レキシ(池田貴史)が「初めて立ったステージ」で教えてもらったいろんな教訓。

スペシャル | 2017.09.27 16:00

編集部:レキシさん、初めてステージに立ったときのエピソードを教えてください。

初めてステージに立ったのは、幼稚園の時に親戚の結婚式で「関白宣言」を一人で歌いきった時なんだけど、それはいろんなところで話してるから……

初めてバンドを組んだのは、地元・鯖江の高校に通ってた頃。
たしかメンバーの地元の祭りかなんかのアマチュアバンドのステージに呼ばれて、俺らのバンドが出演したわけ。
3~4バンド出たんだけど、俺らの前にリハをやってたバンドが大学生ぐらいの年齢のちょいウマなフュージョン・バンドだった。女性コーラスをはじめメンバーみんな普通なんだけど、キーボードの人だけがすっごいイヤな奴だったの(笑)。初対面なのに「ジャマなんだよ!」「お前らみたいな高校生バンドがこんなとこ来やがって!」とかすごい言ってくる(笑)。それで俺らもカチンと来てたけど、フュージョン・バンドの他のメンバーが「ごめんね」みたいな感じでフォローしてくれるから、俺らも「大丈夫ですよ」って我慢してた。それでもキーボードの人は「大した演奏もしねえくせに!」とか言ってきて、うわーって思ってた。
しばらくして、そのバンドのリハが終わって楽器を片付ける時間になって。そのキーボードの人が持ってたのは当時最新鋭のオールインワンシンセで、たぶん20万ぐらいする楽器だったかな。それを自分で舞台袖に運ぼうとする時に、バランス崩して一人で勝手にコケて楽器を落として、キーボードが真っ二つに割れちゃったの!落ちた瞬間に鍵盤が波打ってバァーン!みたいな(笑)。その人は当然、めっちゃ悲しそうな顔して凹んでて。だって全部自分が悪いから、誰にも当たれないじゃん。しかも出番前に!最悪ですよ(笑)。俺らも本当だったらざまぁ見ろって思うんだけど、まわりのメンバーがいい人だったから、ちょっと可哀想って気持ちも出てきて。ただ本当に、イヤなことをする奴には天罰が下るんだなって思ったね(笑)。
自分たちのバンドのライヴのことはまったく覚えてないけど、そのキーボードが鍵盤が波打ちながら壊れる瞬間だけは強烈に覚えてる。いろんな教訓を教えてもらったライヴでした(笑)。

CHAR25

編集部:因果応報というのはやっぱりあるんですね。
改めて、人の振り見て我が振り直せを心がけたいと思いました。
レキシさん、ありがとうございました!

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