安藤裕子、日々考えていたことや6月に行うプレミアムライブについて語る。

インタビュー | 2017.05.03 13:00

──夜が明ける予感はしてるっていうことですよね。

そうですね。多分、昔とは違う自分になるだろうなとは思ってる。時代も変わってますしね。自分も変わらないといけないなと思いますよね。

──これまでも何度か死と再生を繰り返してきてますから。

小さいサイクルでね。多分ね、音楽を作り始めて、ただ楽しいっていう時期は、『chronicle.』で閉じたんですよね。そっから、だんだん妙に死生観と自分が徐々につながるようになって。『JAPANESE POP』『勘違い』と、人生や生き死にを眺め過ぎてしまって、『グッド・バイ』で心の中に歌うことがなくなったような気持ちになってしまった。でも、『あなたが寝てる間に』は、<おいおい、君はまだ生きてんじゃないか!>ってちょっと自分を励ましてる感じがあって。普通に音楽を楽しめばいいじゃんってことで、『頂き物』でリハビリをさせてもらったけど、メジャーでリリースし続けることには、自分の枯渇度がなかなか大きくて。ちょっと厳しかったかなっていうのはありましたね。でも、時間が過ぎるのが早くて。休みますって言っても、ライブはやってたし。

──去年の3月に9thアルバム『頂き物』が出て、そのあとも銀杏BOYZのトリビュート盤に参加していたりしたので、音源的にもそんなに休んでる感じがしないんですよね。

そうそう。でも、一般社会人としては、丸1年やらないっていうのはなかなかのことですけどね。ただ、私に限らず、女性の歌い手さんは、ちゃんと出していかないと、本来、出し続けていかないといけない毒みたいなものが溜まって病気になっちゃうと思うんですよね。魂があって生きる限りは、どっか歌ってないと、原因不明と言われる病に侵されますよね。だから、歌わないとダメなんだなって思いました。あと、太っちゃうしね。衣装が入らなくなっちゃうのも困るから。

──あははははは。6月のプレミアムライブが待ち遠しいです!

私も楽しみたいし、足を運んでくれる皆さんにも普通に楽しんで欲しいなと思いますね。やっぱり、楽しいという気持ちが、一番のエンジンになるし、楽しくなかったら、変な話、どうにもならない仕事だと思うんですよね。悲しい曲だとしても、怖い曲だとしても、胸が騒ぐというか、ギュっとなったりとか、笑顔になったりとか。感情を揺らすっていうことが、人間誰しも大事だと思う。そういうことをちゃんとしたい。いろんな気持ちを揺らして楽しんでいただきたいなって思いますね。

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