——2014年10月6日にLGMonkees解散ライブを行い、山猿への改名を発表。もともとは山猿名義で音楽活動を始めたんですよね?
山猿(ex.LGMonkees)「はい。今年で音楽活動10周年ということもあって、初心に戻るというか。2年半ぶりのアルバムの発売も控えて新たな気持ちでスタートしたくて、山猿に改名しました。あと、長く応援してくれているファンの人への感謝の気持ちもあって。LGMonkeesと山猿でやってることは大きく変わらないんですが、昔から応援してくれてるファンの人が“おかえり”って声をかけてくれたりして。10年前にタイムスリップして、懐かしい友達に会った感覚もあるんです」
——昨年は新曲12週連続配信を行い、4月にはアルバム『あいことば2』をリリース。夏には、もう一枚アルバムをリリースすることを宣言していたりと創作活動も意欲的です。
山猿「2012年11月に『あいことば』を出してから、音源よりライブを優先してしまっていて。というのも、僕はライブハウスもない福島の田舎町で生まれて、デビューして色んな所でライブする機会も増えて友達も増えて。“ライブがしたい”という気持ちがどんどん強くなって、とにかくライブがやりたくて」
——なるほど。ライブや出会いを大事にしているからか、山猿さんの歌は本当に愛に溢れているし、日常と密接した歌詞に共感します。
山猿「僕の音楽は10年前から変わらず、友達と遊んだり、家族といたりと身近なところから生まれていて。それを加工せず、感じたままの言葉でリリックにしているから共感してもらえるのかな?と思います。音源を出していない期間も曲を作り続けていて、たくさん溜まった中から大切にしてる曲をアルバムに選びました。2年半も空くとあらゆる季節の曲があるし、恋だけでない壮大な愛の曲が揃って。前作は全曲に愛の言葉が入っていることに気付いて、『あいことば』ってタイトルを付けたんですが。今回もアルバムタイトルを考えた時、やっぱり“愛”という言葉が出てきて、『あいことば2』と名付けたんです」
——音楽活動を始めた、10年前のことを思い返したりすることもあります?
山猿「新曲『4Life』は、10年を振り返って思う音楽の大切さを歌ってて。大人が“夢は頑張れば叶う”とか言うのが、10年前は全然分からなかったけど。10年続けた経験が自信になって、僕もやっとそういうことが言えるようになって。“大丈夫だよ”って、ちょっと背中を押せれば良いなと思って作ったんです」
——そして2月からは、『あらためまして山猿です!!「襲名披露」ツアー』がスタートします。
山猿「2年ぶりのツアーなので、みんなに会いに行けるのが嬉しくて、とにかくみんなと楽しむだけですね。すでに配信している曲やアルバム収録曲など、新曲もたくさん歌うし、LGMonkeesの曲も歌います。帰りはみんなが笑顔で、また明日から頑張ろうと思えるライブにするので、ぜひ遊びに来て下さい」
2015年3月8日(日) | Shibuya WWW | 16:15 開場 / 17:00 開演 | スタンディング ¥3,500(税込) |
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山猿 (2015.2月号掲載 DI:GA interview)