fox capture plan、7thフルアルバム『CAPTURISM』リリース&ツアー開催!セルフタイトルともいえる今作を掲げ、新たなステージを目指す3人にインタビュー

インタビュー | 2018.09.05 18:00

──今作7thアルバム『CAPTURISM』の制作は、いつ頃から着手されたんですか?

岸本 亮
(Piano)

デモ作り始めたりしたところから入れると、去年くらいに遡るんですかね。

井上 司
(Drums)

昔作った曲もあったしね。

カワイヒデヒロ
(Double Bass)

引っ張り出してきたのもあったからね。

岸本 亮

5月にやってた『Greatest Blue Tour 2018』に向けて新曲を作っていたり、フジテレビ系月9ドラマだった『コンフィデンスマンJP』のサウンドトラックの音をライヴ用アレンジして作り変えていたりもしていたので、その時期にはなんとなく次のアルバムを見据えた曲作りをしてた感じでしたね。新曲のデモも、結構その時期に出来てたのかな。

カワイヒデヒロ

そういうのもあって、スタジオで作ったりしてましたね。

井上 司

レコーディング当日に譜面渡したりしてたもんね。

岸本 亮

そんな中で、Ne-Yoのカヴァー曲「Because Of You」を入れようとか、そういう案が上がったり、タイトルになっている『CAPTURISM』もそうなんですけど、「Capturism」とか「Greatest Blue」というワードが上がってきたりということがあったんです。曲とタイトルがほぼ同時に浮かんできたというか。「Greatest Blue」なんて、タイトルありきで曲を作りましたからね。
──モダン・ジャズ的なアプローチな1曲ですよね。

岸本 亮

はい。そこへのリスペクトというか、オマージュでもある1曲なんです。その他、『コンフィデンスマンJP』のメインテーマ曲だった「We Are Confidence Man」のセルフカヴァー曲もいい感じで仕上がっていってたので、そのあたりがアルバムの核になっていくだろうなという手応えは感じましたね。そこに向けて、“こういう曲もあったらいいな”とか“こういう曲作ろう”っていう方向性になっていきましたね。キャラが立った曲たちが残っていったというか。

カワイヒデヒロ

すごく早い段階で「Capturism」をリード曲にするからっていうのは言ってましたね。そこを柱にしていったというか。もうレコーディングしている時点で、アルバム全体が見えた感じがありましたね。

井上 司

そうだね。

岸本 亮

“この曲をリードでいきたい”っていうのって、あんまり自分からは言い出さないので…。

カワイ井上 嘘だ〜!いつも自分が言ってんじゃん!

岸本 亮

あ、いやいや(笑)。作曲してる段階で、もうそう思ったっていう意味でね(笑)。今回は特に早かったなと。3rdアルバム『WALL』の中の「疾走する閃光」のときも同じような感覚があったんですけど、それぶりでしたね。
──なるほど。今作は、ちょっと原点回帰的な1枚でもある感じですよね。

岸本 亮

そうなんです。結成して間もない頃の感覚に近かったというか。「capture the Initial "F"」とか「Attack on fox」とかのインパクトを再び呼び起こすような感覚がほしいなと思ったんです。今回のアルバムタイトルは、曲が揃った後で決めたんですけど、リード曲の「Capturism」が、fox capture planを表すのにすごく適した曲だなと思ったこともあり、fox capture planを象徴する“capture”というワードと、よりそこを強調する“ISM”を足して、『CAPTURISM』にしたんです。fox capture planというバンドを表現するには、すごくいいタイトルなのかなと。造語で作ったんです。
──自分達のバンド名を象徴するようなタイトルを付けるのは、1枚目とか3枚目とかが多かったりするんだけど、7枚目にして原点回帰というのはどうしてだったの?

岸本 亮

そうですね、『CAPTURISM』は、実質セルフタイトルみたいな感覚ですからね。レコーディングで一歩踏込んだというのも、その1つの要素なのかなと思っているんです。OKテイクが録れても、さらに追求して何度も録ってみたりもしましたしね。例えば、「Paradigm Shift」という曲も、1回通して録った上で、さらに追求して録り直しましたし。

井上 司

そう。結果すごく変わりましたからね、最初と。

カワイヒデヒロ

デモの段階からすごく変化したよね。エンジニアからも、“テンポを倍にしてみたら?”っていう提案をされて、“じゃあ、試してみようか”ってことになって。
──「Paradigm Shift」も、fox capture planが個性とする高速変拍子の「Capturism」に負けていないくらい“CAPTURISM”を感じますけどね。

岸本 亮

そうなんですよね。

井上 司

インパクト的には最初と最後をしっかりと守ってくれてる感じはしますよね。

岸本 亮

今回、fox capture planっぽい曲ももちろん、「Greatest Blue」とかみたいに、ストリングスが入っている感じの曲は、4thアルバムの『BUTTERFLY』以降やり続けてる感じだったりするんですよ。今作の中の「Mad Sympathy」とか「Paradigm Shift」は、シンセサイザーの音をガッツリ入れていたりもするので。こういう演奏をすれば、fox capture planになるというのは、初期の頃よりも今の方がしっかりと個性として持てていると思うので、今回のアルバムはそういうところもしっかりと魅せつつ、これまでやってきたチャレンジも反映されている1枚になっていると思いますね。最近、自分達のフォロワーみたいな人達も出て来たっていう話も聞く中で、自分達的にも、自分達らしさというものが確立できたのかなと思うので、セルフタイトルにしたアルバムを持って、新たなステージに向かうスタート地点に立てたのかなとも思っています。
──何周年という節目でもないのに、原点回帰というのは、本当に自然なところだったんですね。

カワイヒデヒロ

たしかに。そのあたりは何も考えていなかったのかも(笑)。
──でも、原点回帰だけに止まらず、今回も振り幅がすごく広いですもんね。

岸本 亮

そうですね。「Liberation」とかはちょっと前に作った曲だったりもしますからね。

井上 司

一昨年くらいかな? 結構古いよね。約2年前くらいに作った曲かな。自分でも作ったことを忘れてたくらい(笑)。
──ちょっと異色だなと思いました。

井上 司

フォービートっていままであんまりやってこなかったですからね。曲中の展開も激しいですしね。
──ベースはシンセベース?

カワイヒデヒロ

これはね、ウッドベースにエフェクターかけて、めちゃめちゃ歪ませているんですよ。

井上 司

いままでもやっていた手法ではあるけど、この曲に関しては激しいよね(笑)。

カワイヒデヒロ

そう。原音が聴こえないっていうね(笑)。
──5曲目の「interlude」とかはアップライトの純粋な響きを感じるベースでしたけどね。

カワイヒデヒロ

そうですね。全曲アップライトなんですけど、曲によって随分音を変えてますからね。コンプレッサーを曲によって変えているので、すごく変化を感じると思いますね。今回、そういう音色に関してはエンジニアに中心にたってもらって音作りをしていったので、すごく幅広くなったと思いますね。「Capturism」のベースもアップライトで、普通にマイクで録ってますからね。

──「interlude」の独特なトメ感もすごく好きでした。でも、「interlude」と「Liberation」のサウンド感の違いも、すごく面白くて。

岸本 亮

そうなんですよね。今回、同期というより、全部エフェクターでサウンド感というか、音色を変化させているんですよ。「interlude」とかのピアノの音もそうなんですよね。実際に弾いたものを、エフェクターで加工しているんです。

カワイヒデヒロ

抜き差しでね。自分達で、エンジニアに“こんな感じがいい”っていう指示を出して、やってもらったんですけど、想像以上の雰囲気に上げてきてくれていたので、すごく良かったですね。とても良きに計らってくれて(笑)。
──なるほど(笑)。「interlude」は、ドラムの音色も特徴的ですよね。

井上 司

そうですね。「interlude」は2種類のドラムを重ねて行ったり来たりさせてるし、ちっちゃなハイハットを使ったりして録っているんです。

岸本 亮

いつもやってることではあるんですけど、今回は特にそこを重点的にやった感じではあったのかな。でも、「Mad Sympathy」とかに関しては、エンジニアが上げてきてくれたものに対して、もうちょっと引き算した方がいいのかなって思ったりもしたので、そこはガッツリエフェクトをかけてきてくれたのを、元の状態に戻してもらったりしたっていうこともあったんですよ。
──「Mad Sympathy」はミディアムな、ちょっとゆったりめの楽曲だったりしますよね。切ない空気感もあるから、たしかに、仕上がった今の状態がベストなのかなという感じはするけど。

岸本 亮

途中でドラムとベースがセッションっぽくなるんですけど、最初は本当にガッツリ全体的にエフェクターがかかっていたんです。いままでのアルバムだったら、そのままで良かったのかもしれないんですけど、「Mad Sympathy」に関しては、今回のアルバムの中では、引き算した方がいいなって感じたんです。「Capturism」に関しても、ちょっと引き算してもらったかな。

公演情報

ディスクガレージ公演

"CAPTURISM TOUR"

-KICK OFF LIVE-
2018年9月7日(金) 京都・磔磔
2018年9月8日(土) 渋谷CLUB QUATTRO
チケット一般発売日:2018年7月7日(土)

2018年10月5日(金) 札幌 cube garden
2018年10月7日(日) 名古屋 LION THEATER
2018年10月12日(金) 仙台 CLUB JUNK BOX
2018年10月13日(土) 山形 Sandinista
2018年10月19日(金) 岡山 CRAZY MAMA 2nd Room
2018年10月27日(土) 福岡 Early Believers
チケット一般発売日:2018年8月18日(土)
2018年10月28日(日) 梅田 Shangri-La
チケット一般発売日:2018年8月25日(土)

-FINAL-
11月4日(日)EX THEATER ROPPONGI
チケット一般発売日:2018年8月18日(土)

☆ご入場の際、学生証の提示で500円キャッシュバックあり。小中学生に限り、年齢を証明できる公的身分証明書でも可。
☆未就学児入場無料。ただし、チケットをお持ちの保護者1名につき1名まで。
※大阪公演のみ学割はなし。

RELEASE

「CAPTURISM」

7th Full Album

「CAPTURISM」

(Playwright)
2018年9月5日(水)Release!
  • インタビュー

    武市尚子

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