リアルな心情を詩的に描いた歌とオルタナ・テイストのサウンドによって際立った個性を放っているハルカトミユキ。11月に1stフルアルバム『シアノタイプ』をリリース、来年2月8日(土)には渋谷CLUB QUATTRO公演が決定するなど、急激に活動の幅を広げているふたりにインタビュー!
——1stフルアルバム『シアノタイプ』、本当に個性豊かな作品だと思います。強い言葉、ポップなメロデイ、オルタナ〜シューゲイズなどを取り入れたサウンドの組み合わせは、他にはないですよね。
ハルカ(Vo/Gt)「ふたりで始めたときから、その感じは意識してたんですよね。70年代のパンクとか、それ以前のフォークの人たちが歌ったような激しい言葉が好きなんですけど、そこにポップなメロディとノイジーなサウンドを加えたらどうなるだろう?って」
——まさにイメージ通りの音楽を体現できているわけですね。
ミユキ(Key/Cho)「最初は出来てなかったですけどね。頭のなかでは(理想のサウンドが)鳴ってるんだけど、ぜんぜん経験がなかったし、どうしたらいいかわらかなかったので。3、4年経って、やっと形になったというか」
——周囲への違和感、“何かが違う”という感覚をテーマにした歌が印象に残りますが、そういうことを敏感に察知するほうですか?
ハルカ「そうですね。“異議あり!”みたいなことを言ったり、“みんなで変えよう!”ということではなくて、“しょうないんだけど、やりづらいな…”って思ってるタイプなので(笑)。それを出せる唯一の場所が歌なんですよね。プロテストソングではなくて、ずっと思っていたことをポロッと言っちゃった、という感じというか。聴いてくれた人が同じことを感じてくれたり、共感してくれるといいなっていう」
——「Hate you 君が嫌い」(『Hate you』)というフレーズを鼻歌で口ずさんだり(笑)。
ハルカ「そういうのはすごく楽しいと思います(笑)」
ミユキ「『伝言ゲーム』(同調圧力をテーマにしたナンバー)とかも、みんなで合唱したらおもしろいかも」
ハルカ「シュールだよね」
——“みんな一緒じゃないとダメ”みたいな圧力を感じることもある?
ハルカ「ありますね。大学では個人個人が好きなようにやってるのかなと思ったら、意外と群れてたし。きっと社会に出てもそうなんだろうなって…。そういう小さい世知辛さって、普通に生きてると絶対に感じると思うんですよね」
——そういう人たちがハルカトミユキの音楽に共感してるんだと思います。来年2月には渋谷CLUB QUATTRO公演も決定。ライブにおいても、自分たちの音楽が浸透している手ごたえはありますか?
ハルカ「そうですね。こちらが“しっかり伝えたい”と思っていれば、たぶん受け取ってもらえてるんじゃないかなって。私もそうなんですけど、“棒立ちでも、心は燃えてる”っということもあると思うし」
ミユキ「曲をしっかり伝えたうえで盛り上がれるっていうのが、いちばんいいですよね。表面だけで盛り上がっても、ぜんぜん意味ないので」
2014年2月8日(土) | 渋谷CLUB QUATTRO | 18:00 開場 / 18:30 開演 | スタンディング ¥2,800(税込) |
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受付期間:受付中〜12月13日(金)18:00 ※規定枚数になり次第終了 |
2013年12月10日(火) | LIVE HOUSE FEVER(新代田) | 19:00 開場 / 19:30 開演 | スタンディング ¥2,300(税込) |
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2013年12月31日(火) | 幕張メッセ国際展示場1〜8ホール、イベントホール | 14:00 開場 / 15:00 開演 |
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1st FULL ALBUM「シアノタイプ」
(Sony Music Associated Records)
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ハルカトミユキ(2013.12月号掲載 DI:GA interview)