UEBOの『俺は絶対ズレてないっ!!!』第3回「ぐずる27歳児」

コラム | 2018.03.12 15:00

DI:GA ONLINE読者の皆様、こんにちは。シンガーソングライターのUEBOです。

このコラムは
【シンガーソングライターUEBOがその日その時その場所で感じたことや疑問を、イラストを添えてお届けする煩悩エッセイ】
です。煩悩への僕なりの回答が果たしてズレているのかどうか…読者の皆様に答え合わせしてもらうべく、日々ペンを走らせております。

先日、三か月連続リリースの第二弾シングル「春の嵐」をリリースしました。もう聴いて頂けましたか?去年の暮れに生まれたばかりの曲ですが、皆様に沢山愛されて育っていって欲しいと願うばかりです。「春の嵐」、生後3か月です!

その生みの親の僕は現在27歳。もうすぐ28歳です。選挙権を獲得して10年。成人して8年。28歳にもなれば、何かしらの分野でひとかどの男になっていると思っていました…春は人を感傷的にさせます。今回は、現時点の僕なりに“大人”の正体について考えてみたいと思います。

物心がついた時、一番身近な“大人”は両親でした。何もかもが未知の世界から守り、導いてくれる存在。そこから少しずつ社会に触れていくにつれ、少し年上の先輩がひどく“大人”に見えてくる経験、ありませんか?例えば中一にとっての中三の先輩。就活生にとってのOB、OG。自分が近い将来通らねばならない不安に満ちた世界を、悠々と歩いている先輩たちです。そうして学生時代を終えて社会に出ても、世間の荒波から正しい航路を照らし出してくれる灯台のような“大人”を、いつも探しているような気がします。

…んん、何かがおかしい。中一の時に憧れた中三になっても、就活の時に憧れたOBになっても、仕事を始めて三年たっても、僕は“大人”になれていない。選挙権も車の免許も成人式も、何一つ僕を“大人”っぽくしてくれない。相変わらず未知の世界におびえる僕のままです。

結局“大人”の正体って、自分が世界と向き合ったときに生まれる影のようなものなんだと思います。立ち向かう未知の世界がまばゆく高いほどに、長く伸びていく影。無いものねだりを人生の先輩に投「影」しては、いつかは自分も…とあこがれ続ける存在なのです。自分に足りないものを求めて歩き続ける限り、僕はきっと永遠に“大人”にはなれないのでしょう。

ですので、
今後は僕のことを27歳“児”だとお考え下さい。
分からないものは分からないし、意見もコロコロ変えます。だって生まれてからまだ27年しかたってないんだもん!!

え、僕ズレたこと言いました??

■UEBO - Good Music Never Die (一発録りStudio Live!)

■UEBO - ルパン3世のテーマ (Live from Studio)

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