koboreが2ndフルアルバム『Purple』をリリース!アルバムについて、全国ワンマンツアーについて、佐藤 赳(Vo&Gt)と田中そら(Ba)にインタビュー!

インタビュー | 2022.04.02 12:00

2022年3月9日に3rd Full Album『Purple』をリリースしたkoboreが、4月9日の千葉LOOK公演を皮切りに29本に渡る全国ワンマンツアー「VIOLET TOUR 2022」をスタートさせる。佐藤 赳(Vo&Gt)と田中そら(Ba)がソングライターを務め、バンド全員で意見交換をしながらサウンドを一つひとつ吟味したうえで作られた『Purple』。汗を感じさせるパンクチューンから、奥行きのある豊かなバンドサウンド、管楽器などを用いたミドルナンバーなど、様々な挑戦のなかでバンドが元来持っているポップセンスをより磨きあげた作品となった。この楽曲たちの背景には、4人のどんな心情や関係性があるのだろうか。koboreの現在のモードを、佐藤と田中に訊いた。
──最新作『Purple』は、佐藤さんと田中さんがそれぞれデモを制作なさったものと、田中さんが佐藤さんの家に行って制作したものが収録されているそうですね。
佐藤 赳(Vo&Gt)今はこの作り方がしっくりくるんですよね。やっぱりスタジオで4人でバッと音を鳴らして作っていくと、音を一つひとつ選んだりできないというか。でも作り込んだデモを持っていくと、自分の鳴らしたい音のイメージをそのまま伝えられるんです。
田中そら(Ba)今回みたいな作り方も面白かったけど、こういう作り方もアリだな、くらいの感覚です。そのうちまた4人で集まってバン!と音を鳴らして作りたくなる時期が来るんだろうなと思うし、そのときはそういう作り方をすればいいなというか。
佐藤ソングライターがふたりという状況も、ごくごく自然な流れだったんです。勝手にそうなっていった。僕が作ってようが作ってなかろうが、いいものはいいじゃないですか。いい曲ならやればいいし、いい曲ならやりたいし。

佐藤 赳(Vo&Gt)

──となると、そらさんの作った曲に刺激を受けたりも?
佐藤んー、そういうのとは違いますね。自分の足りないところをそらが埋めて、そらの足りないところを僕が埋めた感じです。だから一緒に作ってきたっていう感覚が大きいし、“いい曲だからやろう”というだけです。そらと僕が10曲ずつデモを持ってきて、アルバム10曲中9曲がそらの曲になったら話は変わってきますけど(笑)。
──あははは。田中さんはこれまで佐藤さんが制作してきた楽曲があったうえで曲作りをなさったと思うのですが、心持ちとしてはいかがでしたか?
田中作曲はいつもの感覚で臨めたんですけど、歌詞はものすごく悩みました。そもそも僕が歌詞を書いていいのか?って。誰も求めてないと思うし。
佐藤そんなこと考えてたんだ(笑)。
田中考えるよ(笑)。koboreの歌詞は赳が思っていることを書けば成立するし、歌うのは赳だし、僕は歌わないし。“ヒロトとマーシー”とかザ・ビートルズみたいに、バンドにソングライターがふたり以上いるのは憧れでもあったんですけど、そのポジションは僕にとって荷が重くもあって……でもそれでもやりたいなと思った。
──それだけ大きな気持ちがあったうえで作詞をなさったと。
田中曲を作ってるうちに、音だけでは出せないメッセージ性をつけたくなったのかな。音だけで伝えられると思っていたけれど、ちゃんと文字にしたいなーと思うようになってきたんです。それで赳に“歌詞を書いてもいい?”と訊きました。
──ソングライターとしての意識が、より開花した作品でもある?
田中僕はもともと、何よりも曲を優先してしまうタイプなんですよね。ほかのパートを際立たせるために、ベースを抑えることを厭わない。でもその頻度が高すぎるから、バンドとしてのバランスが悪くならないように気を付けないとなと思っていますね。ベーシストとしての我を出していきたいなと思っています。
佐藤だからソングライティングというよりは“サウンド”かもね。デモはすんなり出来上がっていったけど、サウンドで論議することが多かった。
──たしかに、1曲目「ジェリーフィッシュ」のイントロから、これまでにないほど奥行きのある音像が実現していて、どの楽曲も音作りは細かいところまでじっくりこだわっていることがわかります。
佐藤ミックスにもめちゃくちゃ時間掛けましたね。聴いてみて“もっとここをこうしたい”や“一旦違うパターンを試してみたい”を何度も何度も繰り返して、最終的にいいものを選出したというか。だから出てきたものに対して“最高じゃん!”と思ったというよりは、とにかくいろんな場所に行って、いいと思うものを取捨選択していった結果にたどり着いた“最高”というか。選ばれし11曲という気がしてますね。
──『Purple』は新しい試みに富んだ作品でありつつも、koboreがもともと持っているポップセンスや、ひとつのジャンルにとらわれない音楽性など、もともと持っていた個性が磨かれた作品なのではないかとも思います。
佐藤たしかに身の丈に合ってないことはしてないですね。『Purple』は自分のやりたいことをやった結果だし、いちばん自分たちにとって自然なことだった。僕は求められているものに応えていく作業がいちばん嫌いなんです(笑)。“こういう音楽をやりなさい”と言われてそれに従うなら、自分が音楽をやる意味はないなと思うんですよね。もちろんいろんな意見を取り入れるのは大事なんですけど、それをやりすぎると今の自分のやりたいことがわからなくなっちゃうこと、あるじゃないですか。
──そうですね。
佐藤koboreは速い曲が多いし、そういう曲が好きな人も多いんです。ライブでめっちゃ盛り上がってくれる人が増えてきたなかでコロナ禍に入っていったから、koboreの曲で盛り上がれなくて不完全燃焼になったお客さんは多い印象があるんですよね。だけど『Purple』はミドルテンポの曲が多くて、“速い曲が聴きたかった”という意見も聞くんです。ニーズって難しいなあと思うんですけど……。
──今のkoboreがやりたい音楽を作っていくことが何よりも大事だから、ということですね。
佐藤そうですね。いつもどおり、僕たちのやりたいことを念頭に置いて作れたアルバムです。自分を見失わないことを大前提に、新しいものは取り入れていきたいと思っていますね。昔の速い曲もライブでがんがんやってるし、今のkoboreを判断するならライブを観てほしい。今のkoboreがいいと思う人はついてきてくれたらうれしいし、今のkoboreがピンと来ないなら、それはしょうがないなと思うから。

公演情報

DISK GARAGE公演

VIOLET TOUR 2022

2022年4月9日(土) 千葉 LOOK・千葉
2022年4月10日(日) F.A.D YOKOHAMA・神奈川
2022年4月14日(木) 神戸太陽と虎・兵庫
2022年4月16日(土) 鹿児島SRHALL・鹿児島
2022年4月17日(日) 熊本Django・熊本
2022年4月19日(火) 松山 WstudioRED・愛媛
2022年4月20日(水) 岡山CRAZY MAMA KINGDOM・岡山
2022年4月24日(日) HEAVEN’S ROCK 宇都宮 VJ-2・栃木
2022年4月26日(火) 郡山HIP SHOT・福島
2022年4月27日(水) 盛岡Club Change WAVE・岩手
2022年5月8日(日) 新潟 GOLDEN PIGS RED・新潟
2022年5月12日(木) 静岡UMBER・静岡
2022年5月13日(金) 滋賀U-STONE ・滋賀
2022年5月26日(木) 水戸 LIGHT HOUSE・茨城
2022年6月9日(木) 京都MUSE・京都
2022年6月11日(土) 甲府KAZOO HALL・山梨
2022年6月12日(日) 高崎FLEEZE・群馬
2022年6月16日(木) 大分SPOT・大阪
2022年6月18日(土) 高知X-pt.・高知
2022年6月19日(日) 高松DIME・香川
2022年6月25日(土) 金沢Eight Hall・石川
2022年6月26日(日) 松本ALECX・長野
2022年6月30日(木) 名古屋 THE BOTTOM LINE・愛知
2022年7月3日(日) 福岡BEAT STATION・福岡
2022年7月5日(火) 広島Cave-be・広島
2022年7月8日(金) 札幌cube garden・北海道
2022年7月10日(日) 仙台Darwin・仙台
2022年7月15日(金) Zepp DiverCity(TOKYO)・東京
2022年7月22日(金) 心斎橋BIGCAT・大阪

RELEASE

『Purple』

3rd Full Album FULL ALBUM

『Purple』

2022年3月9日(水)SALE
※初回限定盤(CD+DVD)、通常盤(CD)の2形態

※画像は初回限定盤
  • 沖 さやこ

    取材・文

    沖 さやこ

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  • 東 美樹

    撮影

    東 美樹

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