川村結花が、“会いたい”ゲストを招くライブ企画「duoでデュオvol.2」開催へ向け、ゲストの城 南海との対談が実現【後編】

インタビュー | 2024.06.28 19:00

シンガーソングライターの川村結花がこれまでに楽曲を提供したり、彼女自身が“会いたい”ゲストを招くライブ企画「duoでデュオ」。昨年7月に渡辺美里を招いて行われたvol.1に続く「duoでデュオvol.2」が7月5日、東京・duo MUSIC EXCHANGEで開催される。今回のゲストはデビュー曲「アイツムギ」をはじめ、川村が数々の楽曲を提供してきた城 南海(きずき みなみ)。この公演に先駆け、2人の対談をセッティング。「アイツムギ」にまつわるエピソードや「duoでデュオ」への想いなどについて語り合ってもらった。
後編では城 南海をゲストに迎えて開催する、“川村結花「duoでデュオvol.2」”について語るとともに、撮り下ろしフォトもたっぷり掲載!
──では、7月5日に東京・duo MUSIC EXCHANGEで行われる「duoでデュオvol.2」について聞かせてください。城さんは川村さんとの共演に対して、どんな思いがありますか?
城 南海まず、声をかけていただいたこと自体がすごく光栄です。私事ですけど、今年はデビュー15周年なんですよ。「アイツムギ」からスタートした道のなかで、たくさんの素晴らしい楽曲を提供してくださって、このタイミングで一緒にライブをやらせてもらえて。川村さんと2人のコンサートは初めてだし、その日だけのステージを見せられたらいいなと思っています。この15年で築いてきた信頼関係もあるし、音楽で会話するような歌を奏でられたらなって。

城 南海

川村結花そうだね。南海ちゃんが5周年のときは原宿クエストで「アイツムギ」の伴奏をさせてもらって。10周年のときは「行かないで」「アカツキ」のピアノ演奏とコーラスで参加させていただいたんです。15周年は「duoでデュオ」ということで5年ごとに共演しているんですよね。私も来年は30周年なので……シミジミしちゃいますね。

川村結花

5年分の思いをぶつけたいです!
──さきほど「アカツキ」のアレンジの話もありましたが、その日にしか聴けない歌をたっぷり堪能できるステージになりそうですね。
川村そうですね。「アイツムギ」もピアノと歌で聴いていただこうと思っているんですが、その日にしかない「アイツムギ」にしたいですね。二度とない人生だし、二度とない歌もあって然るべきだと思っていて。それくらいのことを言ってもいいと思うんですよね、あの曲は。
「アイツムギ」はいつも原曲に忠実に歌わせてもらっていて。川村さんとのライブでもそれは同じなんですが、一緒に奏でることで、その日だけのものになるんじゃないかなと。
川村南海ちゃんへの愛を込めて演奏するので、絶対にいいものになると思います。……いい月が出てるといいね。

──楽しみです。改めて聞きたいのですが、城さんにとって川村さんはどんな存在ですか?
東京のお姉さんですね(笑)。普段からすごく連絡を取ってるわけではないんですが、「アイツムギ」から始まって、楽曲を通して、そのときどきの私に必要な言葉、メロディを送ってくださって。本当に感謝しています。
川村そんなふうに言ってもらえるなんて、すごくうれしいです。私のなかで南海ちゃんのイメージは変わっていなくて。さっきも言いましたけど、太陽だったり、神聖な感じだったり。ひと言ひと言を美しく、愛でるように歌ってくれる人だし、歌を神に奉納する白拍子のような存在だなとも思いますね。シャーマン的なところもあるんじゃないかな。

奄美でいうユタですね。
川村半径5mくらいの身近なことを歌うのもいいと思うんだけど、やっぱり南海ちゃんにはアーシングというのかな。大地とつながりながら歌っていてほしいという思いがあるんですよ。

それは私も感じていて。歌っているときに「空や大地とつながってる」という感覚になることがあるんです。そういう感じで歌える曲が何曲かあって、「アイツムギ」はまさにそうなんですよ。やっぱり私の土台を作ってくれたのは川村さんなんだなって思いますね。

SHARE

川村結花の関連記事

アーティストページへ

最新記事

もっと見る