――7月に3rdミニアルバム『ビヨンド・ザ・ベーリング』を発売したばかりですが、新曲はすでにライブでも披露してるんですか?
ヒジカタナオト(Vo,G)「発売直後にアウトストアライブがあって、そこでほぼ全曲披露しました。お客さんも新曲だからじっくり聴くのかな? と思ったら、手を挙げてすごいノリが良くて驚いて」
ニシバタアツシ(Ds)「ちゃんと新曲を聴いて来てくれたのが反応で分かって、嬉しかったですね」
――ミニアルバムの感想も届いてます?
ヒジカタ「今回、歌詞にすごく時間がかかったんですけど、“歌詞がすごく良い”と言ってもらえて嬉しかったし。『東京ワンダー』はシングルとミックスを変えたんですけど、“音が違うね”って言われて、そこまで聴いてくれていることが分かったのも嬉しかったです」
――今作の歌詞は苦労しましたか。
ヒジカタ「はい。1曲目の『アレシボ・メッセージ』は1ヶ月かけて丸々5回書き直して、レコーディングを遅らせたり。曲は3人が書けるんで、困ったことがないんですけど」
トバナオヤ(G)「アイデアがあったら何となく曲を作り貯めて、いざという時に出すみたいな感じで」
――1年でミニアルバム3枚、シングル1枚とハイペースなリリースにライブも重ねて、自分たちでもバンドの成長は感じますか?
ヒジカタ「そうですね、去年の映像を見た時、ちょっと恥ずかしかったりはします(笑)」
マルオカケンジ(B)「今作では機材にもこだわれて、出したい音が出せるようになってきたし」
ヒジカタ「ライブもレコーディングも、高校の時に買った楽器を使ってましたからね(笑)」
トバ「1枚目はガムシャラにやって、作り方や考え方は変わらず、どんどん良い作品が作れてる実感があるので、すごく良い感じです」
――9月からは東京、大阪、岡山、神戸のワンマンを含む全国ツアーも予れています。
ヒジカタ「今年、結成4年目にして、初めて神戸でワンマンをやれて。チケットもソールドアウトして、すごく良いライブが出来て、自分たちのやってることに自信を持つことが出来て。今回は地元以外でのワンマンが決まって、特に東京は初めて来た時に悔しい想いもしたので。リベンジ的な気持ちもあって、絶対成功させてやろうって気持ちは強いです」
――東京には特別な想いがあるんですね。
ヒジカタ「そうですね。最初に来た時の気持ちはずっと消えないけど、何度かライブに来るようになって良い部分も知ったり、東京に飲まれる怖さもまだあるし、地元の仲間が東京に出て行く寂しさもあるし。『東京ワンダー』は本当に色んな感情が込められているんです」
――そこで「東京ワンダー」では、歌詞で言う<いくつもの感情が渦めく>みたいな物を、ちゃんと表現出来ているのが良かったです。
ヒジカタ「中身は全然変わらないけど、色んな方と作業する中で表現の仕方も色々分かってきていて。もっとレベルアップしたいと思いながら、これからも自分たちらしい芯の通ったロックを鳴らせれば良いなと思ってます」
9月5日(金) | 渋谷CHELSEA HOTEL | 18:30 開場 / 19:00 開演 | オールスタンディング \2,800(税込) | ワンマン |
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9月6日(土) | 水戸LIGHT HOUSE | 17:30 開場 / 18:00 開演 | オールスタンディング ¥2,500(税込) | ドラマチックアラスカ / JAWEYE / 彼女 in the display / さよなら、また今度ね |
先着受付期間:受付中~8月31日(日)23:00 |
3rd MINI ALBUM「ビヨンド・ザ・ベーリング」
(Living,Dining&kitchen Records)
●NOW ON SALE
ドラマチックアラスカ(2014.8月号掲載 DI:GA interview)