【文通連載】月に吠える。大森南朋(Vo,Gt) 塚本史朗(Gt)の「聴き捨てならない歌がある」第13回

ロックン・ロールが大好きだ！
そんな気概が伝わって来る、月に吠える。のロック・ミュージック。
その音を鳴らすロックな男たちの首謀者の名前は大森南朋(Vo,Gt)と塚本史朗(Gt)。
聞けば、初めて観に行ったライブが「The Street Sliders」（大森）、「エアロスミス」（塚本）という。
大人になってから結成したこのバンドが、本気で音楽と向き合っている。
ならば、その音楽のルーツや二人のあれこれをもっと知りたいと思った。
大森さんと塚本さん、酒を嗜みながら交わすいつもの会話を、手紙に託した文通がスタートです。

月に吠える。大森南朋(Vo,Gt) 塚本史朗(Gt)の「聴き捨てならない歌がある」第13回

塚本史朗様

梅雨の前なのに

灼熱な日々が続いております。

街は賑やかに浮かれていたりしていますが、塚本氏は如何お過ごしですか？手前と申しますと忙しさやら何やらに捲し立てられて貴殿が前回執筆されたエッセイの内容を何一つ思い出せない所存でごぜぇますだ。やぶさかではないところではございますが拙者、若干の申し訳なさ等はあるもののそれにつきましては、一切反省もするつもりはないと日々精進しております。さて、何一つ目新しさのない相変わらずのこの連載でこぜいますが、今回もひとつ聴いてもらいましょうじゃないか。

キャラクター作りの天才

デヴィッド・ボウイー

聴いてみてくらはい

昔のレコードのライナーノーツには、デヴィッド・ボウイーって書いてあんの。

ボウイーって

なんで伸ばすんやろか？変なの

ヤング・アメリカーンズ

どーぞー

カーンズはウソ

大森南朋