椎名慶治 ソロ活動5周年！ベスト盤・ミュージックビデオ同時リリース、そして恒例年末ライブ～全国ツアーにかける想いに迫る！

あるじゃないですか、人気投票をしても下のほうでくすぶってる奴らが。そういう曲を、聴きたくもないだろう客に、聴きたくない曲をいっぱいやろうかなと(笑)。

──さあ、そしてツアーも決まりました。2017年2月から4月まで、全国13公演ですか。

僕、全然把握してないんですよ。ツアーやりますと言われて、わかりましたって。こういうスケジュールじゃないと喉の調子がとか、一切言わないんで。いつも勝手に決まってます。

──面白いのは、初日が男性限定ライブで、二日目が女性限定なんですよね。

男性限定は3年目で、女子限定を初めてやります。男性限定ばかりやってずるいという声もあったんでしょうね。ただ女子限定をやらなかった理由は、だいたい女子じゃん！って。7割女、3割男で、肩身の狭い思いをしている男の救済処置として男限定を始めたのに、そうすると今度は女が怒る。めんどくせえなと思いながら、やることにしました。だから女子限定の日は超絶手を抜きますよ。

──またそういうことを言う(笑)。そしてツアー前、恒例のバースデーライブとして、12月30日に日本橋三井ホールで“YAKUOTOSHI”と題したライブが。これはどんなものになりますか。

“YAKUOTOSHI”というのは、本厄が終わって後厄になるんですけど、今年はピロリ菌にやられたりして、ちゃんと厄を落としておかないと危ないぞと。それで、今まで自分にとってこれはマイナスかな？とか、こいつが足引っ張ってんじゃねえか？と思うような楽曲を、成仏させようかと思ってます。あるじゃないですか、人気投票をしても下のほうでくすぶってる奴らが。そういう曲を、聴きたくもないだろう客に、聴きたくない曲をいっぱいやろうかなと(笑)。

──あははは。ひどい。

でもね、そういう曲をあらためてライブで椎名が本気で歌った結果、“いい曲じゃん”って思って、その結果厄が落ちて、その曲が成仏して、ベストアルバムは買ったけど、この曲が入ったCDも今日買って帰ろうってなるかもしれない。だからベストアルバムに入ってる曲は1曲もやりたくないですね。というライブにしたいので。書いておいてください。

──どこまで本気なのか(笑)。となると、来年のツアーはベストアルバムからの曲をやりまくるという。

わからないです(笑)。ベストを出してから4か月たっちゃうんで、この15曲は聴き飽きると思うんですよ。もちろん「RABBIT-MAN」をやらないわけにはいかないだろうとか、そういうものはありますけど、それ以外のところは変えていきたい。ただのベストアルバムのツアーにはしたくないと思って、ツアー名を変えたんですよ。6周年ということで「RABBIT“6”MAN」というふうに変えて。こうしておくことによって、ベストアルバムのツアーじゃないんですか？と言われても、“違いますよ”と言えるから。セットリストも自由にできるという。“YAKUOTOSHI”が終わったら、早急に頭をそっちに切り替えていきたいなと思います。ただ“YAKUOTOSHI”からちょうど1週間後が高橋まことの誕生日で、バースデーライブをJET SET BOYSでやるんですよ。わけわかんないですよ。何でそんな日に生まれたんだ？って。

──そんなこと言われても(笑)。

僕が12月30日で、高橋まことが1月6日で、友森昭一が1月13日。でも僕のバースデーライブは37歳から続けてるから、これはやりたいと。で、まことさんはやらないわけにはいかないから、その1週間後。歌詞、絶対覚えられないですよ。これはただの愚痴です(笑)。でもやります。JET SET BOYSの1月6日のライブも、みなさんぜひ来てください。