2017年3月に豊洲に新劇場誕生!こけら落とし公演は劇団☆新感線『髑髏城の七人』

2016.06.2711:00

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株式会社TBSテレビより発表された、2017年春に豊洲にオープンするアジア初の没入型エンターテインメント施設「360°シアター StageAround TOKYO」の、劇場の正式名称、パース図、そしてこけら落とし公演として上演される演目、そのキャストが発表となった。

 

IHI ステージアラウンド東京とは

1300人以上もの観客を乗せて360°回転する円形の客席を劇場中央に配置し、その周囲をステージとスクリーンがぐるりと取り囲む斬新で壮大な劇場システムにより、他では決して味わえない刺激的なまったく新しいエンターテインメント体験を提供する。
この劇場の名称が「IHI ステージアラウンド東京」となることが決定した。

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ステージアラウンド劇場としては世界で2番目のオープン!!

この劇場システムは、2010年10月、オランダのアムステルダム郊外の飛行場跡地にある格納庫でImagine Nation という欧米で著名なエンターテインメントカンパニーにより誕生した。アクセスが不便な郊外にもかかわらず、オープン以来上演されている演目”Soldaat van Oranje”(邦題:「女王陛下の戦士」)は、のべ190万人を超える動員を記録し、6年目に突入した今なお、連日完売が続き、記録的なロングラン公演になっている。
そんなステージアラウンドの劇場システムは世界各国のトップクリエイターたちからのオファーが相次ぐなか、TBSテレビが日本でのシステム使用独占権を獲得。エンターテインメントの中心であるロンドンでも2017年オープン予定だが、日本のこの劇場はこれに先立ち世界で2番目のオープンとなる。

 

世界の一流演出家たちも続々とここを訪れ、目を輝かせている─360°劇場体験レポート

「360°の視界がすべて舞台」という劇場がオランダにある、と聞いて出かけたのは2年前。アムステルダムから車で約40分、ハーグからだと同20分強。とても便利な場所とは言い難い郊外で、周囲には何もないところにポツンと「Theater Hangaar」 は建っていた。
「hangaar」とは格納庫の意味。ここはほんとうに飛行機の格納庫だったそうで、滑走路も、ホワイエからの眺望や、作品の演出効果に一役買っている。客席内は、大きなシネコン系の映画館のような雰囲気。なだらかな勾配で1100ある座席は、一見、何らふつうの劇場の客席と変わらず、実際、観劇中も、客席の方が回っているようには、ほとんど感じられない。正面を見ていると、舞台のほうがスライドして、次の場面(装置)が現れるのだ。

第二次大戦中にナチスに抵抗した実在のオランダの英雄の話をミュージカル化し、大ヒット中の『女王陛下の戦士』。主人公の学生寮、ダンス・パーティーのホール、女王の宮殿、軍の本部、一般家庭、埠頭、砂浜、海上、飛行場などが主な場面で、一場面が終わると、そこがスライドしてきたスクリーンと呼ばれる壁で閉じられ、次に隣の壁がスライドして開き、別の場面が現れる。あるいは、隣り合った2つの場面が開いたまま、登場人物がそこを歩いて移動することもあるし、180°、つまり半円状に弧を描いた舞台の壁部分にプロジェクターで映像が投影され、観客の視界いっぱいにパノラマ的風景が広がることもある。装置の奥行も深く、埠頭や砂浜、海上の場面では、8万ガロンの水をたたえた水槽が使われて、非常にリアルな大海原が出現する。
世界初の360°舞台を前に、思いつく限りの仕掛けと効果を駆使した精巧な演出(トイ・ボルマンス)は、見事なものだった。が、同時に、まだまだできることはいくらでもあるはず、とも強く感じた。世界の一流演出家たちも続々とここを訪れ、目を輝かせているという。いのうえひでのりと新感線の面々も、きっとアッと驚く使い方を見つけてくれるに違いない。
もう、楽しみすぎて落ち着かない!

演劇ジャーナリスト 伊達なつめ

 

劇団☆新感線の大人気演目『髑髏城の七人』が復活!
“花・鳥・風・月”4シーズンに分けて1年3か月にわたって上演!

『髑髏城の七人』は、いのうえひでのりによる演出、座付き作家・中島かずきが手掛けた脚本で、1990年に池袋西口公園テントで産声を上げ、初演以降、1997年、2004年、2011年と7年ごとに上演されてきた劇団☆新感線の代表作だ。
織田信長が本能寺で討たれて8年、天下は豊臣秀吉の手に握られようとしていた頃の関東を舞台にした本作は、上演される度にブラッシュアップされ、物語・演技・殺陣・音楽など全ての面が完全に調和した97年版は、神話や史実などをモチーフとし、ケレン味を効かせた時代活劇【いのうえ歌舞伎】シリーズの真骨頂となった。
このたび、「IHIステージアラウンド東京」の記念すべきこけら落とし公演として、2017年から7年ごとの年にあたる2018年まで、この『髑髏城の七人』を1年3か月にわたってロングラン上演を行う。“花・鳥・風・月”の4シーズンは、シーズンごとに全て異なるキャスト、脚本・演出も練り直され、全く違ったアプローチの『髑髏城の七人』を上演する。

第一弾のシーズン《花》公演には、2011年に上演された『髑髏城の七人』で捨之介を演じた小栗旬が、6年ぶりに新感線に参加。さらに、山本耕史、成河、りょう、青木崇高、清野菜名といった新感線初参加となる個性豊かな顔ぶれや、2003年の『阿修羅城の瞳』以来13年ぶりの参加となる近藤芳正、そして古田新太、河野まさと、逆木圭一郎、村木よし子、礒野慎吾、吉田メタル、保坂エマといったお馴染みの劇団員も集結し、約2か月半におよぶ公演に挑む。

<小栗旬 コメント>
この劇場は360°セットやプロジェクターがあるので、やろうと思えば、場面転換や暗転がなくても芝居を続けることができるので、お客さんを飽きさせない作品作りがとても豊かにできるのではないかと思います。
『髑髏城の七人』への出演オファーをいただいてからできる限り毎日殺陣の練習をしています。次はもっといろいろ準備をして、殺陣の成果もお見せできるかも・・・。来年の3月から、約3か月の間この劇場に通うので、芝居が生活の一部になる。それがどのような日々になるのかとても楽しみです。それだけ同じ期間一緒に過ごすカンパニーと一つの作品を一から作り上げることも楽しみですね。この作品は、(2011年の時も)どの世代の方も観て喜んで帰ってくれるので、今回も老若男女問わず、日本独自の時代活劇を楽しんでいただけると思います。しかも客席は回りますし、テーマパークに遊びに来た感じで面白い時間を共有してほしいです。

<山本耕史 コメント>
ステージアラウンドのこけら落とし公演である『髑髏城の七人』に出演出来ることを光栄に思います。こけら落としの舞台に立つことは人生に何度も経験で出来ることではないので嬉しいですね。劇団☆新感線の作品に参加させていただくのは今回初めてということもあり、いのうえひでのりさんがどのような演出をされるのか、中島かずきさんが今作のためにどのような脚本を書いてくださるのか、とても楽しみにしております。360度すべてが舞台で、客席が回転する劇場がどんなものなのか・・・今は想像でしかありませんが、間違いなくクリエイターや役者の好奇心をそそるものですし、同時に良い意味で苦しめられる空間になるのではないでしょうか。しかも85公演!共演者の皆様と力をあわせて最高の作品を創っていけたらと思います。来年春までにさらに体力をつけなければですね。

<古田新太 コメント>
『髑髏城の七人』には1990年の初演から3回出演しています。最初はラストシーンも決まってないまま本番迎えるという恐ろしい程のバッタバタでしたし、一作前の出とちりの罰ゲームで始まった作品でした。それから1997年の再演、2004年のアカドクロがありましたが、次、おいらが出るときは、バカドクロをやろうなんて思っていたのに、まさか、360度客席が回転する劇場でやることになるなんて。初演のテント小屋で、いや、去年まで、想像もしていなかったですが、この歳で新たな挑戦ができるのは、本当に楽しみです。早く、初日にならないかなぁ!

 

劇団☆新感線『髑髏城の七人』 Season 花 produced by TBS

作:中島かずき
演出:いのうえひでのり
キャスト:小栗旬/山本耕史/成河/りょう 青木崇高 清野菜名/近藤芳正/古田新太 ほか
公演日程:2017年3月30日(木)~6月12日(月)
会 場:IHI ステージアラウンド東京(豊洲)

チケット発売日:2016年11月26日(土)
公式サイト:http://www.tbs.co.jp/stagearound/
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