兵庫慎司のとにかく観たやつ全部書く:第16回[9月の巻~後編~]

コラム | 2018.10.04 18:00

9月20日(木) きのこ帝国 @ なんばHatch

ニュー・アルバム『タイム・ラプス』のリリース・ツアーは9月23日新木場Studio Coastと、この9月20日なんばHatchの2本だけ、でも東京の日はくるりの『京都音楽博覧会』とバッティングしているので行くことができない、でも観たいので大阪まで行きました。いやあ、『タイム・ラプス』、ほんっとにいいアルバム! ということを立証するライブだった。どの曲も、ポップ・ソングとしての強度がハンパじゃない。佐藤千亜妃の「感情過多じゃない分、かえってエモーショナル」な歌も、シンプルに誠実に曲のよさを形にしていくバンドの演奏もすばらしかった。つくづく行ってよかった。
あと、この日、ボーカル佐藤千亜妃の30歳の誕生日だったそうで、アンコールでバースデー・ケーキのサプライズがありました。
というように、大阪まで行ったことなどについて、後日自分のブログに書いたらなんかウケがよかったようなので、ここにも貼っておきます。

9月21日(金) GLIM SPANKY ゲスト:雨のパレード、Rei @ 味園ユニバース

きのこ帝国と同じく、「東京と大阪でライブがあり、東京の日は行けない、ならば大阪で観よう」シリーズの2日目、GLIM SPANKY企画イベント。雨パレとReiのライブもとてもよかったし、グリムも絶好調なステージだったんだけど、すみません、それ以上に、私、この味園ユニバースというライブハウスに行ったのが初めてだったもんで、その雰囲気に完全にやられました。いいハコ!っていうか、ライブハウスって、雰囲気や空気感や磁場を持った「いいハコ」であることって大事なんだなあ!と、思い知った。映画『味園ユニバース』は公開時に観ていたもんで、よけいに。
でまた、グリムのパフォーマンス、このハコにずっぱまり、というのもさらに気分よかった。

9月23日(日) 京都音楽博覧会 in 梅小路公園 @ 京都 梅小路公園芝生広場

くるりプレゼンツ、今年で12年目になる『京都音博』。個人的に、自分にとって(ロック・イン・ジャパンを除くと)1回目から皆勤の唯一のフェスでもあります。never young beach、クラウド・ルー、スターダスト☆レビュー、手嶌葵、ハナレグミ、ASIAN KUNG-FU GENERATIONと、ひとつひとつのアクトがいちいちこっちの期待をはるかに超えていく時間だったが、いちばん心を撃ち抜かれたのは、やはり、最後の12人編成のくるりのステージだった。4年ぶりのニュー・アルバム『ソングライン』が出たばかり、というタイミングも込みだと思うが、こんな音楽体験なかなかできないよなあ、と、観ながら、聴きながら、何度も思いました。
なお、写真は、『京都音博』の開催を祝って、特別に、グリーンにライトアップされた京都タワーです。

9月24日(月・振休)『SHINKIBA JUNCTION 2018』 @ 新木場 Studio Coast

SPARKS GO GOプレゼンツ、ユニコーンや真心ブラザーズやすかんち(!)などが出演。このDI:GA ONLINEでレポを書きました。これを書いている段階では、とうに入稿してあってアップ待ちの状態です。アップされたらアドレス貼ります。

9月30日(日) フレンズ @ TOKYO DOME CITY HALL

に行ってこのDI:GA ONLINEにレポを書くはずだったけど、例の日本列島ほぼ全域縦断の大型台風のせいで、公演延期になってしまいました。残念。振替日程を待ちます。

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