——バンド結成15周年を記念してリリースされたベスト盤から半年、「BRACKISH」に続く、2枚目のミニアルバムが完成しました。前作は「ネイキッドなアルバムになった」と言ってました。
MAH(Dr)「言ってましたね。ただ、そうは言っても、クリックも使ってたし、わりと普段通りの作り方ではあったんですよ。でも、今回はもっといきました、ほとんどクリックを使ってないし、『Let me let me be』のブレイクビーツみたいな音も、後処理ではなく、あのままの音で、1回しか叩いてなくて」
TAKE-C(Gt)「より生々しくなってるね」
YOSUKE(Ba)「パンクサウンドがすごいドライブしてるよね。特に、2曲目の『MCMXCIX(1999)』とか」
UKI(Vo)「2曲目はデビュー前からあった曲で、ライブでも『no red line』っていう曲名でやってたんですよ。これまで何度もアレンジが変わっていったんですけど、今回、やっとハマって。歌詞は、15年前を振り返ったっていう感じですね。そして、今も変わらず傍にいる友達、マボちゃん(MAH)と昔に作った曲なんだってことを歌ってます。ちょっとは懐かしさもあるけど、今じゃないとできなかった曲だし、私たちにとっては、今、演奏すれば、全てが今の曲になるなっていう感覚があって」
YOSUKE「俺にとっては、全部が新曲ですからね(笑)」
MAH「(笑)いや、ほんとに不安がないアルバムなんですよね。自分的に、ちゃんとやることをやりきったぞって思えたのは、初めてかもしれない。いままでは、頭のどこかで、“あの曲はもうちょっとこうしておけばよかった”っていうのが残るんですけど。今回は、“こんないいのできちゃった!早く聞かせたい!”ってなってる。何度もヘッドフォンで爆音で聞いては、宇宙に行ってるし、こんなにお気に入りは初めてですね」
——そんな自信作のタイトル『What do I crave to see?』には、どんな思いを込めました?1曲目の「Hello World」の歌詞からの引用になってますね。
UKI「なにが見たい?なにを感じたい?っていう問いかけがしたかったんですよね。20代の頃は世界っていう言葉をそんなに使ってこなかったんだけど、『SODA』で<♪世界が終わるまでずっとよろしく>って歌ってて。その世界は、この世界でもあるし、自分の世界でもあるし、SHAKALABBITSの世界でもある。その世界の終わりを想像してるからこそ、前に進めるし、みんなよろしくねって言えるじゃないかと思って」
MAH「新しい時代に、お前はなにを残したいんだっていう。これ、いちばん熱いですよ」
——ここでは<♪物語が終わるまで/あなたを招待し続ける>と歌ってます。ここを聞くだけでライブに行きたくなる。
UKI「私たちが音楽に対してワクワクする気持ちは止められないですからね。曲ができたらライブでやる。楽しく音楽をやってる姿を見てもらうと同時に、お客さんも楽しんでくれてる姿を見せてくれる。バンドとして、すごく健全だなって思うんですよ。だから、ライブは常に素っ裸な気持ちで、ずっとやり続けたいと思うし、その楽しい、ワクワクする気持ちをどんどん人に移したいと思いますね」
——そして、営業終了が決まったAXでのスペシャルライブが決定してます。
UKI「私たちを応援してくれてる人たちは、SHAKALABBITSにとっての聖地だって言ってくれてて。みんなとの待ち合わせ場所みたいな感じなのかな?」
MAH「約束の地だね」
TAKE-C「ほんとにみんな、“AX のライブ、すげえ楽しいです”って言ってくれるんですよ。だから、これが最後だっていうのは、寂しいんですけど」
YOSUKE「俺は初めてAXでLIVEするから、間に合って良かった(笑)」
UKI「(笑)AXがなくなっちゃうっていう寂しい気持ちを楽しい気持ちに変えたいなって思ってます」
MAH「満杯で楽しみたいので、ぜひ、みんなに集まって欲しいですね」
2014年5月17日(土) | SHIBUYA-AX | 16:45 開場 / 17:30 開演 | スタンディング ¥3,300(税抜) |
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受付期間:受付中~3月20日(木) 23:00 ※規定枚数になり次第終了 |
2nd MINI ALBUM「What do I crave to see?」
(ポニーキャニオン)
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SHAKALABBITS(2014.3月号掲載 DI:GA interview)