UEBOの『俺は絶対ズレてないっ!!!』第2回「この世のすべては雰囲気モノ」

コラム | 2018.02.23 15:00

DI:GA ONLINE読者の皆様、こんにちは。

このコラムは
【シンガーソングライターUEBOがその日その時その場所で感じたことや疑問を、イラストを添えてお届けする煩悩エッセイ】
です。

この原稿を書いているいま、関東は今年二度目の雪模様になりそうです。この寒さ…池袋の某居酒屋でバイトしていた時、1月の冷気の中お客さんの呼び込みをしたあの切なさを思い出します。

皆さん、行きつけのお店ってありますか?例えばそれが居酒屋だとして、通うようになった理由って何でしょう。料理がバツグンだから?店員さんの感じがいいから?煙を吸い込んだ木造の壁がなんともいい感じだから?音楽のチョイスがいいから?…全部当たっているようで、実のところ「なんとなく居やすいから」とか「フィーリングが合うから」っていうのが一番しっくりくる気がします。ちょっと高くても通っちゃう居酒屋があるとしたら、それはお酒や料理というより、むしろその居心地の良い「空気」にお金を払っているんじゃないでしょうか。

サービス業というのはこの目に見えない「空気」を売っている…と考えると、ミュージシャンにとってのライブってまさにサービス業の最たるものです。歌や楽器のテクニックがあれば大繁盛かと言われれば決してそうではない。かといって、「お客様は神様です!」とばかりに媚びればいいものでもない。結局、歌を通して、トークを通して、演出を、照明を、会場の内装を通してにじみ出てしまう「空気」を吸いたくてお客さんは足を運ぶのでしょう。
そーゆー意味では、
どんな超絶テクニシャンだって、逆にどんなにピッチが外れた歌手だって、平等に「雰囲気モノ」なのです。

じゃあ、目下僕はどんな修行をすれば良い雰囲気になれるのでしょう…理屈のこねすぎで、もうすぐパンくらい焼けそうです。皆さん、僕のパン食べに来ませんか?

え、僕ズレたこと言いました??

P.S. 2月から3か月連続で、デジタルシングルをリリースすることになりました。
先月リリースした曲、その名も『真面目になってしまうよ』です。寸分のズレもなく僕を表現しているタイトルだと思います。ぜひ聴いてみてください!

■UEBO - Good Music Never Die (一発録りStudio Live!)

■UEBO - ルパン3世のテーマ (Live from Studio)

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