TVアニメ「やがて君になる」OPテーマ歌唱、シンガーソングライター・安月名莉子デビュー!多才な魅力を紐解くロングインタビュー

インタビュー | 2018.11.27 17:00

──10月から放送されているTVアニメ「やがて君になる」のOPテーマ「君にふれて」。また現在上映中の映画「Re:ゼロから始める異世界生活 Memory Snow」の挿入歌「Memories」。安月名莉子さんの歌声が起用された作品が、続々と公開されていますね。
ありがとうございます。SNSを見ていても、たくさんの方に聴いてもらってるんだな、届いてるんだなって嬉しく思ってます。私はこれまでシンガーソングライターとして自分の気持ちを言葉にして歌に乗せていたので、最初は「アニメの世界に入り込んで歌うことができるかな?」という不安もあったんですね。だけどこれは新たなチャレンジだなと思い、結果的にはすごくワクワクしながら歌うことができました。
──YouTubeで公開されたスタジオライブを拝見しましたが、海外の方からの反響もかなりありましたね。
そうなんです!日本のアニメってすごいですよね。「やがて君になる」は原作もすごい人気なので、そこから知ってくださった方も多いと思うんです。世界と繋がったなって嬉しかったけど、皆さんの反応に戸惑ってしまって「Hello!」しか言えませんでした(笑)。

──では自己紹介も兼ねて、安月名莉子さんのこれまでを聞かせていただけますか?
お母さんがピアノの先生だったので、自宅にはグランドピアノがあったんですね。物心ついた時から音楽に触れていましたし、ピアノも教えてもらってました。だけど娘だからこそなのか、めちゃくちゃ厳しくて。小学生の時にプチ反抗期を迎え、わざわざ他の音楽教室にピアノを習いに行ったりもしてました(笑)。今思えば、もうちょっとちゃんとやっておけばよかったなって思いますけど。

もともと歌うことが大好きだったんですが、大学と並行して音楽の学校にも通うようになりました

──ギターを弾くようになったのは?
弾き語りというスタイルに憧れてたんです。よく男の人が「モテたいから」みたいな理由でギター始めるって言いますけど、本当にそんな感覚(笑)。アコースティックだとYUIさんとか、単純にかっこいいなあって憧れたんです。それにもともと歌うことが大好きだったので、自分でギターが弾けたらカラオケに行かなくていいじゃないか!って思ったんですよ(笑)。最初はYouTubeとかを見ながら独学で始めたんですが、それだけじゃ足りないと思い、大学と並行して音楽の学校にも通うようになりました。
──ストイックですね!
スケジュールを詰めるのが好きなんですよ。自分を追い込むくらいじゃないと、動かないので。本当は音楽一本でもよかったんでしょうけど、親の心配もありましたので、大学で取れるだけ資格を取って、安心させてから音楽をやろうと思ったんです。とはいえ、小さい頃からミュージカルなどいろんな経験をさせてくれていたということもあり、反対ではなかったんですけどね。むしろ応援してくれてはいたんです。
──他には、たとえばどんなことをやっていたんですか?
まずピアノで、あとはクラシックバレエ、ジャズダンス、ボイストレーニング…。スクールがあって、その中でいろいろまとめて習わせてもらってたんです。演技の指導とか。それプラス、もう全然泳げないけど水泳もやってたし、英会話、学習塾にも行ってました。そういう体験の中から、自然と芸能とか音楽っていうものにたどり着いたというか。エンターテイメントが好きなんですよね。

──今年4月に公開された警視庁公式チャンネルでは、薬物に溺れていく女性を演じるなど、役者の仕事にも挑戦されていますよね。
ミュージカルもそうだけど、小さい頃から人前に立つことは好きだったみたいなんですよね。曲を書く時のように自分から何かを発信するのも大好きだけど、役に入り込むとか、なりきるっていうのも好きなんです。表現すること自体が好きというか。

歌で生きていくと決めたからには、絶対にトップになりたい

──聞けば聞くほど多才な方だなあという印象ですが、その中でもギターはかなりの腕前。あまりいい表現ではありませんが、「女の子なのにすごいね」って言われませんか?
そう言われるのが嬉しくてたまらないんです(笑)!ミーハーな感じですみません(笑)。私、形から入って自分を追い込むタイプなので、何が何でもやらなきゃいけないって状態にしたくて、始めてすぐに自分のアコースティックギターを買ったんです。歌で生きていくと決めたからには、絶対にトップになりたいなっていう強い思いもあったから。
──好きなギタリストはどういう方ですか?
スコットランド出身のKTタンストールさんに影響を受けました。すべてひとりでやるんですよ。ピアノも弾くし、ギターも弾くし、ループペダルで音を重ねて作り上げていくエンターテイメント感にすごく感動したんです。普通の弾き語りじゃない、彼女ならではのテクニックには今も影響を受け続けてますね。あと、彼女のハスキーボイスも好きなんですよ。自分の声とは真逆だからこその、ないものねだりなのかも。私は、自分のこの声がコンプレックスだったんです。一時期はどうやって声を枯らそうかって、真剣に考えてたくらい。お酒いっぱい飲んだらいいのかな?とか(笑)。
──もったいない!その透明感のある歌声と、インストの曲などでバシバシギターを弾く姿のギャップが莉子さんの魅力でもあると思うんですけど(笑)。
ありがとうございます(笑)。ちなみに今はオーストラリアのコールクラークを使っているんですが、今年秋に(コールクラークのトップエンドーサーでありブルース界のパイオニア的存在であるミュージシャンの)ロイド・スピーゲルさんが来日されて、ご一緒させていただいたんです。感動しました。
──エレキギターは弾かないんですか?
大学生の時、コピーバンドをたくさんやってたんですよ。その時はボーカル&ギターとしてエレキも弾いてました。チャットモンチーさんとかYUIさんとか。あとは洋楽で、ヘドバンする感じの曲もやってましたよ(笑)。大学生だからみんないろんなジャンルに挑戦するじゃないですか。今のうちだと思って、激しいものもいろいろと(笑)。好きだからこそいろんな曲を歌ってたけど、そこで自分の声を客観的に聴くという経験ができたんですよね。

──そこから、アコースティックギターの弾き語りで、楽曲に込めた思いを丁寧に届けるという現在のスタイルに繋がってきたのでしょうか。
いろいろ経験してきたことが生きてるなと思うんですよ。やっぱりKTタンストールさんが大好きだし、彼女のテクニックの影響も大きいから、そこを必死にたくさん出してきたけど、ライブを何度か重ねるうちに言葉の大切さっていうところにも目を向けるようになったんです。こんな感じのギターがいいな、このリフかっこいいなってところから曲作りをしてたけど、回を重ねるごとに、言葉から作ってみようとか、もっと言葉を大事にしようって思うようになったんですよね。だから自然とバラード調のものが多くなってたりして。でも、まだまだ「これでいい」とはならない。だからやめられないんですよね、音楽って。今回リリースするCDの、作詞や作曲を手伝ってくださった方々との出会いも本当に大きかったです。一緒に作っていくっていうことの大切さも学べましたからね。もう、成長が止まらないです(笑)。

公演情報

ディスクガレージ公演

TVアニメ「やがて君になる」オープニングテーマ「君にふれて」発売記念イベント

2018年11月30日(金) アニメイト横浜
(イベント内容:トークショー&ミニライブ&直筆サイン入りポストカードお渡し会)
>>>詳細はこちらこちら

BREAK THE BORDER-ver.2018-

2018年12月29日(土) 新宿 ReNY
(※出演者:安月名莉子 / 亜咲花 / 東城陽奏 / halca / 響木アオ(バーチャルYouTuber) / ROSE A REAL)

Tickets:2018年12月2日(日)
>>BREAK THE BORDER-ver.2018-公演詳細ページ

安月名莉子 1st ワンマンライブ -rise-

RELEASE

君にふれて

メジャーデビューシングル

君にふれて

2018.11.28(水)発売
(KADOKAWA)
TVアニメ「やがて君になる」オープニングテーマ
1.「君にふれて」
2.「rise」
Memories(挿入歌)

OVA「Re:ゼロから始める異世界生活 Memory Snow」 Memory Albumに収録

Memories(挿入歌)

歌:安月名莉子
発売中
(KADOKAWA)
  • ライター

    山田邦子

  • カメラ

    DI:GA ONLINE編集部

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