Nothing’s Carved In Stone「俺らはやれることをやるというか。こういう状況だからって、止まっていても仕方ない」

インタビュー | 2020.10.30 19:00

──有観客+生配信という形式になりますが、これについては?
生形さすがに有観客なので、俺らは普通にライヴをするつもりです。例えばツアーファイナルでDVD用にカメラを入れることがあるじゃないですか。あれと同じような感覚ですかね。ただ、それを生配信しているという。まあ、やってみないとわからないし、始まったら多少は意識するかもしれないけど。日本武道館、日比谷野外大音楽堂だったり、席がある会場も過去にやってるから。KT Zepp Yokohama公演もフロアに席を置いてやるんですよ。11月までにもう少しお客さんを入れられるのであれば、そりゃ入れたいですけどね。その辺は臨機応変にやりたいなと。
──今の心境としては、お客さんの目の前でやっとプレイできる喜びの方が強いですか?
生形どうなるんだろう、という不安はありますけどね。ただ、周りのバンドも始めているし、楽しそうだなと思うから。生配信なので全国や海外でも観れますからね。あと、お客さんはマスクをしなきゃいけないので、ナッシングスのマスクを全員にプレゼントしようと思ってます。

──それは凄いですね。
生形オリジナルマスクを来場者全員に配ろうと。自分がお客さんだったら嬉しいですからね。コロナ禍でライヴをやるのは今年初だけど、俺らはやれることをやるというか。こういう状況だからって、止まっていても仕方ないし、別の活動をするつもりもないから。来てくれる人には楽しんでもらいたいですね。
──村松さんはいかがですか?
村松とても楽しみですね。自分自身も鬱々としているから・・・あっ、ライヴしてないからだなって。ようやくできるなという気持ちで一杯です。ライヴはライフワークですからね。
──アーティストがライヴで爆発している姿を見て、こちらもエネルギーを貰えますからね。
村松そのサイクルですよね。気持ち的には遠距離恋愛で、ようやく彼女に会えた!みたいなテンションじゃないですか。自分のテンションも普通じゃないと思うけど、コロナの前にどんなライヴをやっていたのかは体で覚えてますからね。最高のライヴをやってきた蓄積があるから、今はコロナだからとかじゃなく、自分たちがやってきたことを表現できるように準備したいですね。
──万全の体制でライヴに臨もうと。
村松テンションにまかせちゃうと、訳わからなくなりそうだから。それぐらいフラストレーションが溜まっているので、それをちゃんとコントロールして臨みたいですね。
──詳細は言えないかもしれませんが、選曲はどんな風にしようと思ってます?
生形選曲はまだこれから考えます。メンバー4人で話して、配信ライヴとはまた違うセットリストにしようと思ってます。あと、配信リリースした新曲を人前でやるのは初めてなので、それは楽しみですね。
──「NEW HORIZON」、「Dream in the Dark」を配信ライヴで披露した感触はいかがでした?
生形すごく良かったですね。ロックとポップで曲調も両極だし、今後ライヴのセットリストに入る曲だろうなと。演奏してても手応えがありますからね。

Nothing’s Carved In Stone「Dream in the Dark」Official Music Video

──あと、「SPECIAL ONE-MAN LIVE "BEGINNING 2020"」が来年2月27日・新木場Studio Coastで開催されますよね?
生形それも1年延びましたからね。"BEGINNING"は俺らが初ライヴをやった日(2009年2月27日)なので、今年で11年目だったんですけど、それが延期になったので12年目に1stアルバム『PARALLEL LIVES』を再現するという。
──ナッシングスの初ライヴとなった代官山UNITのカオスな盛り上がりは昨日のことのように覚えてます。
生形はははは、ですよね。完全にコンセプトのあるライヴで、しかも今年は前日に中止になりましたからね。やる気満々でセットリストや演出も全部決めて、これはみんなビックリするだろうと思っていたものを1年寝かせてますからね。
村松僕らよりもファンの人が意味合いを知ってくれている気がするんですよ。わりとナッシングスは男っぽいバンドなので、記念日だから祝ってくださいみたいなバンドではないけど・・・その気持ちに応えられる日にしたいですね。想像以上のライヴをやりたい。
──1stアルバム『PARALLEL LIVES』完全再現については?
村松ウチのメンバーできるのかな?って(笑)。
──えっ、これから練習ですか?
生形ははははは。
村松これから練習ですね。何だろうな、ウチは多作じゃないですか。ほんとに曲がたくさんあって、完成度の高いものを出してきたので、それをちゃんと再現できる場があるのはいいことだなと。かっこいいことをやっているので、それを今の自分たちで表現できるのはすごく意味のあるだと思います。
──ナッシングスはデビューからずっと攻め続けてますが、そのスタンスは何があっても変えずに?
生形どんな状況でも続けていきたいですね。今も曲作りはやっているので、まだ具体的な日にちは決めてないけど、それも楽しみにしてもらえたらなと。

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