──そんな大黒さんにとって、ライブの魅力、ライブに向かう原動力とは何ですか?
スペクタクルなショーも好きですが、感覚的なライブが一番好きですね。訪れた街の空気感、その日のお客様の期待感と感情のキャッチボール。それらに自分の心が動いて溢れてくる歌、その日のミュージシャンの演奏に影響されて生まれる響きとパフォーマンス。"今しかないもの"ですよね。刹那的ではありますが、そういった"一瞬の美学"が揺るぎない魅力だと思います。原動力はお客様の笑顔です。
──4月11日から始まるFINAL SEASON、なかでも5月7日&8日の東京公演・中野サンプラザについて、意気込みをお願いします。
全国47都道府県ツアーの締めであり、25周年の締めなので、今の自分の集大成といいましょうか、限界に挑戦します!シングルメドレー最大級とか(笑)、最高レンジの壮大な新曲発表とか、怒涛のラテン&ロック駆け上がり大人の体育の時間とか(笑)。底抜けに楽しんでいただくフルコースメニューを用意しているので、ファンでなくとも何気に曲を聴いてきた方にも楽しんでいただけると思います。これまで7大都市などの大きな会場に地方の方々を呼ぶのではなく、あえて地方都市から皆様のもとへご挨拶回りをしてきましたが、カムバックサーモン(笑)!始まりのニトリ文化ホール、私が勝負し続けてきた東京・中野サンプラザホール、ヒューマンな歌を育ててくれた大阪・オリックス劇場。そこに、再び走り出したフレッシュな大黒摩季として、このツアーで進化したすべてをもって、私を鍛え成長させてくれた都会へ最大限の恩返しをしたいと思っています。挑むことに少々怯えつつも、完走できたらきっとまた自分を好きになれるとワクワクもしています。
──ライブに来られる観客の皆さんへのメッセージをお願いします。
ご年配の方々より、"中年だけじゃなく中高年も仲間に入れてください!"と懇願され(笑)、いよいよ"中高年よ熱くなれ‼"になりましたが、若者たちもぜひそんな眩しい大人に混ざって、普遍なる音楽マジックを体感してほしいですね。お疲れの方やストレス満タンな方こそぜひ!最高の発散と、ラブ&ピースが充満する超気持ちいいライブで、ピカピカの笑顔になってくださいね。
──そして、ニューアルバムを現在制作中ということですが、どのような内容になりそうでしょうか?
アナログとデジタル、昭和世代の底力と平成世代のクールさ、私が思う音楽の素晴らしさ、広さと深さ…etc.同年代はもちろんですが、私が音楽学校の講師をやるうちに芽生えた、若い世代に残したい良質な音や本気のクリエイトを、私がリスペクトしてやまないクリエイター、アーティスト、ミュージシャンとともに全身全霊、ミイラになるほどすべてを注いだ力作です。歌詞は心のサプリメントがバラエティに富んでいて、きっと聴くうちに元気が出てくるはず。6年分の想いを込めて2枚組、ゲップが出ちゃうぐらい(笑)、濃ゆい楽しさ満載です。楽しみにしていてください。
PRESENT
サイン入りポスターを5名様に!
※転載禁止
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