D.W.ニコルズライブ、イベント、コンサートのチケット情報・先行予約・一般発売・当日券ならDISK GARAGE(ディスクガレージ)

トップ
インタビュー
D.W.ニコルズ (2015.5月号掲載 DI:GA interview)

D.W.ニコルズ(2015.5月号掲載 DI:GA interview)

D.W.ニコルズの公演情報

2015.5.1 up

——結成10周年を記念したベストアルバム『LIFE』を聴いて思うのは、D.W.ニコルズはずっと人生を肯定する歌を、10年後も20年後も演奏できる歌だけを紡いできたんだなということで。これはまさにライフワークとしての音楽ですよね。

千葉真奈美（Ba）「うん、そうですね！我ながらそれってなかなかできないことだと思うんですよ。確かにどの曲も10年後も20年後も演奏できると思います」

——目の前の人生を描くということは、歌い続けるテーマが存在し続けることでもあって。

わたなべだいすけ（Vo&A.Gt）「それはこの10年でより固まってきたことでもあるんです。ただ毎日を生きているということを歌う。そして、みんなの笑顔を作っていく。そのシンプルなテーマが揺るぎないものになったのはここ2、3年なんですよ」

鈴木健太（Gt）「そうだね。10年かけてテーマが明確になったんだけど、ベストに並んだ曲を聴いたら、今までもずっとそういう曲を作り続けてきたんだなって思いました」

わたなべ「正直、カッコつけていた時期もあったし、意図的にリスナーを泣かせようとしていた時期もあったんです。それがどんどんシンプルになっていった。だからこのタイミングですごく納得できる初のベストをリリースできたのは喜ばしいかぎりです」

——よくよく考えたら音楽性にしても編成にしても活動のあり方もこのバンドはとても希有な存在で、ロールモデルがいないんですよね。

岡田梨沙（Dr）「そうそう（笑）。ロールモデルがいないから、道なき道を歩まないといけなくて。今のニコルズのファンはほかのバンドと比べてどうこうではなくて、ただただニコルズを好きでいてくれてると思うんですよ。だからこそ、私たちは自然体のままで私たちの道を行くしかないと思ってます」

——10周年を記念したワンマンツアーのファイナルはTSUTAYA O-EASTです。ベストオブベスト的な内容になりそうですね。

わたなべ「そうですね。今、ライブの状態がすごくいいからそれをみんなに見せたいですね。ベストを聴いてニコルズに出会ったり、久しぶりにニコルズを聴いていいなと感じてくれた人もいると思うから。初めてのお客さんも久しぶりのお客さんもずっと応援してくれているファンにも遊びに来てもらえたら。絶対に満足してもらえる自信があるので」

——ニコルズのライブは親子連れも多いですよね。その光景はとてもほほ笑ましいもので。

わたなべ「いろんな層のお客さんがいるなかで演奏するのが僕らの音楽だと思うから。日常ってそういうものじゃないですか。僕らの音楽は非日常の空間で鳴らすものじゃない。日常に子どもがいるのはあたりまえのことですからね。そのあたりまえの光景をこれからもっと具現化していきたいですね」

岡田「しかも今回のツアーは小学生以下は無料なので」

千葉「今までは未就学児無料だったんですけど、今回のツアーは小学生も無料なんです」

鈴木「ニコルズのライブが初めてのライブハウス体験になってもらえたらうれしいです。その思い出は一生忘れないと思うから」

インタビュー／三宅正一