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レポーター YUKO 34歳 女性
公演日 TAKUMA LIVE 2006“Back in the Blue Sky”
公演名 TAKUMA
思いの丈 優しい陽射しの中で、春を彩る桜の花びらが、ふわりふわり舞い、青い空をそっと見つめながら、ライヴへ向かうTAKUMAの意志を想い、その時を待っていた。

始まりは、『Mr.Loneliness』から、この曲を聴く度に、TAKUMAとして歩み出した時の初めての気持ち、顔をあげて頭上を見上げた時にこそ、そこに導く光が輝いていることに気づいた気持ちを忘れずに、さらに進んでいることを、強く感じさせられる。

「ただいま〜」と呼び掛けるTAKUMAに「お帰り〜」と応えて、2回繰り返すと、今度は、TAKUMAが「お帰り〜」と言ってくれた。「ただいま〜」と応えながら、お互いの帰る場所を確かめ合う。

笑顔で『逢いたい』を歌うTAKUMAと顔を見合わせて、楽しそうなKenさんのベースも弾む『Real things』から、『Eye's』では、Tetsuさんの掻き鳴らすギターが軽快に踊り出し、TAKUMAの歌声は、しなやかに、ぐっと心を惹きつける。

TAKUMAにとって、大切な人を失った深い哀しみを今もなお感じ続けながら、『赤い花』を心の底から歌い上げることで、複雑な感情を少しずつでも、乗り越えているように感じられる。愁いを帯びた『僕は嘘つき』にも、苦悩が滲みながらも、すべてを受け入れようとしている姿が見えた。しんと静まり返った会場が、温かい喝采に包まれる中で、『星のシャワーの真ん中で』を歌うTAKUMAの瞳は、
とても澄んでいて、キラキラと輝いていた。ピアノと共に歌われた『君の信じる道』を聴くと、胸の奥で小さな想いの桜がふわぁと満開になって、気付けば風に吹かれて、ひらひらと花びらを一枚一枚、静かに落としてゆく。そんな情景に重なる感情が、心の奥底まで響き渡る。

まだ1度しか聴いたことがないのに、『きらめき飛行(フライト)』に、TAKUMAの変化を求めて、胸がワクワクする。TAKUMAの声に合わせて、一緒に歌うことが楽しい『Shake Nervous』では、DarlingさんことTatsuさんの激しいキーボードが盛り上げる。『Can't you see』は、Toshiさんのドラム音と共に、TAKUMAの歌に込めた力強さを増しながら、『Miscast』とスピードを上げて、熱く駆け抜けていく。

最後にTAKUMAが魅せてくれた『Blue Sky』で、目標を達成するためには、どうやってアプローチするか、物事のプロセスを大切にしてきたからこそ、一つ一つのプロセスをきちんと踏みさえすれば、周囲の人が到底困難だろうと決めてかかるようなことさえ、達成することができることを証明してくれた。

アンコールに応えて登場したTAKUMAは、アコースティックギターを弾きながら、歌う『カフェラテが空く前に』で、内面のうねりを反映しながらも、『君と僕』では、どちらの可能性も秘めた目標を達成するために、細かいプロセスについて考えて、それを一つ一つクリアすれば、どんなことでさえも、自分の望む結果を手に入れることができると教えてくれる。

6月に行われる“& to the Blue Sky”へと向かうTAKUMAと一緒に新たな景色を見たいと想う。

これからの新たな始まりに向けて、そんな新しい息吹を、『サヨナラ』に込めて歌うTAKUMAから、失いではなく、旅立ち、どこに足を踏み出そうとも、足の下に道があることを知る。たとえ暗雲に満たされた谷間に迷い込んだように感じていたとしても、朝の光の暖かさを楽しむために、太陽の存在を信じる必要はない。だけど、太陽は明らかに存在している。



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