——復活後、数々のステージに立ってどんなことを感じてますか?
ウルフルケイスケ「ライブをやっていて思うのは、自分たちがやりたいことをやるのもすごく大事やけど、お客さんがやってほしいことをやるのも大事なんやなってことですね。みんながやってほしい曲があるバンドってホンマに幸せなことなので」
——ニューアルバム『ONE MIND』もまさにそういう作品で。世間が求めてるウルフルズ像も満たしながら、現在進行形のウルフルズを響かせるという。
トータス松本「『ONE MIND』はメンバーみんなの意見を聞きながら作ったアルバムやから。復活後にライブをやっていて、みんなが聴きたがってる代表曲と呼ばれる曲たちと『ONE MIND』の曲が混ざりやすいって感じてるんやけど、それっていうのはウルフルズの代表曲もメンバーみんなであーだこーだ言いながら作った曲が多いからやと思う。ウルフルズのレコーディングが6年ぶりとかやったから、最初は僕もやり方を忘れていたところがあってね。ソロのときはサポートミュージシャンに“こうしてほしい”ってリクエストするんやけど、バンドは“こうしてほしい”じゃなくて“こうしたい”って言わないとダメなんですよね。そうやって作らないとウルフルズじゃなくなるから」
——それぞれの主体を集合して、曲に結晶化するということですよね。
トータス「そうそう、そうなのよ。『ONE MIND』の制作を通じて“ああ、これがバンドやな”ってあらためて気づけた。そう思えた瞬間にバンドの音になるんよね。だから、バンドって面白いよ」
ジョンB「バンドって制約もあるし、“こうしたい”って言われたことができないときもあるんやけど、逆に“できひんからこうする”っていうアイデアも出せる。そこにこのバンドにしかないオリジナリティが生まれてくるんですよ。そうするとまたメンバーが自由にもなれる。復活して思うのは、メンバーがみんなウルフルズをより大事にするようになったということ。昔の曲に対してもそうやし」
——いよいよ復活後初の全国ツアーが始まります。どんなツアーにしたいですか?
トータス「今回のツアーのテーマは“復活と健在”。その両方を見せたいと思う。そう考えてセットリストを組もうとすると、やりたい曲が多すぎていっぱいはみ出んのよ(笑)。『ガッツだぜ!!』、『バンザイ〜好きでよかった〜』、『借金大王』、『いい女』とか必ずやる曲は8曲くらいあって、そこに『ONE MIND』の曲を混ぜていくって考えると、それだけでかなりの曲数になる。だから、セットリストは各公演で違うものになると思う。キッチリしたセットリストは作らない!日替わりですよ!」
——おおっ。お客さんはたまらないですね。
サンコンJr.「今だからこそ、そういうライブができると思うので。松本くんのそういうアイデアも楽しめるしね。今のウルフルズをお客さんに見てもらうのがいちばんやと思うし」
ケイスケ「スカッとしたライブをやりたいね!」
ジョンB「今のウルフルズを最大限に活かして、お客さんに幸せな気持ちで帰ってもらうツアーにしたいと思います」
2014年10月4日(土) | 川口総合文化センター リリア(メインホール) | 17:00 開場 / 18:00 開演 | 指定席 ¥7,500(税込) |
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2014年10月5日(日) | オリンパスホール八王子 | 17:00 開場 / 18:00 開演 | 指定席 ¥7,500(税込) |
2014年11月9日(日) | 神奈川県民ホール 大ホール | 17:00 開場 / 18:00 開演 | 指定席 ¥7,500(税込) 立見禁止席 ¥7,500(税込) |
2014年11月15日(土) | 渋谷公会堂 | 17:00 開場 / 18:00 開演 | 指定席 ¥7,500(税込) |
2014年11月16日(日) | 渋谷公会堂 | 16:00 開場 / 17:00 開演 | 指定席 ¥7,500(税込) |
NEW ALBUM「ONE MIND」
(ワーナーミュージック・ジャパン)
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ウルフルズ(2014.10月号掲載 DI:GA interview)