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何はさておき、「弱虫ペダル」の話から始めよう。言わずと知れた、原作マンガもTVアニメも大ヒット中の人気作。そのアニメ版第2期オープニング曲にDIRTY OLD MEN「弱虫な炎」が大抜擢されたのは、インディー・レーベルで精力的に活動するバンドとそのファンにとって、大きな勇気と自信を与える一大事だった。

高津戸信幸（Vo&Gt）「渾身の1曲を作って、気に入ってもらって、自分らがやってることは間違いないと思えたのが一番良かったです。このメンバーになって2年間動き続けて、人とのつながりがやっと実を結べたのかなと思いましたね。アクションを起こせば伝わるんだな、と」

山下拓実（Gt）「いいものを作ろうとしか思ってなかった。たぶん今までの中で一番人に届く楽曲だから、このチャンスをつかもう精神でやってました」

その「弱虫な炎」と、エンディング曲として提供した「I'm Ready」のセルフカバーも含むニューアルバム『Blazing』は、5月7日リリース。今バンドが伝えたい“熱い気持ち”と“連帯感”を、まっすぐに伝えるロック・アルバムだ。

高津戸信幸「この2年間は“負けないぞ”ってずっと言い続けて、日々を駆け抜けていたんですよ。その熱い気持ちを、戦うということではなく、手を差し伸べるという形で表現したかったんですね。僕らはステージに立ってるけど、結局はお客さんと一緒で、みんな夢を持って生きている。そういう同志の心に寄り添う曲を書こうと思いました」

岡田翔太朗（Dr）「僕は『起死回生ワンダー』がすごく気に入ってます。あと、『In room』の歌詞が好き」

渡辺雄司（Ba）「あれは名曲だね。『I'm Readay』も、今までとは違うちょっとメロコア寄りのアプローチですごく新鮮だった」

山下拓実「『夜空のBGM』も名曲だと思う。結果、全部いいということで」

高津戸信幸「こうやって、ほめあうことによって鼓舞してるんですよ。たぶん（笑）」

息の合ったかけあい同様に、ライブに関しても4人の結束力は磐石だ。ニューアルバムを引っ提げて臨む「Blazing」ツアー、特にワンマン公演となるファイナルの恵比寿リキッドルームは、バンドの未来をかけた大切なライブ。情熱的なロックバンドであり、叙情的な物語の語り部でもある、独自のスタイルを持つDIRTY OLD MENのライブの楽しさを味わうのは、今がベスト・タイミングだ。

渡辺雄司「まずは自分たちが楽しみつつ、お客さんを楽しませることが大事なので。最近はメンバーをすごく見るようになりましたね。楽しんでるかな？と思って」

岡田翔太朗「確かにアイコンタクトは増えた気がする。最近のライブは楽しいですよ。みんなストイックだし、その上で楽しむことができます｣

高津戸信幸「思いは伝わると信じて、ずっと歌い続けてます。毎回「これで最後」みたいな気持ちで、ひとつひとつのライブを大切にやっているので、それをぜひ感じでもらいたいと思います。「楽しかったね、よかったね」という思い出になれるだけでいいので、とにかくライブを見に来てほしいですね」

DIRTY OLD MEN Blazing TOUR 2014

2014年5月23日（金）	千葉 LOOK 出演者：DIRTY OLD MEN/鶴/Rhythmic Toy World	18:30 開場 ／ 19:00 開演	スタンディング ¥2,500（税込）
2014年5月24日（土）	BAYSIS　(横浜) 出演者：DIRTY OLD MEN/LAID BACK OCEAN/Rhythmic Toy World	17:30 開場 ／ 18:00 開演	スタンディング ¥2,500（税込）

一般発売：NOW ON SALE

2014年7月11日（金）	LIQUIDROOM	18:00 開場 ／ 19:00 開演	スタンディング ¥3,300（税込）

一般発売：5/31（土） ON SALE
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【受付公演】 7月11日（金）LIQUIDROOM 【受付期間】 受付中〜5月22日（木） 23:00 ※規定枚数になり次第終了