久保田利伸、4年ぶりのオリジナル・アルバム『Beautiful People』リリース決定!本日よりスタートするツアーは“安定感とフレッシュ感”をテーマに展開

インタビュー | 2019.10.19 12:00

“Beautiful People”は僕の慣用句であり、ライブからきた言葉です

──そして、4年ぶりの全国ツアーが10月19日から始まります。

一昨年はライブハウスだけでしたからね。ホール中心にやるのは4年ぶりですね。

──どのように今回のツアーに臨もうと?

お客さんが期待している曲とか自分の得意技とか、そういう恒例のものは必ずやっていきたいですね。でもその中で、せっかく来てくださる人たち、もしくは何度目かで見に来てくださる人たちにどれだけ新鮮に映るか、というのが大事ですね。テーマになるのは“安心感とフレッシュ感”です。新しいアルバムからの曲もやりますけど、長く馴染んでいる曲もやることになります。

──ツアータイトルも“Beautiful People”なので、アルバム同様、包み隠さずありのままの自分を出していこうという姿勢が反映されそうですね?

そうですね、アルバムタイトルが先に決まっていたので、それにまつわるツアーも同じタイトルにしようと。本当は“We Are Beautiful People”にしようと思ったけど、シンプルなほうがいいなと、無駄なものを省いて“Beautiful People”。実は、ここ10年ぐらい、自分のライブでアドリブで使ってきた言葉なんです。たとえば、アンコールでバンドが自由に演奏して、そこに僕が出ていくんですけど、必ず“Beautiful People”ってバンドを紹介する。だから、“Beautiful People”っていう言葉を出した時、スタッフからもそれはいい、なじみがあるからって言われて。ステージで使い慣れた言葉です。人を目の前にして使うのが自然なことなので、ライブ向きですね。僕の慣用句であり、ライブからきた言葉です。

──さらに、こうしてツアータイトルに付けられたわけですから。

意味が深くなりますね。今まではポロッと言ってる言葉だったけど、今回は重みをもって意味深く言えますね。

──ちなみに12月24日、25日は東京公演がありますけれど、特別な内容になりそうですか?

あえてぶつけたわけじゃなくて、偶然なんです。みんなが避けて、この日が空いてたんじゃないですか(笑)。でも、クリスマスの日なのでクリスマス的なことをやります。サンタの帽子被ったり、クリスマスソングを歌ったり(笑)。そういうこともやれちゃう気がします。

──ツアーを続けていると、安心感とフレッシュ感というテーマはずっとつきまといますよね?

開き直って安心感だけでいいという人もいるかもしれませんけど、ライブとなると僕はエンターテイナー気質があるので、あれこれ驚かせたいんですよ。

──それは演出面ですか、アレンジ面で?

演出は前もってできることなので工夫はしますけど、でも、その日の空気で自由に変わっていきます。そこは空気に逆らわずに歌えればいいし、がっかりさせない程度に自由に歌います。やっぱりアマチュア時代からバンドとしての形でやっていますから、ミュージシャンたちとの本番でのやり取りが楽しいんですよ。なので、その場で演奏を止めて、ギターだけの演奏にしたりということも、掛け声かサインひとつでできますから。

──JB(JAMES BROWN)のように?

そうです、あれは緊張感ありますから。会場の雰囲気しだいでそういうフレッシュなことができる。いつそんなことになるかわからないので、ミュージシャンもダラけないで済む(笑)。20本以上になると、毎日同じ繰り返しで飽きてきますからね。いつ何が起こるかわからない。でも、いつもそうとも限らない(笑)。いつもは普通で、いきなり来ると思っていてくれたら。

──そういう遊びも楽しみのひとつですね。

音楽ですからね。ミュージシャンたちもその分、一生懸命用意しないといけないから大変ですけど、同期やコンピューターを使わないでやりますから。どうしてもレコーディングで使った音を使いたい時は、サンプリングした音をその場でDJに出してもらう。同期していないので自由にできるし、ミュージシャンたちもフレッシュですね。そっちのほうが楽しいです。

“今日が初日だと思え。かつ、今日が最後の日だと思え”。今回もそういう気持ちで行こうと思います

──ツアーを続けていると前半と後半でも変わってきそうですね?

変わってくるでしょうね。ハプニングで面白いことが起きたら、またやりたくなったり。そういうことを続けていると、初日からは変わっていくでしょうね。でも変わりすぎたら戻す。変わってOKなのは毎日やってる僕らなんですけど、やっぱり初日に向けてはベストなものを作り込んで用意していきますから。そこからあまり変り果てるのは良くないので、初心に返ることを気をつけます。お客さんに楽しんでもらわないといけないですから。あと、4年前のツアーで毎日言ってたことを今回も言おうと思っていて。本番に出る前のシンガー、ミュージシャンたちに、“今日が初日だと思え。かつ、今日が最後の日だと思え”って。僕自身もそうなんですけど、今回もそういう気持ちで行こうと思います。

──みんなに言うことで自身にも言いきかせているんでしょうね?

きっとそうですね。毎日言ってるので耳タコになってると思いますけど、それも自分に言ってるんでしょうね。

──改めて、ツアーに来場されるお客さんに向けてのメッセージをお願いします。

ライブを見に来るのは何度目かという人も多いでしょうけど、でもこちらの気持ちとしては、初めて見に来た人の気持ちを意識してやりたいです。他人のショーを見に行って、置いてけぼりになる時ってあるじゃないですか。いつものルールでここでみんな手拍子を打つとか、ああ言われたらこう言うとか、ファンの間で決まっていて。そういうことばかりで持っていくショーではなく、一見さんが楽しめるということをいつも考えています。今回もそうです。初めて見に来る人に楽しんでほしいですから。

PRESENT

直筆サイン入りポスターを3名様に!

※転載禁止

受付は終了しました

公演情報

DISK GARAGE公演

TOSHINOBU KUBOTA CONCERT TOUR 2019-2020 "Beautiful People"

2019年
10月19日(土) ハーモニーホール座間
10月25日(金) 大宮ソニックシティ 大ホール
11月29日(金) カルッツかわさき[川崎スポーツ・文化総合センター] ホール
12月1日(日) 市川市文化会館 大ホール
12月6日(金) 大阪フェスティバルホール
12月7日(土) 大阪フェスティバルホール
12月14日(土) アイプラザ豊橋 講堂
12月15日(日) 四日市市文化会館 第1ホール
12月20日(金) 新潟県民会館
12月24日(火)25日(水) 東京国際フォーラム ホールA
12月27日(金) 岡山市民会館
12月28日(土) ふくやま芸術文化ホール リーデンローズ

2020年
1月4日(土) 金沢歌劇座
1月5日(日) 富山オーバード・ホール
1月11日(土) 仙台サンプラザホール
1月12日(日) 仙台サンプラザホール
1月15日(水) NHKホール[東京]
1月16日(木) けんしん郡山文化センター 大ホール
1月18日(土) 盛岡市民文化ホール 大ホール
1月19日(日) リンクステーションホール青森
1月25日(土) 静岡市民文化会館 大ホール
2月1日(土) 島根県民会館 大ホール
2月2日(日) 広島文化学園HBGホール
2月7日(金) 福岡サンパレス
2月8日(土) 福岡サンパレス
2月10日(月) 鹿児島市民文化ホール 第一
2月11日(火・祝) 市民会館シアーズホーム夢ホール[熊本市民会館]
2月15日(土) レクザムホール 大ホール[香川県県民ホール]
2月16日(日) 松山市民会館 大ホール[愛媛]
2月19日(水) NHKホール[東京]
2月22日(土) 名古屋国際会議場 センチュリーホール
2月25日(火) ロームシアター京都
3月7日(土) 帯広市民文化ホール
3月8日(日) 札幌文化芸術劇場 hitaru

>>チケット販売詳細はオフィシャルサイトにてご確認ください

RELEASE

「Beautiful People」

NEW ORIGINL ALBUM

「Beautiful People」

(SME Records)
2019年11月27日(水)SALE
初回生産限定盤(CD+DVD)、通常盤(CDのみ)の2TYPE

NEWS

B.LEAGUE2019-20シーズンのテーマソングを担当!

久保田利伸+SASUKE+RUN THE FLOORによる『JAM fo’freedom(SASUKE Remix)』
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  • 岡本 明

    取材・文

    岡本 明

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