綾野ましろ 2年連続となるライブサーキット開催!11月3日のマイナビBLITZ赤坂ワンマン、そして5周年に向けて伝えたいメッセージとは?

インタビュー | 2018.07.04 18:00

アニソンを中心に活躍するロックシンガー、綾野ましろが2年連続となるサーキットライブ“One-man Live Circuit 2018「PARAISO」”をスタートさせる。東京・名古屋・札幌の3箇所で、初の試みとなる2DAYS公演で、11月には“One-man Live 2018「YOUR WORLD」”も控えている。国内だけではなく、台湾、上海、シンガポール、メキシコ、ポルトガル……と世界中を飛び回る彼女がライブに求めるものとは。
──ワンマンライブはもちろん、アニメ関連のイベントやリリイベと、ライブ三昧の日々が続いていますが、4月のEX THEATER ROPPONGIでのワンマンライブ「STORIES」から振り返っていただけますか?
昨年のライブサーキットで、サポートミュージシャンのみんなとのコミュニケーションがうまく取れるようになったし、照明や演出とか、歌以外のところも考えられるようになって。そんな1年間の成長の集大成を見せられたらいいなと思ってました。結果、3度目の誕生月のライブだったんですけど、曜日の関係で前日だったので、自分の誕生日だってことを忘れていたくらい(笑)、ライブに集中していたし、お客様もすごく盛り上がってくれて。楽曲に対しての入り込みがすごいというか、一緒に歌ってくれたりしたので、より一体感が生まれてきたなって思います。
──「STORIES」というタイトルにはどんな思いを込めてました?
2018年の第1弾のワンマンだったので、私たちの物語がまたここから始まっていくんだっていう、1年の始まりを表したかったんですね。また、1月にリリースした6枚目のシングル「starry」がアニメ「グランクレスト戦記」の前期OP主題歌で<物語は動き出す>っていう歌詞から始まっていて。そういった繋がりもタイトルに込めてましたね。
──アニメ「グランクレスト戦記」後期EDテーマに起用された7thシングル「衝動」の初披露もありました。
そうですね。初めて聴いた人もノリやすい曲だったと思うんですけど、その後、どんどん育っていって。最近はコーラス部分を本意気で歌ってくれてる人もいて。マイクなしで歌ってるから、ライブ後に会うと、みんなの喉が枯れてるんですよね(笑)。カップリングの「MATROSKA」(読み:マトリョーシカ)も今までになかった激しい曲で、「ECHOES」はまだライブでは歌ってないけど、「Lotus Pain」くらい熱いバラードになるかなって思う。みんな、私と同じように歌えるくらいになって欲しい……いや、あんまり覚えられると私、歌詞間違えられないので、なんとなく歌えるくらいでいいかな(笑)
──(笑)4月に新しい物語が始まって、7月からは2年連続となるライブサーキットが始まります。
私はもっともっと長い全国ツアーをやってみたいんですけど、いきなり全国というよりかは、徐々に徐々にあっためていって、できるなって思ったら、みんなと一緒に長い航海に出たいと思ってて。その始まりとして、今年は2DAYS公演を3箇所。去年、東京だけ2DAYS公演だったんですけど、明るめのセットリストの日と、ダークめの日と分けてやったんです。今年はそこをもっと突き詰めたいなっていうことで、全箇所を2DAYSにしています。同じ土地でセットリストや世界観を変えて、違った面を見せたいです。
──「PARAISO」(パライソ)というタイトルをつけたのは?
一つ一つのライブが私たちの楽園=居場所であるっていうことですね。6箇所、それぞれ違う絵が見えるような楽園をみんなと一緒に作っていきたいっていう思いです。
──綾野さんご自身は、「楽園」と聞くとまず何が思い浮かびます?
みんなの愛に溢れてる場所かな。愛にもいろいろあって。ポジティヴな面もあれば、ネガティヴな面もある。たとえ、ちょっと争いが起きたとしても、それは愛があるからこその争いであって欲しいっていう思いがあって。みんながみんなのことを思いやれる場所が楽園だなって思ってます。
──どこか具体的な場所ではなく、人の思いの方が大事なんですね。
うーん。人は一人では生きていけないじゃないですか。生きてる限りは一人は難しいとなると、やっぱりみんなと一緒に愛をもって仲良くしてるのが楽園なのかなって、現世では思いますね(笑)
──「現世では」というのは?
来世は人間になりたいと思ってないんですよ。だって、大変ですもん。なんとなく、花瓶になりたいなと思ってます。誰かの手によって生み出された美しい花瓶。でも、いまは人間として頑張りたいなって思います(笑)。しかも、歌でたくさんの人を引っ張っていく側で全うして、いずれは花瓶になりたいなって思ってます。
──(笑)南の島とかは浮かばなかった?
ちょっと迷いました。ロゴやグッズのデザインをみんなと考えているときに、当然、南国も思いついたんですけど、私はあまり活発な方ではないというか。太陽的な活発さとはいまのモチベーションが違う。どこか具体的な場所ではないです。扉を開けたら、一つ一つ違うパライソが広がっているみたいなイメージです。一つ一つの場所に航海をしていって、島に旗を立てるっていう。
──どんなパライソが待っていそうですか?
昨年、初めてサーキットをやったことによって、昨年11月のワンマン「UNIVERSE」で自分も予想してなかったような景色が見れたので、そういうのを期待してます。だから、まずは11月に向けてだなって思ってるんですけど、今年はこのパライソで、やったことのないことを増やしたいなと思ってて。まだスタッフさんにも言ってないんですけど、やりたいことが頭の中にあるし、何かしらチャレンジはしたいですね。一つ一つ、できることを増やしていきたい、蓄積を作りたいなって思うんですよ。例えば、4月のライブでは、サイリウムを1回、置いてもらって、拳でぶつかり合うゾーンを作ったんですね。みんながどれくらい乗ってくれるかわからないから怖かったけど、すごい盛り上がってくれて。ライブならではの、その時にしかないことができたらなって思います。

公演情報

DISK GARAGE公演

One-man Live 2018「YOUR WORLD」

2018年11月3日(土・祝) マイナビBLITZ赤坂

チケット一般発売日:2018年7月28日(土)

One-man Live Circuit 2018「PARAISO」

2018年7月21日(土)22日(日) 青山RizM

チケット一般発売日:2018年6月16日(土) SOLD OUT!

MUSIC B.B. 20th Anniversary
「ANISON B.B. FESTIVAL~2018 SUMMER~」出演決定!

2018年7月31日(火) TSUTAYA O-EAST
出演者:田梨香子 / aki / 亜咲花 / 綾野ましろ / いとうかなこ / 小野早稀 / 河野万里奈 / 上月せれな / 春奈るな / むらたたむ / レディビアード / and more…

チケット一般発売日:2018年6月23日(土)

RELEASE

「衝動」

7thシングル

「衝動」

NOW ON SALE
(SACRA MUSIC)
初回生産限定盤[CD+DVD]、通常盤[CD]、期間生産限定盤(アニメ盤)[CD+DVD]
※写真は初回生産限定盤
  • 永堀アツオ

    TEXT

    永堀アツオ

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