Angelo、制作中のアルバムは「ライヴを強く意識」。作品やライヴの展望をKOHTA、Karyuにインタビュー

インタビュー | 2018.09.21 19:00

──現在のAngeloは、11月14日に発売予定のアルバム『RESONANCE』を制作されている最中なのだそうですね。

KOHTA(Ba)

春くらいから曲出しをやりだして、6月中にプリプロ、7月に入ってからリズム録りを始めた感じです。
──そもそも、次のアルバムへの制作を始めるのにあり、たとえばKaryuくんの場合は曲作りの前段階から、何か意識していたことはあったのでしょうか。

Karyu(G)

そういう意味で言うと、去年出した『HETERODOX』というアルバムがちょっとこれまでとは違ったところのある作品だったんですよね。それまではずっと、勢いとかイメージを先行させながら曲を作っていたのに対して、前回はかなり理論的に作っていったところがあって、「リズムをこうするなら、ギターのアルペジオはこうするべき」みたいな感じで、まずはアタマの中で全体像を構築してからデモ作りをする、ということをやっていった作品だったんです。

今までやっていなかったアレンジ方法や、これまでにはなかったアイディアをベースに拡げていった(Karyu)

──確かに、前作『HETERODOX』は隙のない複雑で綿密なつくりとなっていました。

Karyu

そうなんですよ。作品としては、あの緻密なところが『HETERODOX』は凄く面白かったんです。ただ、そうやって作った曲たちをツアーの場に持ち込んでみると、思っていた以上にライヴもアタマで考えながら演奏していく必要があって、自分的にはちょっとノリとか勢いの部分で物足りなさを感じたのも事実だったんですね。だから、今回のアルバムに関しては当初から「作り方を変えて、また新しいかたちを見つけないとな」という思いを持ちながら、勢いを重視した曲作りを始めていました。
──そうした一連の流れについて、KOHTAくんはどのようなことを感じていました?

KOHTA

正直、詳しい経緯は後になってから言葉としてKaryuから聞いたんですけど、春に曲出しが始まった時点で「これまで以上にクオリティの高い濃密な曲を作ってきたな!」という印象は、僕も感じていました。

Karyu

今までやっていなかったアレンジ方法だとか、これまでにはなかったアイディアをベースにして拡げていったのが大きかったんでしょうね。自分でも、新しいものを作れたんじゃないかなという手応えはあります。

KOHTA

もともとKaryuの曲はリフ物が多いんですけど、今回の曲はそのリフが何時にも増してカッコ良いんですよ(笑)。

Karyu

やった、ホメられた!

KOHTA

あとは、サビのメロディも相変わらず良いですし。土台となる部分がしっかりしているので、バンドでやった時にもあんまりイジらないで済む曲を仕上げてくるのが、やっぱりKaryuの凄いところだと思います。

Karyu

そういえば、今回はシンセベースと生ベースが共存してる曲とかもありますよ。
──それはなかなか興味深いですね。

KOHTA

僕としては、シンセベースをシークエンスの一部として解釈しながら弾いてます。そういう意味では、別にそこまで特別なことをしたわけではないですね。
──ちなみに、前作ではKOHTAくんも作曲に参加されていましたけれど、今作にもまた曲がエントリーされているのでしょうか?

KOHTA

僕のも1曲入りますし、今回はギルのも1曲入ります。お互い、曲出しの段階で3〜4曲ずつ持ってきてましたね。

僕はKaryuと兄さんからは出てこないであろうものをそのつど出していく立ち位置であらねば(KOHTA)

──コンポーザーが増えることにより、アルバムの幅が拡がるのは喜ばしいですね。

KOHTA

もちろん、AngeloにおけるメインコンポーザーはKaryuであり、兄さん(キリト/Vo)なんですけど、僕は僕でそのふたりが持ってこないであろうタイプの曲を作ることで、ちょっとしたスキマを狙っていきたいと思っているんですよ。逆に、狙い過ぎてボツになったパターンもありますけど(笑)。
──なるほど。バンドとしての作品となると、各曲のバランスなども大事ですしね。

KOHTA

まぁ、「ここまでやると狙い過ぎになるのか」ということは今回そういう挑戦をしたからこそ分かったことですし、ここで得たことを踏まえつつ、僕はこれからもKaryuと兄さんからは出てこないであろうものをそのつど出していく立ち位置であらねばいけないな、と考えてます。
──参考までに、『RESONANCE』に収録されるKOHTAくんの作った曲の雰囲気を、少し予告的に教えていただきたいです。

KOHTA

アタマを振れるような激しい感じとはまた違う、聴いていると自然にメロディを口ずさみながら、気持ちよくヨコにノれるような曲になっているんじゃないかと思います。自分の中では、そういうイメージです。
──Karyuくんからみると、KOHTAくんのその曲はどのように見えていますか。

Karyu

かなりキャッチーだし、いろんな人たちにとって分かりやすい曲になっている気がします。それなのに、しっかりKOHTAさんらしい個性というかクセもあるんですよ。

KOHTA

でも、裏話をするとKaryu的には今回僕が持って行った曲の中では、一番“ない”って言ってたのもその曲だったよね(苦笑)。
──それはリアルに裏話ではないですか(笑)

KOHTA

Karyuは、別の曲の方を推してくれていたんですよ。だから、最初はそっちを僕とKaryuで一緒にアレンジを練ったりしていたんです。だけど、ほかのメンバーは皆「今回のアルバムに入れるんだったら、こっちがいい」って言っていて、結果的に僕とKaryuは推してなかった方の曲が選ばれることになりました(笑)。

Karyu

ぶっちゃけ、その時は「あれ?!おっかしーなぁ」ってなりましたね(笑)。
──Karyuくんが、最初のうちその曲に対して“ない”と思っていた理由は、具体的にどんな点にあったのでしょうか。

Karyu

なんとなく、僕がその時に思い描いていたアルバム像からはちょっとズレるのかな?と思ってたからですね。

KOHTA

おそらく、KaryuとしてはこれまでのAngeloの流れから行くと「キャッチー過ぎる」って感じたんだと思いますよ。実際、作った本人としても今度のアルバムに入ることになった方の曲は、ここまで“聴き手にも歌わせたい”みたいなスタンスで作った曲は初めてでしたね。新しい一面を切り拓けたな、という感覚は強いです。

ギルの曲は僕らの歴史の中では完全にポップ、新しい一面を切り拓けた感覚(KOHTA)

──なお、今作ではギルくんの楽曲も収録されるとのことですが、それはAngelo史上・初のことですよね?

Karyu

これまでも、毎回アルバム制作が始まるたびに曲を作ってきてくれてはいたんですけど、実際に音源化するのは初ですね。

KOHTA

それも別に、ギルの作ってきていた曲が悪かったとか全然そういうことではなくて、タイミング的にたまたま使われてこなかっただけなんですよね。その点、今回はほかのメンバーたちが作ってきた曲たちとギルの作ってきたある1曲が、マッチングの面でかなりハマったんです。そこはやっぱり、ちょっと新鮮でしたね。
──Karyuくんからすると、ギルくんの初音源化楽曲に対してはどのようなことを感じましたか?

Karyu

それが、ギルの曲に対してもさっきの話に出ていたKOHTAさんの曲と近い感覚で、ちょっとキャッチー過ぎて「ないかな」と最初は感じてたんです(笑)。

KOHTA

キャッチーを通り越して、ポップだよね?あれは。

Karyu

そうそう、多分これまでのAngeloの曲の中でも一番ポップ。

KOHTA

世間でいうところのド派手に明るいポップ!とはまた少し違うのかもしれないけど(笑)、僕らの歴史の中では完全にポップだと感じます。

僕は、キリトさんの挑戦を感じてます。メロディ重視なんだけど、世界観はあくまでマニアック(Karyu)

──その一方で、リーダー・キリト氏の曲についてはどのような感触なのでしょうか。

KOHTA

今回、彼の曲は2曲なんですけど、これがまた面白いことになっていきそうなんですよ。

Karyu

僕は、キリトさんの挑戦を感じてます。曲としてはメロディ重視なんだけど、世界観はあくまでマニアックというか。良い意味でアンバランスな感じが良いんです。

公演情報

ディスクガレージ公演

Angelo 12th Anniversary「EXPOSE THE CORE」

10月4日(木) 豊洲PIT

チケット一般発売日:2018年8月25日(土)

Angelo Tour 2018-2019
「WAVY EFFECT OF RESONANCE」

11月15日(木) TSUTAYA O-EAST
11月17日(土)18日(日) 横浜BAY HALL
11月21日(水)22日(木) 新宿BLAZE
11月29日(木) 広島CLUB QUATTRO
12月01日(土)02日(日) 福岡DRUM Be-1
12月08日(土)09日(日) 札幌 PENNY LANE 24 
12月15日(土)16日(日) 仙台 darwin
12月22日(土) umeda TRAD 
12月25日(火) TSUTAYA O-EAST(FC限定)
12月27日(木) 名古屋CLUB Diamond Hall 
1月4日(金)5日(土) マイナビBLITZ赤坂

チケット一般発売日:2018年9月22日(土)

RELEASE

「RESONANCE」

10th ALBUM

「RESONANCE」

((株)ブロウグロウ)
11/14(水) release!

初回限定盤(CD+DVD)、通常盤(CD)
  • インタビュー

    杉江由紀

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