斉藤朱夏 初のワンマンライブへの意気込みを語るロングインタビュー【後編】

インタビュー | 2019.08.17 15:00

『ラブライブ!サンシャイン!!』の出演声優9人のアイドルユニット、Aqours(アクア)として東京ドーム2DAYS公演、紅白歌合戦へ出演、昨年、発売されたソロ写真集も週間1位を記録するなど今、注目を集める斉藤朱夏が、8月14日発売の1stミニアルバム『くつひも』でソロデビュー!10月13日に初のワンマンライブも決定した朱夏さんのインタビューを前後編に渡ってお届けしています。
後編では前回に引き続き、1stミニアルバム『くつひも』の収録曲について、そして10月13日の初のワンマンライブへの意気込みを話していただきました。

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──4曲目「誰よりも弱い人でかまわない」は、イントロから爽快感があって、朱夏さんの歌声もさわやかで、歌詞がすっと入ってくるのがいいですね。

ケイさんが私に意地悪して書いた曲です(笑)。私は強い人になりたいとずっと言い続けてきて。ステージに立つたび、怖いんですよね。人前で歌って踊ることも、ライブって生ものだから何が起こるかわからないし。元々、私自身、強い人間ではないし。小学4年生の頃からダンスをやってきて、いろいろな大人の方と接する時間が多かったからこそ、強い人にならないと思い続けてきて、今もそれは変わらなくて。ケイさんとの対話の中でもたぶんたくさん「強い人間になりたいんです」と話していたと思うんですけど、そんな私にケイさんは「弱い人でもかまわない」と言わせるんです(笑)。

──弱くてもいいんだと言ってくれているようで。

きっと誰もがみんな強くなれるわけではなく、本当は弱くて、強がっているだけかもしれない。私も今まで強がっている部分を見せ続けてきて、ステージでは絶対泣かないと決めているのもその1つで。私が泣いたら見てくれている方も悲しくなると思うから、いつでも笑顔を貫こうと。だからこの曲をもらった時に「弱くてもいいんだな」と思えて、心がほどけていく感じがして。実際、このミニアルバムを作るにあたって、たくさんの涙を流したし。この曲には普段は見せないけど、実は見えちゃってる部分の弱さが書かれているなと思ったし、私にとってはリアルであり、生々しく感じて。特に私みたいに強くならなきゃとか、強い人でいなければと思っている人にぜひ聴いてほしいんです。きっと歌詞の言葉の1つひとつが染みると思うので。

──「リフレクライト」はホーンの演奏やリズムが楽しげで明るい曲ですね。朱夏さんの歌声も軽やかで。

他の曲と温度差が違いますね(笑)。毎日、ミニアルバムを聴きながら仕事に行ったりしているんですけど、5曲目だけ雰囲気や世界観が違うなと。みんなが思っている私のイメージって、たぶんポジティブで明るくていつも笑顔だと思うんです。だからデビューミニアルバムも元気で明るいポップな曲が並んでいるじゃないかと思っているところでの、この裏切りだし(笑)。
曲名はリフレクトとライトの造語なんですけど、私自身、ステージに立つ時は誰かの光になって照らしてあげられたらいいなと思っているし、落ち込んだり、悩んだりしている人も私の歌やパフォーマンスで「なんか明日、頑張れそう」と元気になってくれればいいなと思っていて。だからこの曲を聴いて、そんな気持ちになってくれたらいいなって。

──サビで韻を踏みまくっているところはヒップホップが好きな朱夏さんらしいなと。

「ああ世界は素晴らしい!」と大きなこと言ってますけど、日常の瞬間瞬間に素晴らしいと感じたり、キラキラ光って見えたりする、些細な幸せを歌っています。
この曲には私らしさがいっぱい詰まっているし、みんなが求めている私なのかなと思います。きっと1曲目から聴いて、この曲で「斉藤朱夏きたーっ!」って思うんじゃないかな。私も客観的に聴いててもそう思うくらいなので。1~4曲目まではどこか私ではない感じがあるけど、実際はそっちの重めのほうが本当の私なんですけどね(笑)。ここでみんなの気持ちを一気に引き込ませるパワーがある曲かなと思います。

──ラストの「ヒーローになりたかった」はイントロの優しいメロディラインからテンポが上がってきて、サビがすごくエモくて。メッセージと相まって刺さりました。

初めて届いた楽曲であり、「私、本当にソロデビューするんだ」って改めて実感したことを覚えています。特に2コーラス目の「悪い怪獣にときどき憧れるよ」が好きで、私はヒロインよりもヒーローになりたかったんです。私が守られるタイプじゃないから(笑)。ソロデビューにあたって、皆さんの人生の支えになったらいいなと思っていて。皆さんの人生の中に私がいて、私の曲でみんなの背中を押せたらいいなって。ある意味、みんなの人生も背負って歌っている、それくらいの勢いで(笑)。
この曲には私がなぜソロで歌いたかったのかという想いが詰まっていて、たぶんタイトルを見ただけでもわかっていただけるかなと。サビ最後で「僕の涙も拭ってくれるかなあ」と歌っているように、本当は誰かに涙を拭ってほしいけど、人前で涙を見せることは一切なかったからこそ、この曲を通して、私が今まで感じてきたものをみんなが拭ってくれたり、斉藤朱夏ってこんな子なんだよと伝わればいいかなと思います。

──この曲も心を揺さぶってきますね。1枚通して聴いてみて、朱夏さんはリスナーを確実に泣かせに来ていると確信しました。

スタッフさんも聴いていたら泣きそうになったと言ってました(笑)。ミニアルバムを制作している期間は常に分厚い壁が立ちふさがってきて、それをどう壊そうかと必死だったし、自分がしたいことに自分の力が追い付いていないと感じることも多々あって。でも私の想いやスタッフさん達の愛を注ぎ込んだ1枚になったので、皆さんにとって切っても切れない「くつひも」のような存在になって、私との絆を強く結べたらいいなと願っています。そしてまだ私を知らない方には新しいくつひもとして、おそばに置いて、楽しんでもらえたらうれしいです。

──そして2カ月後には初めてのワンマンライブが!

展開が速すぎて、心の準備が全然できてなくて(笑)。ファンクラブイベントで1人でステージに立つことはあったけど、歌ったことはなくて。その時にはソロデビューも決まっていたので、歌うなら発表してからみんなの前で歌いたいと想いがあって。だから待ち望んでいたステージであり、みんなが貴重な時間を割いてきてくれるので、絶対ムダにはできないなと。私にとってはフリーライブが軽めの崖とすれば、ワンマンは断崖絶壁に立っている感じで、一歩踏み間違えたら転落しちゃうぞという。

──どうしてそこまでネガティブに(笑)?

さっきも言いましたけど、私は全然ポジティブじゃないんです。アーティスト写真ではめちゃめちゃ笑ってますけど(笑)。でもそれくらい切羽詰まってないといいものは届けられないと思っているので。もちろん楽しみですよ。私の楽曲をみんなの前で披露できるし。きっと緊張してあたふたするとは思うけど(笑)。
このミニアルバムを聴いたみんなの想像をどう超えられるかというテーマもあって、CDとライブでは全然聴こえ方や感じ方が違うのでそれをみんなに伝えられるかが大切で。1曲目からみんなを引き込めたらいいなって。そして自分らしく表現できるってこんなに楽しいことなんだとワンマンライブで気付けるのだと思います。みんながどんな反応をしてくれるのか? など様々な疑問もこの日、すべて解答がわかると思うので、全部赤丸の百点がとれる、そんなライブになるように頑張ります!

PRESENT

直筆サイン入り「くつひも」告知ポスターを2名様に!

※転載禁止

受付は終了しました

公演情報

ディスクガレージ公演

朱演 2019 くつひもの結び方

RELEASE

「くつひも」

DEBUT MINI ALBUM

「くつひも」

2019年8月14日(水)Release!

※くつひも盤(完全生産限定盤)[CD+BD+グッズ]、初回生産限定盤[CD+DVD]、通常盤[CD]の3形態
※3形態共通 初回プレス分限定特典:10月13日(日)ワンマンライブのチケット特別先行申し込みチラシ封入

画像:[上]初回生産限定盤、[中央]通常盤、[下]くつひも盤
  • 取材・文

    永井和幸

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