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——今回のロマンスポルノ開催が発表されたのが、アリーナツアーの最終日でしたね？

岡野昭仁「はい。1年間かけて15周年を祝おうという流れでしたけど、その最後にでかい花火を打ち上げたいなと言っていて。以前横浜スタジアムでライヴをやって、いい思い出があるので、区切りとしてスタジアムをやるのがいいのではということになりました。そこから神戸も決まって」

新藤晴一「横浜スタジアム自体、好きなんです。会場が独特の距離感があるし、以前にも夏にライヴをやったので、やるならこのタイミングかなと」

——実際、アリーナツアーの手応えもかなり良かったと思いますけど？

昭仁「そうですね。今回のアリーナツアーでは、もちろんお客さんにも楽しんでもらうけれど、ミュージシャンとしてステージに立って、メンバー全員でどう気持ちよく音を奏でるかというところに重点を置いたんです。それがすごく手応えが良くて、ツアーを楽しめた結果になったと思っているので。そういう部分はスタジアムでも散りばめたいなと思っています」

——ちなみに、2008年の横浜スタジアムは豪雨で伝説のライヴになりましたね？

晴一「途中から、これだけ降れば思い出になるなって思っていました。バンドや人生のキャリアもそうだけど、しんどいことって覚えているじゃないですか。雨が降るなら中途半端じゃなくて、ガーっと降ってくれないと（笑）。晴れるなら気持ちよく晴れて欲しい」

昭仁「あれは中止だろうと思ってました（笑）。でも、スタッフがネバーギブアップな精神の持ち主たちで。こちらも開き直るしかないなって、思いっきり歌いましたけど。あれは、この15年の中でも思い出深いです」

——今回はどんな内容になりそうですか？

昭仁「演出面の細かいところはこれから詰めますが、でも間違いなく、15周年を祝うお祭り騒ぎにしたいと思います。アリーナツアーの手応えを確実に踏襲していきたいです」

晴一「今回はどれだけ距離感を近づけられるかというライヴになると思いますし、この１年間やってきた区切りは盛大につけたいなと思います。それに僕は野球好きなので、スタジアムというだけでテンションが上がるんです。野外だと時間帯で景色も変化するから、同じ時間を共有している感も強いですよね」

——その前に7月にアミューズフェスもあるので、両方の準備が必要になりますね？

昭仁「やることいっぱいあるんですよ（笑）。アミューズフェスはコラボ企画も含め、他のフェスにはない雰囲気になっているので。楽しいフェスになればいいなと思っています」

晴一「夏の楽しい一日にできれば、というイメージです。気張らずに参加できるフェスと、しっかり伝えたいものを伝えるワンマン。両方、楽しみたいですね」