Faulieu.始動から全員でストイックにバンドに向き合い互いに高め合う──4/6(土)WWWワンマンへ掛ける思いをメンバー全員に訊いた

インタビュー | 2024.02.14 17:00

「Faulieu.」へ改名、ストイックにリリースやライブに力を注いできた

──「NAONのYAON 2023」のオープニングアクト出演、6月からは3ヶ月連続主催対バン&ワンマンライブ、10月にはファンイベント、年末にワンマン、コンスタントなリリースには新曲もあれば前名義での既発曲のリアレンジもあって、YouTubeでは定期的にトーク配信をして……。あきらかに1年の活動量ではないんですよ。
Mimoriあははは! とにかく基盤作りをしなきゃ!という気持ちが強すぎて(笑)。

Mimori

CanacoFaulieu.という新しいバンド名を検索したときにMV、サブスクの楽曲、写真、ホームページがしっかり出てきて、「こんなバンドでこんな人たちがやってるんだ」というのがちゃんとわかる状態にどうしてもしたくて! やっぱり改名をすると振り出しに戻ってしまう部分もあるので、1年目から出来る限りほかのバンドになんとか追いつこうと必死で走り続けました。でもそういう頑張りが伝わっているなら、とてもうれしいです。
──おっしゃっていただいたように、ネットで検索をするとFaulieu.のいろんなコンテンツが閲覧できます。YouTubeにはライブ映像もアップされているので、8月にリリースされた「メリーゴーランド」はライブだとこんなアレンジになるんだなと新鮮でした。
Kaho「メリーゴーランド」の音源はわかりやすく、ライブでは物理的に再現できない音を詰め込んでますね。Faulieu.の音源は音に厚みがあるので、ライブアレンジを考えるときは「どこの音を聴いてもらえたらお客さんが“あ、この曲かっこいい!”と思ってくれるかな?」とじっくり吟味しています。

kaho

Mimoriあとライブはお客さんと対面で演奏するので、わたしたち一人ひとりの熱量も違うんですよね。それがまた違う音に聴こえる理由なのかなと思っています。
Ayano観ていただいたライブ映像は始動ワンマンのものなので、今はだいぶパワーアップしてるはず!(笑)
Kaho2023年にたくさんライブをしたので、まだリリースしていない「SPICA」という曲のライブアレンジは、手拍子してもらえるところでそれっぽいギターを弾いてみたり、お客さんの反応を見ながら「ここはもう少し厚い音にしてみよう」「ここは要らないかも」と日々ブラッシュアップしてるんです。やっぱりライブバンドではあるので、お客さんとのコミュニケーションで曲を育てていければと思っているんですよね。
Canaco「嫌い」は「歌を大事にしているバンドだけど、メンバー全員かっこいいフレーズを弾けるんですよ」と見せたくて(笑)、ライブアレンジで入れがちなソロ回しを音源に入れてみました。一つひとつに意味を込めてやっていますね。
──そして2024年は4月6日の渋谷WWWワンマン「AS IS.」が決定していますが、そこに至るまでにもいろいろと主催ライブがありますよね。
Canacoそうですね。1月から3ヶ月連続で無料ワンマン「Free Free Faulieu!」を、2月と3月には対バンライブの「Road to WWW」が決まっています。
──おまけにアルバムのために制作も並行なさっている。やる気と根性がないとできないスケジュールだと思います。
Canacoそうなんですかね!? 一般的な動き方がよくわかってないのかも……(笑)。

Canaco

──型破りな試みが多くてとても面白いです。無料ワンマンはネット応募の抽選以外にも、路上ライブでチケットを配布しているとSNSで拝見しました。
CanacoSNSで一切告知せず、アコースティックセットで路上ライブをして、そこで初めて出会った人たちにチケットをお配りしているんです。できるだけたくさんFaulieu.の音楽に初めて触れる人との出会いを設けたいし、間口を増やしたいんですよね。
MimoriSNSを通じて広める方法も使いつつ、やっぱり対面がいちばんだな、直接音を聴いてもらうからこそ伝わるものがあるなとは思っていて。
Ayano無料ワンマンの初日も、路上ライブでチケットを受け取ってくれた方々もたくさん来てくださったんです。いくら無料とはいえ、たまたま路上ライブを観たバンドのライブにわざわざ足を運んでくれる人がこんなにいるんだ!って本当にうれしくて。

Ayano

Kahoライブハウスに行ったことがない人たちにとって、ライブハウスに足を運ぶのはハードルが高いと思うんです。それでもあれだけたくさん来ていただけて、本当にうれしかった。
Canaco路上がアコースティックなので、ライブハウスではバンドを観ていただけるのもうれしいですね。「バンド編成のライブ、すごく楽しかった」と言ってもらえて、ほんと感無量です。路上で披露していない曲も無料ワンマンでは披露したんですけど、それも楽しんでくださって。
──無料ワンマン初日はアンコール含め全12曲演奏。サービス精神旺盛すぎます(笑)。
Canacoせっかく来ていただいたからにはがっつり知ってもらいたいので!(笑) でもWWWのワンマンライブではそれを優に超えるレベルのものをお届けできるよう着々と準備をしているところです! WWWは前名義の頃から憧れのライブハウスで、今回ようやく立てるので本当にうれしいです。タイトルの通り「AS IS.」な、わたしたちという人間のありのまま、2024年4月のFaulieu.のありのままの姿を全力で見せられる1日にしたいです。
──WWWワンマンは時期的にFaulieu.始動から1周年なので、アニバーサリーライブの面もあるのではないでしょうか。
Canacoそうなんです、だから盛大にやりたいですね。いま制作している新曲もWWWではたくさんお披露目する予定ですし、愛を届けられるようなワンマンライブにしたいですね。いまから気合い十分です。
AyanoWWWはフロアがひな壇になっているので、お客さんの顔が全部見えるのもいいし、素敵な会場ですよね。新曲もいい曲ばっかりだから、みんなの反応がすごく楽しみなんです。リリースしている曲を覚えてもらって会場に来てもらえたら、より楽しめるはず! 当日は「1年でここまで成長したんだ」と思ってもらえる姿をお見せできると思いますし、「1年でアルバム出しちゃうんだ」という驚きも全部見せたいですね。わたしたちの気合いを伝えられるライブにしたいです。
Kaho長く応援してくださってるお客さんも、毎回ライブに来てくださる方も、最近知ってくださった方も、全員楽しめる場所にしたいなって思っていて。わたしが音楽に救われたように、何かを抱えている人を助けられるようなライブができたらなと思っています。
Mimoriタイトルどおり、等身大のわたしたちをお見せしたいですし、人間としてのパワーを届けられたらいいな……とは思っていて。
──まさに冒頭におっしゃった「バンドは人間力」ですね。WWWワンマン後にはどんな動きをなさるのか、期待が高まります。
Canacoこの1年は自分たち主導のライブでは地方遠征はできなかったので、WWWワンマンを機にいろんな場所に行けたらなと思っているんです。
Ayano音源リリースもコンスタントにしていきたいし。
Mimoriそうだね。たくさん曲を作っていきたいし、フェスに出たい!
Kahoどんどん規模を大きくしていきたいですね。昔からのお客さんから新規のお客さんまで、全員で楽しめる場がどんどん大きくなったらいいなと思います。

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