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――2015年は“ROAD TO BUDOKAN”を掲げ、11月27日に開催するバンドにとって念願の武道館公演に向けて照準を定めてますね。

金廣真悟（Vo,Gt）「正直、最初は武道館でライブをすることが決まってもどこか非現実的な感じだったんですよね。バンドを始めたときからずっと目標にしてきた大きなステージだからこそ、そこでライブをすることをなかなか実感できなかったのかもしれない。でも、6月に僕らの地元である八王子オリンパスホールで初のホールワンマンをやって、やっと武道館に対するリアリティが出てきたんです。武道館のステージに立っている自分たちを想像できた。今、『凌ぎ合うツアー〜ROAD TO BUDOKAN〜』を回ってますけど、1本１本のライブが武道館に繋がることを実感してます」

渡邊幸一（Gt,Cho）「武道館ライブでは、これまで僕らが積み重ねてきたものがすべて出ると思うので。そのために今回っているツアーも全力で臨みたいと思ってます」

たなしん（Ba,Cho）「武道館ライブが終わったときにバンドは新たなステージに上がれると思うんです。お客さんもまたグッドモーニングアメリカというバンドに対してこれまで以上に強い気持ちを持ってくれると思うし」

ペギ（Dr,Cho）「僕は普段ライブ前にあまり緊張しないんですけど、ツアー初日にドキッとしたんですよ。それは武道館を想像したからだと思うし」

――ニューシングル「ハローハローハロー」はバンドにとって2度目となるテレビアニメ「ドラゴンボール」作品のエンディングテーマであると同時に、“ROAD TO BUDOKAN”のテーマ曲としても受け止められる内容になってますね。

金廣「そうですね。ライブハウスでも、ホールでも、そして武道館でも強く響く曲ができたと思います。ライブを通してひとつのピーックにもっていける曲になりましたね」

――そういえば、前身バンドの活動を経て、2007年にグッドモーニングアメリカと改名したときに紙に今後の目標を書いたそうですね。その最後に書いたのが“武道館ライブ”だったとか。

金廣「そう。ペギが加入してすぐに八王子のマクドナルドでバンドミーティングをして。そのときに紙に今後の目標を書き連ねたんですね。その最後に“2013年 武道館ライブ”って書いたんです」

ペギ「紙には武道館の手前まで目標を書いていて、最後の最後に“やっぱり武道館でしょ！”って思ったんだけど、書くスペースがなかったから紙の裏に書いたんですよ（笑）」

金廣「裏に書いたから2年遅れたのかもしれない（笑）」

たなしん「でも、逆に言えば表面に書いたことは全部実現させたってことだからね。感慨深いね」

――武道館ライブの内容を詰めていくのはこれからだと思いますけど、あらためて最後に意気込みを聞かせてもらえたら。

金廣「いろんなアーティストが“最初の武道館には魔物が棲んでる”と言うので、より完璧に準備したいですね。当日までに時間もあるし、今回ってるツアーが終わったら完全に武道館モードに入りたいと思います」

たなしん「たなしん企画も準備しているので。いつも以上におもしろい演出もお見せできると思います。期待していてください」