fox capture plan対バンイベント「PLANNING」開催記念!ゲストの渡辺シュンスケ(Schroeder-Headz)とスペシャル対談!

インタビュー | 2021.07.08 18:00

fox capture planが続けている対バンイベント『PLANNING』が、「PLANNING 2021『EXCAPE ONE』」というタイトルで、8月6日(金)、Shibuya WWW Xにて行われる。今回のゲストは渡辺シュンスケのソロ・ユニット、Schroeder-Headz。7月21日(水)リリースのfox capture planのトリビュート・アルバム『ESCAPE-Tribute to fox capture plan-』には、「衝動の粒子」のリミキサーとして参加している。
ベーシックにジャズがあること、ピアノ・トリオ形式であること、ダンス・ミュージックへのアプローチのしかたなど、共通点がとても多いこの2組に、お互いのこととそれぞれのことを、じっくり話し合っていただきました!

お互いの音に「これをやりたかった!」と思った2組

──この2組の、最初の接点というのは?
渡辺シュンスケ(Schroeder-Headz)最初はたぶん、僕とメルテン(岸本)が対バンして。
岸本亮(Piano)ああ、そうか。JABBERLOOP(岸本が在籍)で、渋谷のPLUGだったかなあ。干支が一周するくらい前の頃。
渡辺そう。その直後にfoxを始めたっていう話をきいて──。
岸本そうだ、nhhmbase(井上が在籍していた)とSchroeder-Headの対バンがO-nestであったのを観に行って。その時に「つかっちゃん(井上)とカワイと一緒にピアノ・トリオをやるんです」っていう話を、シュンスケさんにした記憶はあります。
渡辺で、 最初のアルバムができた時、CDを手渡しでもらった気がする、メルテンから。
岸本foxとして最初に対バンしたのは、月見ル君想フで──。
カワイヒデヒロ(Double Bass)ああ、そうだ。2013年とか?
岸本シュンスケさんが誘ってくれて、アンコールで鍵盤2台でやったんです、未発表の新曲を。
カワイあと、シンガポールとか、一緒でしたよね。
渡辺あ、シンガポール行った! 日本のバンド、4つぐらいで──。
岸本2016年くらいかな。シンガポールで、日本のジャズ・シーンをパッケージにした、みたいなイベントがあって。
井上司(Drums)マーライオンの前にステージがあって、そこでやったんですよ。
渡辺そう、野外で。

渡辺シュンスケ(Schroeder-Headz)

岸本亮(Piano)

──で、それ以降も、なんやかんやで年に一回ぐらいはライブで一緒になる?
カワイそうですね。Shroeder-Headzだけじゃなくて……いろんな方のサポートをされているので、それで一緒になったり。
井上いろんなところで会いますね。
渡辺なんか、リングの上でやったよね?
カワイああ、ありましたね。
岸本TOKYO FMホールで、1曲ずつ交互にやるっていう。
渡辺ステージをリングに見立てて、両方のセットを組んで、1曲ずつ交互に演奏するっていう。あれ、おもしろかったね。
岸本うん、TOKYO FMの企画で──。
カワイちゃんと本物のリングアナの方がいて、呼び込みとかやってくれて。

カワイヒデヒロ(Double Bass)

井上司(Drums)

──渡辺さんは、最初にfoxの音を知った時は、どんな印象を持ちました?
渡辺僕は、ピアノ・トリオ編成で、ジャズっていうか、インストなんですけど、今の時代に即した音楽の作り方だったり、ボーダレスにジャンルも飛び越えたり、そういうトリオがやりたかったので……結局、ソロ・ユニットっていう形になっちゃったんですけど。だから、foxを最初に観た時、「あっ、これをやりたかった」みたいな。
岸本えっ!
渡辺「ああ、これこれ! いいなあ!」みたいなのがありました。
岸本僕、『NEWDAYS』(Shroeder-Headzのデビューアルバム。2010年リリース)を、タワレコの試聴で聴いた時、思いましたよ。「これをやりたかった!」って。

渡辺だから、たぶん感覚がリンクしてて。それまでジャズとかインストって、ちょっとフュージョンだったり、わりとオーセンティックな音だったんですけど、海外ではもっと自由なバンドが増えていて。エレクトロニックな要素が入ってきたりとか。そういうのをやりたいな、と思っていた時にfoxが出て来たから、「ああっ、そういうこと!」って、すごいシンパシーを感じたというか。
岸本むしろ、Shroeder-Headzの存在があったから、自分たちの音楽も、「じゃあもっと違うアプローチを考えないとな」っていう。先にやられてる、一緒のことをやっても絶対注目はされない、という。そういう意味では、ヒントをたくさんもらった、と思っています。
渡辺だから、生演奏で、肉体でガーッていくことも、好きではあるんだけど……テクノロジーが進化して、おもしろいエフェクターとかいっぱい出てきて、「こんなの使わない手はないじゃん」みたいな。それと生が融合してるピアノ・トリオがあったらかっこいいな、っていうのが、お互い考えてたことなのかな。

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