──ORESAMAでもそれぞれソロでも歌詞・楽曲提供をなさっていますが、ORESAMAの楽曲を作るのと差別化などはありますか？
ぽんわたしが歌詞を提供させていただく場合は、自分が歌うときにはチョイスできない言葉が選べたりしますね。そのアーティストの方にはどっちの言葉が合うかな？と考えるのもすごく楽しいんです。
小島僕が受ける楽曲提供は大きく分けて、先方からORESAMAらしさを求めていただける場合とそうでない場合の2パターンなんですよね。やっぱり提供するからには、僕らしかできないことを提案しなきゃいけないと思うんです。歌う方の気持ちを汲みつつ、“僕らはこうするのがいいと思うんですけどどうでしょう？”と。それが楽曲提供の面白いところであり、成長できるところですね。
ぽん「ism」の歌詞制作でラップにトライしていたから『ウマ娘』の楽曲にも挑戦できたし、生き方についての歌詞を書くことが多かったから「TREK TRUNK」では自分の人生観をちゃんと言葉にできたし。だから全部巡り巡って自分に戻ってきている実感があるんです。今回の充電期間も、それに集中するためなんですよね。個々の活動や仕事の仕方、生き方を経て、ORESAMAに戻ってきたときにいろんなことができるんだろうなと思っているので、それも楽しみなんです。
──充電完了したら、どんなORESAMAが待っているのか今から楽しみです。
ぽんめちゃくちゃロックになってたりして（笑）。
小島その可能性がないとは言い切れないね。やっぱり僕らのなかで固まっているORESAMA像をぶち壊さないと、新しいものはできないと思うんです。楽曲提供などをしていくなかで“自分はこんなこともできたんだ”とか、“こういうことをしても楽しいんだ”と発見したものをふたりで持ち寄ることで、新しいORESAMAが生まれるんだと思っています。それを加速させるための充電期間でもあるので、いろんな経験を積んでいきたいですね。
──10月10日には充電期間前ラストライブ「ORESAMA ONEMAN LIVE “TREK TRUNK”」が開催されます。会場のSpotify O-EASTは2020年4月にワンマンを行うはずだった会場ですよね。
ぽんそうですね。わたしたちはずっとO-nestで「FLAT NIGHT CARNIVAL」という自主企画イベントを打っていたので、O系列のライブハウスは昔から思い出があるんです。だから充電期間前の締めくくりは、ORESAMAのストーリー的にもやっぱりO-EASTなんじゃないかとチームで意見が合致しました。
──このインタビューは本番まで1ヶ月弱に迫っているタイミングに行っていますが、だいぶ当日の計画は立ってきていますか？
ぽん配信で観てくださる方も、会場に来てくださる方も楽しんでもらえるものを考えています。今もセットリストを吟味中で。やっぱり充電期間前ラストだから、選曲しながらしんみりしちゃうのかな……と思っていたんですけど、思っていた以上にポジティブです。というのも、ずっと一緒にやってきていたライブチームと“充電期間前最後ならこの曲はやるよね！”とか“セットリストの最後はこの曲だよね！”とわいわい喋るのがすごく楽しくて。非日常を体感できるORESAMAのライブを最後まで突き通しつつ、いろんなサプライズを用意しているので楽しんでいただけると思います。
──配信を視聴する方は、配信ならではの参加ができると聞きましたが。
ぽんそうなんです。配信でも一緒に遊んでる感覚になって楽しんでほしいので、動画配信プラットフォームのZ-aNさんにあるギフト機能を用意しています。オリジナルのスタンプをいろいろ用意していて。小島くんがファンの方々から“おしゃれカッティング野郎”と呼ばれているのでそのスタンプも作って（笑）。あと1曲だけぽん制作のVJがあります。どの曲をぽんちゃんが作ったんだろう？と考えながら観ていても楽しいんじゃないかな。結構気合い入れて仕込んでます！ 小島くんがギターソロを弾くときは“おしゃれカッティング野郎”のギフトの乱れ打ちかも（笑）。
小島ギターソロいっぱい作っちゃおうかな（笑）。当日は充電期間前最後のライブとはいえ、いつも僕らが掲げているコンセプトを大事にして、現時点で最高のライブをやることに集中します。それが応援してくださっている皆さんに僕らができる、最高のことなんじゃないかなって。間違いなく過去最大のボリュームのワンマンライブになりますし、ぜひ観ていただきたい、聴きに来ていただきたい。すごく強い気持ちを持ってライブに備えています。あと、今までやってないアプローチも考えていて。
──あら、新しいORESAMAまで観られるんですね。
ぽんちょっと特殊な箇所があって。そこを小島くんと綿密にミーティングしてるんですけど、そのセクションでさりげなくちょっとずつ曲数が増えていってます（笑）。
小島楽しみにしていてください（笑）。ライブですから、人間ならではのパワーを届けたいですね。音源では打ち込みの音も生楽器で弾いてもらえますし、音源と違う人の強さやあたたかみを感じてほしいです。
PRESENT
サイン色紙を1名様に！
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