイトらしい挑戦だったが、ある意味消耗品ゆえのアナログ・レコードの魅力を表現するのに相応しい企画だろう。

記事提供:AOL News

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