黒崎真音、バースデーライブツアー開催!アニメソング界の異端児を目指す彼女の野望とは?

インタビュー | 2017.11.29 15:00

──ではこのベストを作って、7年間を振り返ってみてどんなことを思いましたか?

曲制作に関して、曲のこだわりを持たないということがこだわりだったんだなと思いました。自分のオリジナル曲は別として、アニメソングはアニメに合わないと意味がないので、そこでは自分の趣味嗜好はあえて考えないようにしてたんですよ。

──あーカッコイイ! アニメソングを長年歌ってきた真音さんならではのプロ意識ですね。そこは。

アニメソングに関しては、自分のこだわりよりも尊重する相手がいるので。その作品を好きなリスナーが曲を聴いて、歌詞を読んで「あー、これはあの人のことをいってるのかな?」、「あのシーンのことかな?」とか。そういうものがピンとくるほうが重要ですから。

──ベスト盤のラストには「僕はこの世界に恋をしたから」という新曲も収録されてましたが。これはアニメは関係なく作ったオリジナル曲ですよね?

はい。これはアニメを通して自分のところにきてくれた楽曲たちへ感謝を表現した曲なんですよ。この7年間なにを考えながら過ごしてきたかなと振り返ったとき、アニメソングにこだわってやってきた自分がいたので。アニメソングに出会って、恋をして。アニメソングがなければいまの自分はないので、そこへの感謝と、いろんなご縁があって自分のところにきてくれた楽曲たちへの感謝の気持ちと、もちろんファンのみなさんへの感謝の気持ち。そのすべてに対して感謝を送る気持ちを音楽で表現したんです。

──せっかくのオリジナルなのに、日陰系の曲を選ばなかったのが不思議だなと思ったんですが。

そこなんです(微笑)。そのときの気持ちが、戦いとかもがくとかそういう心境ではなかったんですよね。それよりも「ありがとう」というあったかい気持ちが全然強かったので、ノンカフェインな、トゲがない曲にしたんです。私の曲はいつもカフェイン強めで、目が覚めちゃうような曲が多いんで(笑)。

──さて、2018年の黒崎真音は「MAON KUROSAKI Birthday Live Tour 2018 -prism- supported by dアニメストア」のライブからスタートする訳ですが。こちらはどんなツアーになる予定ですか?

ベストアルバムをパッケージしたライブは1度やったので、今回のツアーは「アニソンアーティストしての黒崎真音」と「ひとりの歌手としての黒崎真音」。それぞれの魅力を感じてもらえるようなものにしたいと思っています。どちらも含めて黒崎真音なので。

──それでは、最後に2018年の黒崎真音の野望を聞かせて下さい。

私個人としては、アニソン界の“異端児”になっていきたいです。もっと日陰な曲をどんどん歌って、日陰に接していきたいですね。どんなアニメソングとご縁があるのかにもよりますけど。

──それなら日陰サイド、ダークネスに振り切った黒崎真音を出すプロジェクトを立ち上げてやればいいんじゃないですか?

うわー。(スタッフを見て)いいですか?

──ダークネス真音的なものも見てみたいですけどね。

ライオネス飛鳥的名前でいいですね(笑)。じつは私、プロレスが大好きなんですよ!
私は新日本プロレスが一番好きなんですけど。そのプロレス中継をインターネットで見ながら作業したりしますし。当日券を買って見に行ったりもしてるんですよ。

──じゃあ、プロレスラーの入場曲に真音さんの曲が使ってもらえたりしたら最高ですね。

ファンのなかにプロレスラーのかたがいて、その人は私の曲で入場してるといってました(笑顔)。プロレスのお仕事はなんでもやりたいです!女子プロレスラーになりたかったですもん。

──ほんとですか?

はい。リングネームももう決めてて。“真音デスロリータ”っていうんですよ!!

──いいじゃないですか!

ビジュアルもすでに考えてあって。フリフリの傘を持って、その傘を振り回しながらリングに入場するんです。コスチュームはヒラヒラのスカートで、そのなかにシマシマの見せパンをはく。そういうビジュアルまでこだわったレスラーになりたいんですけど。

──女子プロ界でも異端児になれそう(笑)。

ただ、筋肉が全然ないので「レスラーとしては魅力がなさすぎる身体だ」とファンのかたにいわれてしました(苦笑)。でも、ダーク系の歌を歌う別ユニットはいいですね。憧れます。

──そこではとことんダーク、ネガティブな自分を吐き出して。

マイナスな気持ちを歌うと、そのときのことを思い出してわーってなるんですけど。でも、そうやって音楽で気持ちが左右されるのは音楽の在るべき形という気もしますし。だから、自分は人が言いづらいことこそ歌いたい。みんなと同じことができなかったから、こうしてアーティストになったんだから。そういうことをやらないとアーティストになった意味がないと思うんです。人が言いづらいこと、なかなか言葉にできないことを過去に経験してきた。そこは、自分の一番の強みですから。

──あー。確かにそうですね。

デビューする前に急にそう思った日があったんです。歌を歌おうと思ったとき、私みたいな暗黒時代を経験したことがある人は少ないかもしれない。じゃあそこは私の武器になると思った瞬間、“最強”の気持ちになれたんです。いくら自分より歌が上手い人がいても、どんなにかわいい人がいても「私のほうがいろんなことを経験してるし」って。「暗い歌は誰にも負けないから」と思ってました。「私は誰よりも暗い歌を歌えるし、陰鬱な曲を歌わせたら誰にも負けない」と(笑)。ハッピー系、アイドル系には勝てないです。そういう子はすぐに人気が出るのを側で見てきたんですよ。だから、私は逆の方向に突き抜けようと。それだったら敵はいないと思ってました。「こんなに暗い曲を歌えるやつはいないだろう」「こんなに黒い服が似合うやつはいないだろう」って。デビューしてアニメソングを歌い出してからは、そういう自分だけではいられなくなってハッピーな曲も人に元気を与える曲も歌うようになったんですけど。2018年は、そういう本来の黒崎真音をもっとだしていきたいですね。

──ファンは真音さんが本当は日陰系だということには気づいてるんですか?

どうなんでしょうね。でも、曲にちょっとずつ暗闇は落とし込んできたので、少しは気づいてるんじゃないですかね。黒崎真音は“闇”が売りだってことに。

 

黒崎真音の「ふるさとの思い出」「初めて立ったステージ」
コラム記事を後日公開!

 

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MAON KUROSAKI Birthday Live Tour 2018 -prism- supported by dアニメストア

1月14日(日) マイナビBLITZ赤坂
1月20日(土) 梅田CLUB QUATTRO
1月21日(日) 名古屋ReNY limited

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1月14日(日) マイナビBLITZ赤坂
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ベストアルバム「MAON KUROSAKI BEST ALBUM -M.A.O.N-」
(NBC ユニバーサル・エンターテイメントジャパン)
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