伝説の「ジェフ・ミルズ×東京フィルハーモニー交響楽団」再び!60分の新プログラムと共に2月にコラボ公演

ニュース | 2017.01.27 18:15

昨年開催が発表され大きな話題を呼んだDJ/プロデューサーのジェフ・ミルズとオーケストラのスペシャルパフォーマンスが、新作組曲や新たなプログラムを引っさげ『爆クラ!presents ジェフ・ミルズ×東京フィルハーモニー交響楽団×バッティストーニ クラシック体感系Ⅱ -宇宙と時間編-』として2月に開催されることが決定した。

80年代からDJの先駆者としてエレクトロミュージックの世界を切り開いてきたジェフ・ミルズが、近年積極的にすすめてきたオーケストラとの制作活動。日本ではその一環として昨年3月に東京フィルハーモニー交響楽団との公演が実現。発売即完売、公演後即伝説化、テレビ朝日の『題名のない音楽会』でも取り上げられるなど大反響を呼んだ。

今回の公演『ジェフ・ミルズ × 東京フィルハーモニー交響楽団×アンドレア・バッティストーニ』と題されているとおり、昨年の公演の再演ではない。新たに「次世代のトスカニーニ」とクラシック界で注目されている若手大物指揮者、アンドレア・バッティストーニが加わる。現在、東京フィルハーモニー交響楽団の首席指揮者である若き才能は現在29歳。ミラノ・スカラ座歌劇場に史上最年少でデビューを果たし、同時代の最も注目すべき指揮者と、ジェフ・ミルズという新たな組み合わせにも期待が膨らむ。

2016年公演 (C)AsamiHoshino

またサブタイトル「クラシック体感系Ⅱ -宇宙と時間編-」を象徴するように、約60分にも渡るジェフの新作組曲「Planets」を披露されることが決定している。この組曲ついてジェフは、「『Planets』は、私たちの星から最も近い太陽系にある9つの惑星を一つずつ訪ねていくというテーマの楽曲です」とコンセプトを語っており、クラシックとテクノといったジャンルの壁を超えたジェフの「宇宙」をテーマにしたクリエイティブの「ひとつの完成系」ともいえる楽曲である。

目玉の「Planets」の演奏に加え、今回の公演では、現在進行系のミニマルミュージックを代表するジョン・アダムス「Short Ride in a Fast Machine」、ドビュッシーの「月の光」、100台のメトロノームがステージ上で動く問題作の再現となるリゲティの「ポエム・サンフォニック」、日本の伝統音楽とオーケストラの融合や音響が注目の黛敏郎「BUGAKU(舞楽)」と全て新しいプログラムを用意。

テクノ、クラシック、現代音楽などを超越した「ジェフ・ミルズ×東京フィルハーモニー交響楽団」の第二章もまた新たな伝説が生まれる公演になりそうだ。

PlanetsTrailer1

”PLANETS” Message from Jeff Mills

爆クラ!presents ジェフ・ミルズ×東京フィルハーモニー交響楽団×バッティストーニ「クラシック体感系Ⅱ -宇宙と時間編-」

⼤阪公演
⽇時:2017 年2 ⽉22 ⽇(⽔) 18:00 開場/19:00 開演
会場:フェスティバルホール
お問合せ:キョードーインフォメーション 0570-200-888 (10:00-18:00)

東京公演
⽇時:2017 年2 ⽉25 ⽇(⼟) 17:30 開場/18:00 開演
会場:Bunkamura オーチャードホール
お問合せ:ディスクガレージ

プログラム
●Planets/ジェフ・ミルズ
昨年3月の第一回目に続き、テクノDJ/プロデューサーの第一人者であるジェフ・ミルズと東京フィルハーモニー交響楽団の共演を実現。そして、その楽曲は氏のオーケストラピースの最新作である、壮大な交響組曲『Planets』です。Planetsすなわち惑星。ジェフ・ミルズはこれまでも「宇宙」をモチーフとしたテクノジャンルの作品を作ってきており、彼独特の電子合成音、リズムやその構造が物語るタイム感覚は、およそ地球上の音と音楽の常識を越えており、彼をして「宇宙人」というニックネームがつくほど。今回、指揮者に抜擢されたのは、東京フィルハーモニー交響楽団の首席指揮者である、アンドレア・バッティストーニ。2012年ミラノ・スカラ座歌劇場に史上最年少でデビューを果たし、現在、29歳。同時代の最も注目すべき指揮者として国際的に注目を集めている若き才能です。DJ/クラブ、エレクトロミュージックに存在する独自の音響世界ををオーケストラに見事に喚び生けることに成功した、音による「宇宙の旅」感覚を、レスピーギを得意とする若きマエストロがいかに創り上げていくか?! この真剣コラボはひとつの音楽における事件と言ってもいいでしょう。

●Short Ride in a Fast Machine/ジョン・アダムス
ミニマルはテクノの得意分野ですが、クラシックの世界もそのアプローチを続けている近代作曲家がいます。それが、ジョン・アダムス。指揮者のバッティストーニが、この難曲(リズム感覚、速度など演奏者にとっては、難易度高し)をどう表現するのか?! オーケストラにおけるミニマルミュージックの音響を堪能してください。

●月の光/ドビュッシー
誰もが一度は耳にしたことがあるピアノの名曲。印象派ならではの浮遊感と映像的な美しさに溢れたこの名曲は、実はオーケストラ編曲版も素晴らしい。太古の昔から、夜空の主役である月は、地上の人間たちの心に激しい感情を呼び起こし続けていますが、そんなある種、文学的な「心の宇宙」を感じていただければ幸いです。

●ポエム・サンフォニック(100台のメトロノームのための)/リゲティ
前回のジョン・ケージ:「4分33秒」に並ぶ、爆クラ! presentsならではの問題作実演コーナー(笑)。指揮者の指示に従って100台のメトロノームが動きを始める。さて、そのカチカチという「音たちは」どんな経過と結末を迎えるのか。ゾウの感じる時間とネズミの感じる時間が違う、という生物の体感時間が頭をよぎります。

●BUGAKU(舞楽)より第二部/黛敏郎
声明や雅楽など、日本の伝統的音楽の響きとテクスチャーを交響曲に意欲的に取り組んだ黛敏郎の代表的作品のひとつ。アジアの中の日本の音楽が持つ、独特のタイム感や響き、いわば宇宙観といったものが、どうオーケストラに召喚されているのかが聴き所。バッティストーニの感性がこの響きをどうとらえるのかにも注目したいところです。
*曲目は変更になる可能性があります。ご了承ください。

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