wacci ライブ、イベント、コンサートのチケット情報・先行予約・一般発売・当日券ならDISK GARAGE(ディスクガレージ)

8月リリースの『大丈夫』（TBS系ドラマ『37.5℃の涙』主題歌）がヒット、注目が集まる中、11/15から全7本のツアーに出るwacci。今の彼らがライブでやりたいこと、目指していることについて訊いた。

――そもそも橋口（洋平／Vo.Gt.）さんはストリート・ライブをやっていた方ですよね。その経験から得た強さみたいなものが今でもあるんじゃないか、と思うんですけども。

橋口「路上でやっていたからこそのライブパフォーマンスみたいなのは、もしかしたらあるかもしれないです」

村中慧慈（Gt.）「空気を読むのが早いと思いますね。客席の雰囲気とか、どう接したらいいのかをつかむのが早い。自分が今まで一緒にやってきたボーカルとは、全然違いますね」

因幡始（Key.）「組んで最初にやったライブの時に、そういうのを感じましたね」

小野裕基（Ba.）「セットリストの決め方ひとつとっても、違うなと思いますね。お客さん側からの視点をより大事にしてるというか」

橋口「それがストリートでやっていたからなのかどうかはわからないんですけど、お客さんがどのあたりで飽きて、どのあたりで集中してくれるかっていうのは、常に考えながらやっていますね。すごく聴いてほしい曲があったとしても、それを押しつけるような形でやるのはよくないので。常に聴き手側の感覚で考えているつもりではいますね」

――次のツアーで目指していることは？

横山祐介（Dr.）「8月に出した“大丈夫”という曲が、今まで僕らを知らなかった人にも届いている感じがするので。さらに自分たちがやっているのはこういうことです、というのが伝わりやすいライブにしていきたいです」

橋口「“大丈夫”でwacciを知って来てくれる人に、全力で『wacciっていいんだぞ』っていうライブをしたい、というのはもちろんあるんですけど。それに加えて、もう少し……『二次会』とかもやってて、wacciって（自分たちを指さしながら）、こういう感じじゃないですか？」

全員「はははは！」

橋口「こうフワッとした、やわらかい感じで。でも、実はちゃんとすべてに向き合って音楽をやっているという。最近ライブしてて思うんですけど……僕、意外とソウルフルなんです（笑）。意外と気合いで歌っていたり、気持ちで歌っていたりして。そこは今回のツアーでは、全力で出していきたいなと思ってますね。こういうイメージだけど、ライブを観たら意外と骨太だった、みたいな。『バンドなんだぞ』というか。そしたらもっと、広がり方も変わってくるのかなと思っています」