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5月21日にリリースされた『THIS IS MY WING』はこれまで以上にライブに向けた楽曲が詰まったミニアルバム。DAMIJAWの魅力であるスピード感あふれるサウンドと明快なメロディを持った楽曲が全6曲収録されている。このミニアルバムを引っ提げて7月から始まるツアー「DAMIJAW 2014 tour“THIS IS MY WING”」について、ka-yuが語る。

——音源は約2年ぶりですけど、2年間かけて煮詰めた楽曲ということになるんですか？

「いえ、すぐに次回作を作りたいと思っていたんですけれど、僕の仕事がなかなか進まず（笑）。というよりは、２年間で全国でライブをした経験が形になったというか。それもあって、今回はライブを意識した選曲をしていこうと」

——今のタイミングでよりライブへの思いが強まったんですか？

「基本的にライブを意識してるんですが、より強くなったのは去年の全国ツアーが終わってからです。ライブに来てくれる人たちが何を求めているのかはっきり分かったのもあって。いろいろな楽しみ方があるけれど、何より一緒にはしゃぎたい、暴れたいのは僕も同じなので、一緒に盛り上がる曲を作ろうと」

——アッパーな曲も多いですが、ラストの「THIS IS MY WING」で明るく終って、広がりが感じられますね？

「前半の5曲がダークな曲で、６曲目に明るくなる流れですね。今回のミニアルバムは、怒りや哀しみや憎しみなどの現状を打破したいと願う人たちの歌が収録されていて、最後には自分なりの羽を見つけて希望へ向かうっていう流れにしています。それはDAMIJAWの、不完全なものから完全なものへ向かって進んでいく、というコンセプトともつながってます。僕自身が理想に向かって飛んで行くための羽は、ファンのみんななんです。僕一人ではどうにもできないことも、周りにいる人やファンの人の想い、そういう心が羽根になったら、飛ぶことだって出来る気がしたんですよね。それでこのタイトルになっています。みんなと一緒に目標に向かって飛んで行けたらと思います」

——そこはライブに繋がりますね。7月からのツアーはどんな感じになります？

「みんなと一緒にはしゃげる楽しいライブにしたいですね。これまでの集大成とというわけではないですが、過去からつながっている“今”と“これから”を見せられればと思っています」

——ということは、これまでの音源を聴き直してくると流れがより分かるというか？

「そうですね、聴いて来てもらえればより楽しめるんじゃないかなと思います。今年1月に大阪のライブで、このアルバムから初めて1曲だけ披露したんですけど、お客さんが何度も聴いていたかのように頭を振って暴れてくれて。DAMIJAWのライブに来る人は頭振るのが得意な人が多いのを再確認できたんですよね（笑）。みんなと一緒にしっかり暴れるライブにしたいですね」