D.W.ニコルズ、初の野外ワンマンライブ開催。“感謝祭”と銘打たれた特別公演に臨む彼らの心情に迫る

インタビュー | 2018.07.27 15:00

D.W.ニコルズが、2018年9月2日(日)に<「D.W.ニコルズのニコニコ感謝祭」〜はじめての野外ワンマン!あらためまして、ありがとう〜>を開催する。

タイトルにもある通り、これがバンドにとって初の野外でのワンマンライブ。どう考えても野外が似合うグッドミュージックを紡ぎ続けてきたニコルズなだけに、その事実を意外に思う人も多いはずだ。なぜ4人は野外でのワンマンをやろうと思ったのか。その話を訊くと、ニコルズの今が浮かび上がってきた。

野外でおもしろいことをやっていることをどんどん発信していきたい

──まず、初の野外ワンマンをやろうと思った経緯からお訊きしたいです。
鈴木健太昔から大小問わず野外イベントにはすごく誘われますし、誘われるときも“ニコルズは絶対に野外で観たい”と言ってもらえていたんですよね。で、野外でライブをやれば必ずファンの方や主催者の方に喜んでもらえていたので、いつか野外でワンマンをやりたいねっていう話はずっとしていたんですよ。それがこのタイミングでやることになったのは……萬玉が入ったのっていつだっけ?
千葉真奈美去年。
鈴木健太えっ、去年?
千葉真奈美うん。去年の頭(2017年1月)。
鈴木健太去年入って(笑)、ミニアルバムを2枚(『スマイル4』『スマイル5』)出したんですけど、本当にいいドラマーで、ニコルズの可能性をすごく広げてくれたんですよ。それでいろんなことにチャレンジすることができて、今年、このメンバーになってから初のフルアルバム(『HELLO YELLOW』)を出したんです。「あらためまして、こんにちは」というコンセプトで、これからの自分たちの名刺代わりになる、代表作になるものを作ったんですよね。
──萬玉さんが加入されてから、それこそ“去年だっけ?”っていう感覚になるぐらい、かなり密な時間を過ごしていたと思うんですが。
わたなべだいすけおっしゃる通りです。

わたなべだいすけ(Vo,AcoGt)

──萬玉さんとしては、初のアルバム制作はいかがでした?
萬玉あい私はニコルズがずっと好きだったので、こういう曲はニコルズらしいなって思う気持ちと、こういうのは聴いたことがないけど聴いてみたいなっていうものが、自分の中にあって。そういう意見を出すと、すごく取り入れてくれるんですよね。そういう意味では、変わらない部分もありつつ、新しさも感じてもらえるアルバムになったんじゃないかなと思います。

萬玉あい(Dr,etc)

千葉真奈美あいちゃんが入ってからのミニアルバム2枚で、これからのニコルズに必要であろうエッセンスを盛り込みながら実際にやってみて、自分たちとしてもすごくしっくり来たんですよね。それを経た上でのフルアルバムだったので、さらに音楽的にメンバーみんなが楽しんで作れている感じがあったし、これからのニコルズが1つ見えたところもあって。
──とにかくいま、バンドがめちゃくちゃいいムードなんですね。
わたなべだいすけこれだけのキャリアで、アルバムを作って最高のものができることって、意外と難しいと思うんです。やっぱりだんだん落ちていくものだと思うし、バンド内の空気も滞ってくるというか。でもそうではなく、こういう状態でいられることはありがたくて。
鈴木健太じゃあ、なんで今そういう状態でいられているんだろうって考えると、やっぱり感謝の気持ちが大きいんですよ。ファンのみんなもそうだし、周りのスタッフや全国のいろんな方々が応援してくれたから、今こうしていられるわけで。その人たちに自分たちが音楽を続けていられることの感謝をどう表そうかと思ったときに、前からやろうと思っていた野外でのワンマンライブを、このタイミングでついにやろうかって。

鈴木健太(Gt,etc)

わたなべだいすけあと、全国的に親子連れのファンが増えてきていて、ライブの時間帯も早めになってきているんですよ。それもあわせて、今がちょうどいいのかなって。
──今回のアルバムツアーでは、東名阪でファミリーライブも開催されてますよね。
わたなべだいすけ<ファミリーライブ>と銘打ってやるのは初めてなんですけど、ちびっ子たちが思う存分走り回ったり、歌ったりできるライブができたらいいなと思って。静かな曲をやると退屈しちゃう子もいるだろうから、元気な曲で、僕らが子どもたちやその家族に伝えたいメッセージを込めた歌を、短い時間でギュッとやって、料金も安くしてやっています。

──名古屋と大阪はこれからですが、東京公演はいかがでした?(取材日は7月18日)
わたなべだいすけすごくいい雰囲気でしたよ。
千葉真奈美もう本当に普通のライブには連れていけないぐらい小さい子を連れてきている方もいて。

千葉真奈美(Ba,etc)

──2、3歳ぐらい?
鈴木健太いや、もっと小さい子です。
千葉真奈美赤ちゃんですね。ニコルズのライブは小さい子を連れて来ていただいても全然大丈夫なんですけど、普段のライブだと周りに気を遣ったり、集中して観られなかったりする方もいると思うんですよね。ファミリーライブは、そういう人たちのためのライブでもあるんですよ。小さい子が多かったから、会場は本当にギャーギャーしていたんですけど(笑)、それがよかったです。そういうところも含めて楽しんでもらうコンセプトだったので。
萬玉あいでも、ライブが始まる前までは今までにない賑やかな感じだったんですけど、始まったらいつも通りだったかもしれないです。
わたなべだいすけニコルズって、ファミリー向けのライブでも全部自分たちの曲でやれるんです。たとえば子どもが好きそうな歌をカバーする必要がないというか。だから内容的には、ファミリーライブも普段のライブも、実はほとんど変わっていないんですよ。
鈴木健太セットリストだけ見たら本当に普段と変わらないんです。いつもよりも時間が短くて、アコースティックセットで音量を少し抑えているというぐらいで。
わたなべだいすけだから、いつもと違うライブをした意識はなくて。そこがすごいところだなと自負してますね。
──普段から全年齢が楽しめることをしているわけですからね。ファミリーライブは今後もやられるんですか?
わたなべだいすけ手応えもあるのでやっていけたらいいですね。あと、今のちびっ子ファンたちが中高生ぐらいになったときに、僕らは売れると思うんですよ(笑)。
千葉真奈美中高生の口コミパワーはすごいからね(笑)。
わたなべだいすけだから今は仕込みの段階です。まだまだがんばらないと。

公演情報

ディスクガレージ公演

「D.W.ニコルズのニコニコ感謝祭」
〜はじめての野外ワンマン!あらためまして、ありがとう〜

2018年9月2日(日) 上野水上音楽堂
≫お申し込み・詳細

※未就学児無料(小学生以上チケット必要)
※中学生以下500円キャッシュバック
※入場時、小学生以下の方には風船プレゼント!

  • 取材・文

    山口哲生

  • 堀 清香

    撮影

    堀 清香

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