——約1年ぶりに3rd ALBUM『LOVE TOXiCiTY』が6/26にリリースされます。今回は全曲セルフプロデュースですが制作に入る前にどんなアルバムにしたいと考えていましたか?
サチコ(Vo&Gt)「FLiPというバンドを再構築したいと思ったんですね。メジャーデビューしてから良くも悪くもずっと走ってきてて。その中で得たものも多かったし、同時に自分たちの核となる部分を若干失いかけてたところもあった。だからバンドを結成した頃の気持ちをもう一度掘りおこして、再び初心という要素を混ぜ込んだものを作りたいと思ったんです。アレンジもメロディも歌詞も1曲1曲一所懸命作ったし、セルフプロデュースの意味をすごく大切にしたアルバムができたと思います」
——前作『XX emotion』は女性度を増したアルバムと言っていたけど、今作はさらにUPしているなと思いました。
サチコ「それは意識しました。等身大というか、24、25歳の今だから言えることもその時々であるよねと思ったので。もともとキレイごとを歌にしたくないという思いが強いので、ただ愛してるよというだけのラブソングなら歌いたくなかった。それを違う角度から、よりリアルに掘り下げて歌詞を書いていったから、女のディープなところが出たのかなって思う」
ユウコ(Gt&Cho)「全曲サチコが作詞をしてるから、サチコイズムが詰まってますね」
ユウミ(Dr&Cho)「過激な言葉もあって、世の中的には珍しい部類に入るのかもしれないけど、サチコの根本にあるものが出てるから、サチコらしいし、自分はいいなと思いました」
ユウコ「1曲目にできたのが『カミングアウト』だったので、サチコ、とうとうこれを出してきたか!みたいな(笑)。この曲が出てきた時、これがアルバムの軸になるんだろうなと」
サチコ「同感です。この曲があるから『a will』も『タランチュラ』もあるんだなと思いますね」
——『LOVE TOXiCiTY』のタイトルについて聞かせてください。
サチコ「今回は恋愛の歌が多いので、ラブってワードは使いたかった。ただそれだけじゃやわいし、中毒性の高いアルバムにしたかったから、愛の毒性という意味の『LOVE TOXiCiTY』になった。恋愛なしじゃ生きていけない。愛があるからこそ生きていけるっていう思いがどの曲にもちらばってます」
——7/7から東名阪でリリースツアーが行われます。東京は7/19(金)のオールスタンディングの恵比寿リキッドルーム!
サヤカ(Ba&Cho)「リキッドでのワンマンは初めてなので今からドキドキワクワクしてますね」
サチコ「会場に来てくれたみんなも、自分たちも、スタッフも、みんな幸せな気持ちになれるようなライブにしたいです」
ユウミ「今回のアルバムは、FLiPと向き合って、自分がFLiPにできることを考えて作ったからすごく達成感があった。このアルバムの曲をライブでやるのが今から楽しみだし、ライブで自分が思い描いてるように披露できたらさらに自信につながると思うんですよ。東名阪をやりきった後のFLiPは絶対に変わってるだろうし、その先の風景を早くみてみたいですね」
2013年7月19日(金) | LIQUIDROOM | 18:00 開場 / 19:00 開演 | オールスタンディング:3,000円(税込) |
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受付期間:受付中〜7/14(日)23:00 ※規定枚数になり次第終了いたします |
3rd ALBUM「LOVE TOXiCiTY」
(DefSTAR RECORDS)
●6/26 ON SALE
※DVD付初回限定盤、通常盤の2種
FLiP オフィシャルサイト
FLiP DISK GARAGE.com アーティストページ
(FLiP 2013.6月号掲載 DI:GA interview)