Paddy field初のレーベルツアー開催!kobore、Dear Chambers、Negative Campaign、the paddles、ボーカル座談会!

インタビュー | 2020.01.25 10:00

音楽レーベル「Paddy field」が、初のレーベル・ツアーを開催する。出演バンドはPaddy field所属のkobore、Dear Chambers、Negative Campaign、the paddlesという超個性派揃いで、ファイナルは4月12日の新代田FEVERにて。レーベル・コンピ盤『to the next field 3』も絶賛リリース中、勢いに乗るバンド、レーベル、そしてツアーについて、ボーカリスト4人が明るく楽しく熱く語ってくれた。
──Negative Campaignの伊藤さんが遅れるみたいなんで、先に始めちゃいますか。この4人、年齢はばらけてるんでしたっけ。
柄須賀皇司(the paddles/Vo,Gt)僕が一番年下なんですよ。一番上はイトシュウ(伊藤秀太、Negative Campaign/Vo,Ba)さん。
佐藤 赳(kobore/Gt,Vo)Dear Chambersの森山が二番目で、僕が三番目。
──出会った順番でいうと?
佐藤バンドとしての出会いは、koboreとthe paddlesが一番早い。3年ぐらい前に寝屋川VINTAGEに行った時に会ったので。個人としては、ネガキャンも同じ時期かな。そのあと、Dear Chambersですね。レーベルに入ったのが一番早かったのは、kobore以外の3バンドだとDear Chambersだったけどね。

佐藤 赳(kobore/Gt,Vo)

森山僚太(Dear Chambers/Vo,Gt)ネガキャンとDear Chambersはほぼ同期。リリースはネガキャンが数日早い。
柄須賀レーベルに入ったのは、僕らが一番最後ですね。去年の10月が初リリースやったんで。
森山俺らだけ変なんだよね。koboreに土下座して入れてもらったんで。
──アハハハ。何だそれ。
佐藤これ本当です。新宿LOFTで初めてDear Chambersを見て、「このバンドヤベぇ」と思って、打ち上げで絶対話そうと思って森山に話しかけた。その翌日がちょうど森山の誕生日で、“でも誰にも祝ってもらえない”みたいないじりを受けてて、すでに泥酔状態だったんですよ。
森山日付が変わるまでに25杯のレモンサワーを…。
佐藤しょうがねえなーと思いつつ、絶対話したかったんでkoboreのツアー・ファイナルをツーマンでやる予定だったのを、スリーマンにするから出てくださいよって言ったら、“いやもうこちらからお願いします!”って、泣きながら土下座し始めた(笑)。
森山そこから全てが始まった(笑)。
柄須賀僕が初めてDear Chambersを見たのも、その土下座の時とは別なんですけどkoboreのツアー・ファイナルのO-WEST。むちゃくちゃかっこいいなと思った。ちょうど今から1年前に初めて対バンしたんですけど、森山くんとしゃべりたいとずっと思ってたんで、打ち上げでずっと横にひっついてたんですよね。
森山メンバーにも“the paddlesの子にすごい話しかけられてさ”とか言ってたんですよ。で、翌日ツイッターを見てたら“インフルエンザになりました”って。バカヤロー!
柄須賀本当に申し訳ないことをしました(笑)。

柄須賀皇司(the paddles/Vo,Gt)

──面白いなあ。the paddlesには、そういうおもしろエピソードはない?
佐藤いや、特に…。
柄須賀なんで!なんかあるでしょ!
佐藤the paddlesに限らず、僕は年下とあんまり絡まないタイプの人間で、先輩にガーっと行くタイプだったから。で、寝屋川VINTAGEに行った時に、店長が“ええバンドおるから見てみて”って、見たら、歌うまいな、ビブラートすげぇなと。
柄須賀よく物まねしてくれるんですよ。
佐藤でもその時はしゃべってない。そのあとも、打ち上げで会うけど、仲良くなったのかなってないのかわからない状態を繰り返して。聴けば聴くほどいいバンドだなというのと、あんまり後輩っぽくない感じがあって、それからけっこう話すようになった。森山とは酔っぱらってないと話せないんですけど、皇司はしらふで話せる。関西の人だから打ち解けやすいのもあるし、そこからずーっと変わらず。
森山the paddlesは、いい意味で正反対のバンド。僕、地味に年をとってて、今年27なんですけど、“このぐらい元気あるバンドやってたかったなー”って思う。この4バンドは、年が下に行くほど前向きになっていくと思います。一番後ろ向きな人は、だからまだ来てない(笑)。僕も“好き”って言われるのが苦手なタイプで、“森山さん! 好きなんです!”とか言われると“あーわかった、わかった”みたいな。心の中で“俺ら、そんなに良くないよ”とか思ってたんですよ。基本、ひがみでしかものを見てない人間なんで(笑)。でもthe paddlesがPaddy fieldに入ることが決まった時に、あらためてスタッフに曲を聴かされて、“こんなにいい歌歌ってたんだ”と思った。

森山僚太(Dear Chambers/Vo,Gt)

──じゃあ、二人にとってkoboreはどういう存在なんだろう。
森山僕らが今のバンド始めて3か月とかで出会って、これからバンドをどうやっていくのか、見て学ぶ部分が一番多かったバンドですね。たぶん一番近かったから。重要な人です。酔っぱらってないと言えないですけど。
佐藤酔っぱらってんのかよ(笑)。
柄須賀僕らは大阪の寝屋川VINTAGEで、koboreは東京の府中Flightで、同じようにローカルで、こんなにもいいバンドがおるんか!と思った最初のバンドがkoboreやったんですよ。森山くんと同じように、僕もkoboreから学ぶことが多かったですね。自分のバンドと照らし合わせて、次どうしようかな?と思った時に、そこにkoboreがいた。
──目指せkoboreだ。
森山いや、目指してるわけじゃないんですよ(笑)。
佐藤目指せよ!(笑)。
森山いやー、いいっすよ。
──Negative Campaignは?いない間にほめときましょうよ。
森山曲がいい。以上です。
佐藤曲がいっぱいある。以上です。
──人は?(笑)
佐藤人は、曲と同じぐらいいいよね。人柄が一番にじみ出てる。自分のキャラクターを、思う存分曲で吐き出してる。
柄須賀それはみんなそうじゃないですかね。森山さんも出てますよ。
佐藤女のことしか歌ってない。
森山そんなことないから!おまえだって、タバコと酒しか歌ってないじゃん。それとコンビニと(笑)。
佐藤森山の曲は、だいたい一人称が僕。僕と君、僕とあなたが絶対出てくる。皇司は何だろうね?曲で言うと…。
森山常にエールを送ってる(笑)。
佐藤ネガキャンは、言いたくても言えない心の中でのブツブツを曲にしてる。僕は真逆で、心の中をどストレートにバン!というタイプ。個々のキャラクターはバラバラかも。

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