虹のコンキスタドール 結成9周年ワンマン開催!中村朱里・鶴見萌・桐乃みゆが語る「虹コン愛」[後編]

インタビュー | 2023.06.14 19:30

毎年必ず夏曲を発表している虹のコンキスタドールが今年も夏曲「マイレージラブサマー」をリリースする。
7月12日(水)のシングル発売に先駆けて7月8日(土)に配信リリースされる「マイレージラブサマー」は、ANAとのコラボレーションソングで、配信リリースと同日の7月8日(土)にTOKYO DOME CITY HALLで行われる「虹のコンキスタドール 9th Anniversary Live 〜虹コンは9に⽌まれない︕〜」で初披露が決定。
中村朱里と鶴見萌、桐乃みゆの3人にグループ結成9周年を迎える心境や定番となった夏シングルの制作、そして、アニバーサリーライブにかける想いを聞いた。
——そして、今年の夏の新曲「マイレージラブサマー」のリリースが7月12日(水)に決まり、7月8日(土)に開催される9周年アニバーサリーライブで初披露することが発表されました。夏といえば虹コンと言っていいですよね。
中村朱里はい!
桐乃みゆあはは。 自信満々の「はい!」。
鶴見萌その方向でお願いします。

——(笑)夏シングルは定番となってますが、今年はどんな夏曲になってますか。
鶴見最初は「THE☆有頂天サマー!!」「限りなく冒険に近いサマー」「キミは無邪気な夏の女王」を<夏の三部作>と言って、虹コンの夏曲は始まったんですけど、それが終わった後も、なんだかんだ言って、割と同じ系列の物語が続いていたような感覚があったんですね。

——「ずっとサマーで恋してる」「愛をこころにサマーと数えよ」「サマーとはキミと私なりっ!!」「世界の中心で虹を叫んだサマー」と7年連続で続いて、昨年は“サマー”がなくなり、「キミは夏のレインボー!」になりました。
桐乃去年の「キミは夏のレインボー!」は女の子が女の子に語りかける歌詞だったんですよ。でも、今年は、また違う話になっていて。
鶴見「世界の中心で虹を叫んだサマー」まではなんとなく主人公は一緒で、1人の女の子の恋のストーリーが続いてる感があったんです。ちょっと暗くなる年もあったり、浮き沈みもあったんですけど、今回はそれを振り切って、めちゃくちゃ明るい曲になったなって。もちろん、虹のコンキスタドールらしい、ちょっと自信がないところもありつつ、<恋していいですか!><会いたい!会いたい!会いたい!会いたい!>って、今までとは違う、恋に前向きで明るく振り切った曲になってるんじゃないかなって思って。だから、自分たちの状況と照らし合わせて、めちゃくちゃ感情入れて、「うぅ……」ってちょっと苦しくなりながら歌うみたいな感じじゃなくて。もう、ただただ明るく歌えるっていうのは、それはそれで楽しいなって思ってます。

鶴見萌

中村昨年の「レインボー」から比べて、メンバーがばっと増えたんですよね。その増えた予科生ちゃんたちが、結構明るめで元気な人たちなんで、その新しい風を感じて、本当に人間様々だなって思ってます。

中村朱里

鶴見あはははは。
中村朱里は1期生なので、毎回、新メンバー入ってくるたびに思うんですけど、今の虹のコンキスタドールは、気持ちで突っ走っていくぞ! みたいな部分も見えるメンバーもいて。そういったところをうまく歌詞に載せてくれているんだなって思いますね。だって、歌詞を見てると、<会いたい>がゲシュタルト崩壊するくらい出てくるんですよ(笑)。すごいパワーが伝わってくるじゃないですか。しかも、これまでは海だったのが、空まで行っちゃって。世界というか、視野がもっともっと広がって、スカッとする感じがあるし、こんな虹コンもいいなって思ってもらえる曲なんじゃないかなって思います。ただ、朱里自身は、まだそんなに<GO!>って感じの性格ではないので、2番の歌詞がわかるなって。
桐乃ちょっと自信なさげなところね。
中村迷子になってしまってるので、恋のナビゲーションが欲しいよねっていうところには共感したりしております。
桐乃実は今回、ANAさんとMVでコラボさせていただいて。ANAさんの飛行機の前でダンスショットを取らせていただいたりとか、振り付けも、メンバーが飛行機になってるところが何ヶ所か出てきたりしていて。だから、これまでの夏曲とはまた違う、新しい虹コンをお見せできる曲になってるんじゃないかなって思いますね。

桐乃みゆ

——だから、「マイレージラブサマー」というタイトルなんですね。
桐乃そうなんですよ。マイレージが溜まっていくように、好きな人に会いたいという気持ちが溜まっていくっていう。だから、私はレコーディングでは愛いっぱいで歌ってます。
鶴見結構、いろんな捉え方ができる曲だなと思っていて。この歌詞の通りに、ただただ恋で捉えることもできるし、ANAさんとか、いろんな方々との出会いと繋がり、一緒に頑張っていきたいみたいなところも考えられるし、いろんな捉え方ができて好きだなって思います。
中村朱里はどちらかというと恋なのかなって思いました。この子、すごいなと感じてて。だって、空まで飛べちゃうくらい本気で恋をしてるんですよ。これが比喩じゃなくて、朱里の頭の中では、妖精さんみたいにうわーって飛んでっちゃったので(笑)、すごく明るくてメルヘンな子なのかなと思ってます。
——MVはどんな映像になってるんですか? 飛行機の前で踊ってるんですよね。
桐乃そうですね。それがもうすごくて。あんなに近くで飛行機を見たことがなかったし、しかも、格納庫だったので、飛行機がたくさん来るんですよ。その中でダンスショットを撮ったので、たまに飛行機の音が大きすぎて、音楽が聞こえなくなっちゃったりして。そういうハプニングもありながら撮ったダンスシーンは目を凝らして注目していてほしいですね。とにかく絵がすごいです。飛行機の前で踊る虹コンはインパクトがあると思います。
中村朱里は後ろにあるものが、海とか飛行機とか、壮大すぎて、人間ちっぽけだなって思いました。
鶴見あははは。悟りを開いてる。
中村人間はちっぽけで、世界は広いなって思いました。でも、毎年恒例の水着のダンスシーンも何回も撮っていただいて。今回もプールと海でやらせてもらったんですけど、「ちょっといちゃついてない?」「ざわ……ざわ……キュン!」みたいな部分ももしかしたら使われてるかもしれないので。
桐乃え! イチャイチャシーンあるんですか? 誰と誰なんですかね。
中村まー、それは見てのお楽しみかなって。どう映っているのかドキドキしてます。
鶴見あと、ここ数年はコロナ禍の影響で、関東近郊の海じゃなくて、プールでの撮影だったのが、ようやく解禁になって、また飛行機で綺麗な海の沖縄へ行って撮影することができたんですよ。しかも、ANAさんのサポートのもと、ANAさんの飛行機で行って、すごく綺麗なホテルに泊まって、飛行機の前で撮って。すごく豪華な形で撮れたので、映えてますね。
桐乃そのホテルのお部屋の中で撮影したシーンもありますもんね。
鶴見ホテルのプールでも撮れたし。それがすごく嬉しかったのと、私が把握してる自分が映ってるシーンだけでも、めちゃくちゃ面白いんですよ。ちょこまかしたシーンがたくさんあって。これが他のメンバー分もめっちゃあるっていう話を聞くので、どうやってこの曲の尺にそれ詰め込むのか? それくらいたくさんのカット数があるんですけど。
中村虹コン恒例の尻相撲とか。
鶴見恒例だったっけ?
中村あははは。違うか。
鶴見ま、尻相撲大会とか、大小様々な謎のイベントが開催されてて。あれも文脈がどう繋がるのか……。
桐乃入りきらないですよね。尻相撲もどれだけ使われてるのかな。
鶴見でも、全部、絶対に面白いんですよ。それがどうなるのか私達も気になってます。
——ライブも意識してる部分もあるんでしょうか。<キミが!キミが!〜>のところは指をさされる気満々でいます。
中村ここの振り付けめちゃくちゃ面白いので、もう目が足りなくなると思います。
桐乃自分にレスが来たかどうか、認識できないくらい早いので、そこは目を凝らしていただいて。
中村うん、注目してほしいね。
鶴見ライブでどう見えるかがめっちゃ気になるよね。振り付けをしてくださったYumiko先生が「MV用に特化した振り付け」ってもう明言して作ってくださって。虹のコンキスタドールは毎年、MVで水着になるので、MV的に映える振り付けにした、詰め込んだみたいに言ってくださってたんですよ。それをライブで見せたときにどう見えるのか。
桐乃衣装の状態でもそういう魅力を出せるのか、めっちゃ気になりますね。
——ライブでの披露が楽しみですが、どんなアニバーサリーライブになりそうですか。
桐乃9周年ということで、今までワンマンライブであんまり披露してこなかった曲も披露するつもりでいて。リハーサルの段階で、みんなで振り起こしをするぐらい久しぶりな曲があったりするし、とにかく曲数をたくさんやらせていただくので、もう怒涛のライブになると思います。虹コンらしい、元気で明るいライブができるかなって思うので、もう絶対に楽しいのは間違いないです。ぜひ楽しみにしていてほしいです。
鶴見10周年に向けた単なる踏み台としてじゃなく、スタッフさん含めて、みんなで何ができるかっていうことを真剣に考えてて。「え? そんなに!?」「こんなにやっていいんですか?」 っていうぐらい、やれることは全部やろうっていう形でみんなで取り組んでるので、本当に新しい挑戦がたくさんあるんですよ。本当に全部が実現できるのかまだわかってないものもたくさんあるけど、すごく見応えがあると思います。あとは…これだけ大所帯になったことで、いろんな見せ方ができるので、いろんな編成やいろんなパートが盛りだくさんで、本当に怒涛に駆け抜けていく感じになると思う。ここだけの演出がたくさんあるし、9周年の今のこのメンバーでしか見られないものを見に来ていただけたらなって思います。
中村「虹コンは9(急)に止まれない」というタイトルに全てが詰まってるかなって思います。今、ちょっと頭の中でワンマンライブをしてみたんですけど、もう止まってなかったですね。想像したら、めっちゃ楽しかった。やってる側も止まれないし、見てる側も止まれないで、走り抜けてる。疾走感を詰めに詰め込んだライブになっているので、おそらく2時間3時間ぐらいのライブだけど、体感は30分の熱いライブになりそうですね。
鶴見まじて、一瞬で終わりそう。
桐乃うん。駆け抜けましょうね。
——その先の未来は考えてますか?
中村もうキラッキラですよ。
桐乃あはははは。
鶴見それぞれがグループと自分の未来を考えて動いてる時期だと思ってて。だからこそ、
最近、みんなが個人的なイベントをやりたいって言い始めて。いろんなイベントが増えているし、いろんなことにチャレンジしていくぞっていう飢えが止まらない、みたいな状況になってるんですよね。一人一人がどんどんいろんなことをやって、自分を高めていって、グループを盛り上げていってるというか。なぜかすごいエンジンがかかっているので。
——武道館公演が実現しても、満足したり燃え尽きたりはしなかったんですね。
中村満足してないんでしょうね。
鶴見いかに、いい人生を送るかだからね。
中村みんな、欲しがりだよね。満足しきらない。それぞれにやりたいことがどんどん見えてきて。
鶴見そう、面白くなっていきそうだなって。
中村個人が際立っていって、その個人が虹のコンキスタドールに集まって、この人数がいて。それはもう、テーマパークのパレードのようになるんじゃないかなって、朱里は思っております。どうぞご期待ください!

【MV】虹のコンキスタドール「マイレージラブサマー」(虹コン)

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