フレンズ・えみそん&長島涼平にインタビュー。11月から始まるワンマンツアー「シチュエーション・コメディー season4」は“芽を出す”ツアーに!

インタビュー | 2019.08.02 12:00

6月にワンマンツアー「青春チャレンジツアー」を開催。さらに「楽しもう」(映画「今日も嫌がらせ弁当」主題歌)、「iをyou」(テレビ東京系ドラマ24「きのう何食べた?」エンディングテーマ)による両A面シングルをリリースするなど、優れたポップセンスに裏打ちされた楽曲、多幸感溢れるステージを軸に順調な活動を続けているフレンズ。現在のバンドのモードと11月から始まるワンマンツアー「シチュエーション・コメディー season4」について、えみそん(Vo)と長島涼平(Ba)に聞いた。
──まずは6月に行われた「青春チャレンジツアー」のことから。メンバーが青春を過ごした土地をまわるツアーでしたが、手ごたえはどうでした?
えみそん(Vo)メンバー各々、新しいことにチャレンジしたんですよ。ツアーの初日は私の回で(「青春チャレンジツアー ~えみそん、ブクロでアゲアゲ3本勝負~」/東京・池袋 LIVE INN ROSA)、全曲をメドレー形式にして、3部制で披露したんです。実際にやるまではどうなるかわからなかったけど(笑)、すごくいいチャレンジになったし、みんなで成長できたんじゃないかなって。
長島涼平(Ba)池袋が初日で良かったですよ。全曲メドレーをやったおかげで、これまでの曲を改めて確認できたし、安心してツアーをまわれたので。
えみそん涼平さんの地元の北浦和(「青春チャレンジツアー ~北浦和KYARA20周年おめでとう!いつも東京なんだから、たまにはみんなが埼玉に来なさいたま!~」/ライブハウス北浦和KYARA)のときは、アンコールなしで20曲やったんですよ。
長島そのときはメドレーじゃなくて、フル尺でやりました(笑)。長野(「青春チャレンジツアー ~長野市出身の俺ですが仲良くしてください松本の人~」/松本ALECX)のときは塁さん(関口塁/Dr)が「夜にダンス」を歌って、長崎(「青春チャレンジツアー ~でんでらりゅうばでてくるばってん、おいたいのくんちば始めんばっちゃなか~」/長崎DRUM BE-7)は太郎さん(三浦太郎/Gt)が長崎にまつわる曲を弾き語りして。
──ファイナルはひろせひろせさん(MC/Key)の地元、新宿でした(「青春チャレンジツアー ~ひろせの生まれた街でひろせのワガママを聞いてもらう日~」/新宿BLAZE)。
えみそん楽しかったですね。涼平さんが歌って、ダイブしようとしたり。
長島ひろせがチャレンジする公演なのに、なぜか俺がやらされて。いい経験になりました(笑)。
えみそん私も“カオナシ”に変装したんですよ。すごく暑かったから、もうやらないと思います(笑)。
──えみそんさんが「Everything」(MISIA)のカバーをしたのも印象的だったし、フレンズの曲の良さ、ライブの楽しさ、メンバーのキャラクターが伝わる意義のあるツアーだったと思います。6月にリリースされたシングル「楽しもう/iをyou」についても聞かせてください。まず「楽しもう」は映画「今日も嫌がらせ弁当」の主題歌。
えみそん脚本を読ませてもらって、それを自分たちなりに解釈して作った曲ですね。「今日も嫌がらせ弁当」に出てくる人たちは、お母さん(篠原涼子が演じる“かおり”)も高校生の娘(芳根京子が演じる“双葉”)も、それぞれの人生を楽しんでるなと思って。フレンズも“全力で楽しむ”がモットーなので、そこをリンクさせながら歌詞を書かせてもらいました。
──“楽しもう”って、フレンズにぴったりですよね。
えみそんそうですね(笑)。ひとりで何かをやるときは違うかもしれないけど、みんなで一緒にやるときは楽しいほうがいいなって。
長島そうだね(笑)。
えみそん“アゲ精神”ですね(笑)。中学高校の軽音楽部もギャルサー時代も以前やっていたバンドもそうですけど、“楽しもう!イエイ!”というのが好きなので。そう感じは「楽しもう」にも入ってるんじゃないかなって。
長島うん。「楽しもう」はフレンズのいい部分が出てる曲だし、今後のキーになるような気がしていて。ライブでやったときのレスポンスもすごくいいんですよ。お客さんが自然に手を挙げてくれたり、えみそんと一緒の振り付けで盛り上がってくれて。
えみそん「チャレンジツアー」の初日が初披露だったので、ツアーが進むにつれて完成していった感じもありますね。
──そして「iをyou」はドラマ「きのう何食べた?」主題歌として話題を集めました。
えみそんこの曲も原作の漫画を読ませてもらってから、どういう曲にしようか考えて。主人公ふたりの距離感だったり、きちんと伝え合うことの大切さが感じられる作品だったので、そのあたりをテーマにして制作しました。ドラマでもその部分がしっかり描かれていたので、いい感じでリンクできたなって。友達から「ドラマを観てたら、えみそんの声が聴こえてきた」って連絡が来たり、すごく反応がありましたね。いままで届かなかった人たちにも届いてる印象があるので。
長島ドラマを観ていて、テンションが上がりましたね。いいところで使ってくれて、すごく嬉しいです。
えみそんライブでも「ちゃんと聴いてくれてるんだな」という手ごたえがあったんですよ。
──えみそんの歌の魅力が伝わる曲だし、楽器陣もしっかり目立っていて。以前からそうですが、この曲もベースの音量が大きめですよね?
長島どうなんだろう?前は太郎さんに「ベースが大きくなりがちだよね」って言われたりして、ちょっと注意してたんですよ。でも、最近はよくわからないですね(笑)。
えみそん涼平さんのベースは抜けがいいし、ラインが耳に残るから、音量を上げたくなるんですよ。
長島ありがとうございます(笑)。
──カップリングには「おいでよラジオパーク~どっちかならYES!~」を収録。
えみそんこの曲はニッポン放送のラジオパーク(『ラジオパークin日比谷2019』)テーマソングなんです。私は中学生の頃からラジオ―パークが大好きで、よく遊びに行っていたので、テーマソングのオファーがあったときは爆アガりしましたね。
長島ハハハハ(笑)。
えみそんひろせが「みんなで歌えるメロディがいいよね」って作曲してくれて、歌詞には私が好きなラジオ番組のタイトルをちりばめさせてもらって。ニッポン放送さんへのラブが詰まってますね!
──えみそんさん、ラジオ好きなんですね!いちばん好きな番組は?
えみそんいろいろあるんですけど、高田文夫先生の「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」はずっと聞いてます。すごく影響を受けて、高田先生と同じ大学に行ったんですよ。
──まさか落語研究会だったとか…?
えみそん落研ではなかったんですけど、ライブで落語をやったことはあります。
長島すごい(笑)。もともと持ってるセンスが段違いなんですよ、えみそんは。
えみそん(笑)。いつか「オールナイトニッポン」のレギュラーをやりたいです!
──11月からは全国ツアー『シチュエーション・コメディー season4』がスタート。ファイナルは2020年1月12日(日) のLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)公演です。
えみそん“芽を出す”ツアーにしたいですね!それをテーマにして、ライブの構成やステージの装飾を考えているので。音楽的にもしっかり見せられるツアーにしたいし、メンバー全員、芽が開くんじゃないかなって。
長島新しいことにどんどん挑戦したいし、やりたいことはいっぱいありますからね。ライブについては基本的にえみそんにお任せして、構成やセトリを決めてもらってるんですよ。えみそんのアイデアは、男子メンバーからは出てこないので。
えみそん「誰もやってないことをやりたい」という気持ちが常にあるんですよね。「season3」のときはサル(の着ぐるみを来た人たち)が出てきたんですけど、ホントは生の馬を登場させたくて。
長島え、本物の馬?
──以前、KAT-TUNのドーム公演で馬に乗って登場したことがありましたよ。
えみそん羨ましい(笑)。やっぱりドームじゃないと無理ですね。
長島(笑)演出やセトリだけじゃなくて、衣装も考えてくれて。トータルプロデュースですよね。
えみそん衣装はかなり大事ですからね。スタイルが決まってきてるので、それを残しつつ、みんながカッコよく見えるためにはどうしたらいいだろう?って。友達が「涼平さん、カッコいい」とか「太郎さんカワイイ」って言ったときも、「どこがカッコいいの?」って具体的に聞くんですよ。
長島めっちゃ嬉しい(笑)。
えみそんまだアイデアを頭のなかで考えている段階なので、少しずつ形にしたいですね。
長島ファイナルも楽しみですね。NHKホール(東京)、TOKYO DOME CITY HALL、野音もそうだけど、椅子アリの会場も何度かやっていて。いまのほうが絶対にいいライブができるし、いままでにない感じのライブになるんじゃないかな。
──期待してます!楽曲の制作もやってるんですか?
長島ガンガンやってます。フレンズは今年4年目で、来年5周年なんですよ。まだまだバンドとして良くなってるし、新しいところも見せたいなと。
えみそんみんなが楽しくなって、気持ちがアガる曲を作りたいですね、これからも。常に成長していたいし、種をまいて、しっかり芽を出していきたいという気持ちで、心がいっぱいです(笑)。

PRESENT

のんびりポーチを2名様に!

受付は終了しました

公演情報

DISK GARAGE公演

「シチュエーション・コメディー season4」

2019年11月1日(金) 福岡・DRUM LOGOS
2019年11月13日(水) 宮城・仙台Rensa
2019年11月24日(日) 大阪・サンケイホールブリーゼ
2019年11月28日(木) 札幌・ペニーレーン24
2019年12月8日(日) 名古屋・名古屋市公会堂
2020年1月12日(日) LINE CUBE SHIBUYA (渋谷公会堂) [TOUR FINAL]

チケット一般発売日:2019年8月3日(土)

「niko and … UNI9UE PARK ’19」

2019年9月22日(日)23日(月・祝) 品川シーズンテラス
※フレンズの出演は22日(日)

チケット一般発売日:2019年8月1日(木)

RELEASE

「楽しもう / iをyou」

配信Single

「楽しもう / iをyou」

(Sony Music Associated Records)

2019年6月26日(水)SALE
  • 森朋之

    文・取材

    森朋之

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