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インタビュー

一青 窈(2014.10月号掲載 DI:GA interview)



一青 窈
2014.10.2 up

一青 窈が11月29日から、「一青 窈 TOUR 2014-2015 ~私重奏~(しじゅうそう)~」で全国を巡る。ツアーへの意気込み、10月22日に発売する7枚目のオリジナルアルバム「私重奏」の内容について聞く。


——アルバムは2年4カ月ぶりのリリースです。上戸彩さん主演のドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」の主題歌「他人の関係 feat. SOIL&“PIMP”SESSIONS」、岸谷香さん提供の「パパママ」など多彩な12曲が並びました。


「はい。今回のアルバムは数年前から書き進めていた書籍と連動しています。『偲重奏(しじゅうそう)』という題で出版する予定です。私は小学校2年生のときに父を、高校生のときに母を亡くしたのですが、在りし日を偲ぶという意味もあって、題名に『偲』という文字を使いました」


——亡くなられたご両親のなれそめは、どのようにして紐解いたのですか。


「母は日本人、父は台湾人なので、それぞれの親戚を訪ねました。親戚がいるからとアメリカにも行って。知らなかった両親の姿、台湾と日本の歴史的な背景について考えさせられました。台湾は親日の人が多いのですが、統治されるなど苦しい過去があって今があります。小籠包やマッサージも魅力的ですが、私の本に触れた人が、それ以外の台湾に目を向けてくれたら嬉しいです」


——アルバムではどんな世界を描いていますか。


「知人の苦しい実体験を聞き、声に出すことができなかった声を、私がスピーカー代わりになり歌っています。歌詞を書き、これで魂が浮かばれるかなと感じたりして。『霞道(かすみじ)』では認知症の人、それを取り巻く人の気持ちを。『2回』はがんの夫を看取るまでの日々を。岸谷さんの『パパママ』では、父を亡くしてそれでもあっけらかんとひまわりのように笑う母を見た幼い私が、クリスマスのプレゼントとして、サンタクロースに『パパを生き返らせる薬を下さい』とお願いしたことを思い出して亡き父母への想いを綴りました。言葉を書き記すようになったのは、小学校2年生のとき学校にあった私書箱に、“自信をください”という父がいないことや他の人より容姿や実力が劣る自分を卑下した、行き場所のない気持ちを書き殴って投函したことがきっかけでした。思いを紙にぶつけたとき、心がスッとして、乱暴な思いも詩にするとイガイガが取れて言葉が丸くなると気がついたんです。だから今回はいろんな人の心に刺さった痛みを聞いて、詩にしたいと色々な人に会い、一青の名前の由来である能登など、自分が必要と思うあらゆるところに出向きました」


——一青さんは能楽堂やお寺など珍しい場所でライブをなさいますね。


「光りと風が通る場所が好きなので、お客さんが会場に一歩足を踏み入れたとき、『あぁ、気持ちいいな』と思えるかということを意識しています。空気がどんよりと濁った場所が苦手なので」


——ライブの前に、必ずすることは。


「20時間のお祈りです……って嘘です(笑)バンドメンバーと『おぉ-!』って円陣を組みますね。ステージに上がる3分前まで、普段と変わらないテンションですが、マイクを持つとスイッチが入り、一青 窈になるんです。舞台からはしっかり客席を見ていますよ。あくびをした人を見て、飽きちゃったかな?と思うとちょっぴりへこんだりもして(笑)」


——ツアーでの楽しみは?


「打ち上げで飲むレモンサワーです(笑)。ツアーは『ザ・一青 窈』というステージになるので楽しみにして欲しいです」


インタビュー/西村綾乃


TOUR 2014-2015 ~私重奏~

2015年2月27日(金) EX THEATER ROPPONGI 18:00 開場 / 19:00 開演 全席指定 ¥6,300(税込)
2015年2月28日(土) EX THEATER ROPPONGI 16:00 開場 / 17:00 開演 全席指定 ¥6,300(税込)
一般発売:12月7日(日) SALE

TOUR 2014-2015 ~私重奏~ 公演詳細はこちら

GET TICKET先行抽選受付

【先行抽選エントリー期間】
10月1日(水)12:00〜10月13日(月・祝)23:00



アーティスト情報

一青 窈「私重奏」

NEW ALBUM「私重奏」
(UNIVERSAL MUSIC/EMI Records)
●10月22日(水) SALE
※初回限定盤(CD+DVD)

一青 窈「私重奏」

※通常盤(CD)


一青 窈(2014.10月号掲載 DI:GA interview)

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