【瀧川ありさ 好きこそ音の上手なれ!】連載 第4回「ザ・ローリング・ストーンズ展へ」

コラム | 2019.03.20 16:00

先日からついに開催された「Exhibitionism-ザ・ローリング・ストーンズ展」に行ってまいりました!
わたしがストーンズを観たのは2006年の東京ドーム公演。当時中学生で、バンド少女だったわたしはあの日の熱狂を10年経っても昨日のことのように記憶しています。

会場に着くと、あのロゴと、メンバー4人の巨大ポスターが出迎えてくれます。

フォトスポットもあり、まるで今からライブを観にいくかのようなワクワク感!

中に入るとまず、幾つものスクリーンが並べられてそこに大きな一つの映像が映し出されていました。

わたしが生まれる前の景色です。当時の若者たちが喜びに満ち溢れた表情でストーンズの演奏を楽しむ姿がありました。
そしてそこから歩みを進めると、彼らの結成からのエピソードが写真と共に、その歴史を道を進みながら同時に体感できました。驚いたのは、当時彼らが暮らしていた部屋を再現したエリア。姿はなくとも、まるで今にも会話が聞こえてきそうでした。床にまで落ちて溢れたタバコの吸殻、ボロボロのベッド、積み上げられた洗い物、レコード、空き瓶、ギター。この暮らしからあの曲たちが生まれてきたのかと思うと鳥肌が。当たり前ですが、彼らもはじめは夢見る青年たちだったわけです。荒れ果てた暮らしの中で印象的だったのは「横のものを縦にもしないんだ」という言葉。あまりに微笑ましく、そしてこの感覚が型にとらわれない彼らの音楽を表していると思いました。

楽器も沢山展示されていますが、ギターといえばわたしも使用しているファイヤーバード。キース・リチャーズの1966年製のサンバーストも映像や写真の中で沢山見つけることができました。近くにいた大人たちも、ギターの細部を見ながらああだこうだと少年のように熱弁していて幸せな気持ちに。

ストーンズといえば音楽と同時にそのアートワークでも歴史に名を残していますが、その片鱗はデビュー当初からありました。当時のライブフライヤーひとつ取っても、そのデザイン、フォントが洗練されていて素晴らしいのです。
アートとの融合が、ミュージシャンにとって切っても切れない関係だというのはまさにそうで、自分たちの音楽を表現するために芸術家たちとコラボレーションしていくのは、曲を作ることと同じくらい重要な部分だと再認識。

当時の日記も展示されていましたが、名刺サイズの小さくて分厚いノートにびっしりと字が。なかなか今だと直筆で何かを残すことも少なくなってきているので、字で残すというのは改めて大事なことですね。

今回わたしが一番テンションが上がったのは、レコーディングの様子を再現したエリアと、ヘッドフォンをしながら自分で楽曲のミックスを弄れるブースです!彼らは一曲のレコーディングに一ヶ月以上を費やしたり、妥協を許さなかったといいます。そんな楽曲たちを、自分でつまみを上げ下げして、ボーカル、コーラス、ギター、ベース、ドラムなどの音量を自分で調整して聴くことができるなんて、あれは持って帰りたかった。。!というかそんな音楽の聴き方のシステムが今の時代出てきてもおかしくないですよね。ミックスをリスナーがやる時代!面白そう!

ストーンズといえばライブ!そのエンターテイメント性はわたしが東京ドームで観たときも驚かされましたが、そのアイデアや舞台裏もここでは見ることができます。360度のステージで、花が開くようにステージが出現する公演の設計図や、ミック・ジャガーが「橋を作る!」と言い出してできた会場に虹を描くようにステージに向かって掛かった橋の模型。そこを渡る彼の映像もありました。とにかく目で見ただけでもものすごくワクワクするものばかり。これがエンターテイメント。ロックは音だけ耳だけじゃないわけです。

さらに忘れてはいけないのがそのファッション性。今回ファッションショーさながらの衣装が展示されており、その点数がすごい!実はデビュー当時はビートルズの存在もあり、制服のようなメンバー揃った衣装だったそうですが、すぐに本人たちのスタイルを表現するものに切り替えたそうです。メンバーの個性があって、時代背景もわかって、タイムトラベルしているようでした。

そして最後には、3Dコンサートが。ここを踏まえて今回なぜ「Exhibitionism」というタイトルなのかがわかります!これはただのミュージシャンの“展覧会”ではないのです!ここがさすがストーンズ。わたしの夢は、海外のコンサートに行くことなのですが、少しその夢が叶った気がするくらい、その場にいる臨場感が味わえます、その熱狂の中に立っている感動があるのです。そしてステージ上の彼らも、3Dで立体的に感じられることで、本当にそこにいるかのよう!手が伸ばせそう。これはエキサイトしました。

今回、会場を出てからも、充足感がすごく、本人たちに会えたかのような錯覚を起こしているくらい、この企画展には隅から隅まで彼らのリアルな存在を感じました。本人プロデュース故でもあると思いますが、とにかく愛に満ち溢れていて、私たちのファンことを想いながら作ってくれたということをひしひしと感じたのです。思い返すと、わたしは笑顔だったと思います。ミュージシャンとしても、1人の音楽に救われたキッズとしても、心を震わせてくれた「Exhibitionism-ザ・ローリング・ストーンズ展」。あなたもぜひ足を運んでください!

公演情報

ディスクガレージ公演

瀧川ありさワンマンライブ2019 “Altair”

2019年5月6日(月・振休) 代官山LOOP
チケット一般発売日:2019年4月6日(土)

RELEASE

「わがまま」

NEWシングル

「わがまま」

(アニメ「ドメスティックな彼女」エンディングテーマ)
2019年3月6日(水)SALE
通常盤(CD)、期間生産限定アニメ盤(CD+DVD)の2形態

※上、画像は通常盤

※下、画像は期間生産限定アニメ盤

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