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PAPER DI:GA

オリジナル・ラブ(2013.6月号掲載 DI:GA interview)



オリジナル・ラブ

2013.6.20 up

最新型オリジナル・ラブ、そのキーワードは80’sだ。


「自分のスタジオで使っていたリズムボックスが古くなってきたんで、新しいものを購入したんです。それをいじってたら、やっぱり面白くて。で、漠然と曲を作り始めたときに、イメージとして80’sというのが最初にあって、それは80’sの影響を前面に出したアルバムって作ったことがないなと思ったんです。だから、今回のアルバムではそれをやってみようと。僕が思う80年代のロックをイメージしながら新しいリズムボックスをいじっていたのが、最初のとっかかりだったように思います」


80年代、パンク/ニューウェイブという当時の最先端サウンドの洗礼を同時代的に受けた田島貴男はしかし、オリジナル・ラブ(当時は“ラヴ”)結成以降、その世界から敢えて距離をおくことで音楽的な成長を遂げようとしたのだった。


「音楽の普遍性とかジャンルを超えた本当の質とは何なのかということを考え始めたのがオリジナル・ラブなんです。それ以前の、自分が中高生のときにダイレクトに衝撃を受けたパンクやニューウェーブのバンドたちが、80年代後半になって解散したり、アルバムを出さなくなって勢いをなくして行ったり、全く違う方向性のアルバムを出したりしてシーンが変化していた時期で、自分の音楽もそこから成長しなければならないと思いました。そして、90年代に入ってヒップホップやR&Bなどの黒人音楽が最新の音楽としてシーンを席巻し始めて、僕もそういう音楽をたくさん聴いたし、影響も受けて、そういうものをオリジナル・ラブの音楽としてやったんです。でも、2000年代に入ると80年代サウンドに影響を受けた若いバンドがいろいろ出てきて、原体験として通過してきた僕とは違う、洗練された感覚で80’sを取り入れロックンロールとして表現しているのが面白かったんですね。MGMTやフォスター・ザ・ピープル、アリエル・ピンクなど、彼らの音楽にインスピレーションを得ることが多かったです。それで80'sを体験した僕がそういった今のロックの一つの流れの中に入ったつもりで音楽を作ったらどうなるのだろう、そう思ってまたチャレンジしたくなったんです。」


そうして出来上がったアルバム『エレクトリックセクシー』を“最新型オリジナル・ラブ”と呼ぶのは、単にオリジナル・ラブ名義で作られたいちばん新しい作品という意味ではなく、2013年時点の音楽状況やテクノロジーをオリジナル・ラブの本質的な指向性に高い次元で昇華させた音楽を聴くことができるからだ。


「スタンダードへの指向というのは変わっていませんから、今回のアルバムでも曲の構造の中にそうした指向はしのばせてあります。それがオリジナル・ラブ印だと思っていますし。その上で、今の時代のポップス、ロックンロールというのはこういう形なんじゃないかと提案したのがこのアルバムなんです」


ツアーでは、腕ききのバンド・メンバーとの化学反応によってそのアルバムがさらなる進化を見せるはず。


「このアルバムの世界をどうやってバンドで表現するか今いろいろ考えてワクワクしています。新生エレクトリックソウルバンド・オリジナル・ラブのエンターテイメントショウを楽しみにしていてください!」


インタビュー/兼田達矢

エレクトリックセクシー・ツアー

2013年7月15日(月・祝) 渋谷公会堂 16:00 開場 / 17:00 開演 全席指定:5,250円(税込)
エレクトリックセクシー・ツアー 公演詳細はこちら
一般発売日:NOW ON SALE



アーティスト情報

New Album「エレクトリックセクシー」
(WONDERFUL WORLD)
●6/26 ON SALE

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(オリジナル・ラブ 2013.6月号掲載 DI:GA interview)

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