灯橙(とうだい)あかの楽曲制作過程を紐解き、duoライブにかける想いもたっぷりと語ってもらった

インタビュー | 2023.12.06 18:00

バンドスタイルでのワンマンライブで注目してほしいこととは?

──気付きがあったわけですね。そして、1月にはバンドスタイルでのワンマンライブ『あのバス停で春を待つ』が開催されます。
灯橙はい。今、徐々にアーティストとしてのステージが上っていると感じていて、制作環境が変わったり、自分が行きたい場所への距離感が掴めてきたりしています。それによって、もっと前を向いて活動をしていきたいと気持ちが強くなってきていて。日の当たるところに行きたいな、もっとみんなに見てもらいたいという思いが強くなっているんです。その前向きさや、「頑張るぞ」という決意をみんなに伝えられるライブにしたいと思っています。
──前向きに気持ちが変化したきっかけが何かあったのでしょうか。
灯橙何か大きな出来事があったというわけではないのですが、フェーズが上っていくにつれて「アーティストとしてこうあるべきだ」という考えがより具体的になってきたことがきっかけだと思います。先程も言ったように、この1年間、周りに依存せずに自分の声に耳を傾け続けてきたことで、自分自身がわかってきたことも大きいかもしれませんね。
──ある種の覚悟が見えるライブになるのかもしれませんね。現段階はどんな準備をされているのでしょうか。
灯橙4つSNSを動かしているのですが、毎日duo公演のリンクを貼り付けるという、泥臭い作業ばかりしています(笑)。「もうわかってるやろうな」と思いつつ、「来てね」という思いを書いてみたり。今は地道な作業をして、1人でも多くの方に届ける準備をしているところですね。
──バンドスタイルでのライブだからこその注目ポイントもありそうです。
灯橙そもそも私は楽曲を作る時に、弾き語りかバンドで演奏するかを考えて作っているんですね。なので、duoにはバンドで映える曲を持っていきます。クオリティ的に間違いないと思いますし、バンドだからこそ一緒に楽しめるライブにしたいです。
──楽しみです。ではここから灯橙さんご自身についてもお伺いさせてください。まず、音楽のバックグラウンドから教えてください。
灯橙明確に「歌手になりたい」と思ったのは、小学校4年生の時。絢香さんの「三日月」に出会ったことがきっかけですね。それまでは曲を聴いても何も考えずに歌っていただけだったのですが、「三日月」を聴いた瞬間に「どういう歌詞なんだろう。こういう曲を私も歌いたいな」と思って。それが段々「こういう曲を作りたい」に発展していきました。それでおもちゃのボイスレコーダーを買ってもらって、思いついたメロディーを録音し始めたり、親戚にめちゃめちゃ古いギターを譲ってもらって弾き始めたりするようになりました。
──独学でですか?
灯橙独学です。
──挫折しなかったのが素晴らしいですね。
灯橙ギターに関して言えば、挫折したかもしれません(笑)。ギターを弾きながら歌うシンガソングライターではなく、絢香さんみたいなボーカリストになりたいと思っていたので、作曲の過程で使えれば良いくらいに思っていたんですよ。だからギターへのモチベーションはそんなに高くなくて、弾いていない時期もかなりありました。中学の時にオーディションを受けて受かったのですが、養成所への入学金がすごく高くて。これは無理だと諦めて普通に高校に進学しました。高校を卒業したら本格的に音楽の道を目指そうと思っていたのですが、通っていた高校が進学校だったんですね。なので進路相談で音楽がしたいと言っても全く歓迎されず…、大学に行ってからようやく動き始めました。
──それから活動を続けて今に至る、と。それにしても小学校4年生で「曲を作りたい」と思えるのがすごいですね。
灯橙絵を描くこともそうなのですが、多分ゼロから何かを作ることが好きなんです。なので小学校5年生くらいから作詞のマネごとみたいなことをしていましたね。
──楽曲制作をする上で大切にしていることはありますか?
灯橙曲を自分から離して客観的に見ることです。できあがった後に必ずやるのが少しだけ時間を置くこと。離れて眺めてみて、自分本位になりすぎていないかチェックするんです。聴いてくれる人、応援してくれる人がいると認識するようになってからは、必ずやるようにしています。
──「今曲が作りたい」と思うタイミングはどんな時に降ってきやすいのですか?
灯橙すごく困るのは、メロディーがぐるぐる頭の中を巡って眠れない時かな。

──天才型……!
灯橙そんなことないです(笑)! でもそういうことが結構あるんですよ。そうなってしまった時はとりあえず起きて、レコーダーにメロディーを入れて、ギターを触って、アイデアを出し切ってやっと眠れる、みたいな。あとは電車で書き溜めていた歌詞を眺めている時にも「この歌詞いいやん。早く帰って曲作りたい」と思うことがあります。
──日常の中で降ってくるパターンが多いのですね。では最後に、このインタビューを機に灯橙さんを知った方へ、自分の推しポイントのアピールをお願いします。
灯橙誰しも落ち込むときってあると思うんです。どうしようもない時、どうすればいいかわからない時、誰にも頼れない時なら、絶対味方になれると思います。「どん底から抜け出すきっかけになれますよ」というのは推しポイントかもしれないです。それを確かめるためにも、ぜひduo公演にきてください!

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