25周年のcali≠gariがネオアルバム「14」を12月にリリース!作品&2019年全国ツアーへ向けてメンバー全員にインタビュー!

インタビュー | 2018.11.09 15:00

──青さんと研次郎くんは、そんな秀仁くんの歌詞の変化を感じたりします?
村井僕は正直あまり分からないですけどね。でも、作る過程を見てるからかも。きっとお客さんは気づいていると思いますね。
石井なんか、曲調の部分では、俺が作った曲だと思ってたら、青さんが作った曲だったっとか、タイトルだけ見たら青さんの曲かと思ったら俺の曲だったって言われることが多くなってきたというか。『13』の前あたりの夏の作品くらいからチラホラと、そういうことを言われるようになってきたかな。もっと昔は明確に2人の書くものの違いが分かったんだろうけど。
──なるほど。ファンの人達の探究はすごいですからね。さすがだなって思う。
桜井そういう人達ばっかりが増えるから、ウチは分母が増えないんですよ。
──あははは。なんか若い子にとってcali≠gariはちょっと敷居が高く感じてしまうのかも(笑)。難しい音楽なんじゃないか?難しい歌詞なんじゃないか?って。
桜井そうなのかなぁ。昔はこんなバンドばっかでしたけどね。そもそも美意識持ってなくちゃバンドなんて出来なかったじゃないですか、昔は。今のバンドの子達って、何をきっかけにバンドを始めたんだろう?何に美意識を感じているんだろう?って疑問に思うことがある。今は何をきっかけにバンドを始めるんだろ?
──みんなONE OK ROCKやRADWIMPSになりたいんじゃないですか?たぶん、そこきっかけが一番多いんじゃないです?
村井そういうことかぁ。
──どのシーンも憧れがすごく近いところにあると思いますけどね。
桜井なるほどね。冷静に分析してるんですね。
──あははは(笑)。
桜井たしかに、若い子に聞いたとき、定番でRADWIMPSからだった。RADWIMPS、サカナクション、フレデリック、キュウソネコカミ、ゲスの極み乙女。、あと、なんかエナジー系のバンドなんだけど、間奏でボーカルと周りの子達がパラパラやるバンドが居て、そのバンドがすごく今売れてるみたいで。
──今、流行ってる音って聴いてたりするんですか?
石井いや、俺はまったく分からない。音楽はすごく聴く方なんだけど、この前、親戚の人と出かけたときに、車の中で現代的なハードロックみたいな音楽がかかってたから、“カッコイイね、これなんてバンド?”って言ったら、ONE OK ROCKだったんですよ! そのとき初めてONE OK ROCKってこういう音楽だったんだ! って知りましたからね(笑)。それで、ちょっと微妙な気持ちになっちゃったんですよ。俺が普段まったく音楽を聴かない人だったら全然いいんだけど、俺、相当量の音楽を毎日聴いているし、常に音楽をお金を出して買って生きてるのに、ONE OK ROCKの音を知らなかったんだ! って思ったら、なんか本当に微妙な気持ちになりましたね(笑)。もちろん、ONE OK ROCKの名前は知ってましたけどね。聴いたことがなかったんだなって、改めて、なんか意味は分からないけど、ショックでしたね。売れてて誰もが知ってるバンドの音を、自分は知らなかったんだなぁ、そういうところとは外れたところにいるんだなって。敢えてそうしてる訳ではないし、自分の好きな音楽を聴いているだけなのに、そことは本当にリンクしていないんだなぁって。
──だからこそ、石井秀仁なんじゃないですかね。だから秀仁くんならではの個性が在るんだと思います。一般的ではないところから出てくる、ならではの個性。
桜井どんどん声が千葉真一に似てきてるよね。
石井千葉真一!?
桜井そうそう。
──TAKA?
石井森進一じゃなくて?
桜井あ、間違えたわ(笑)。
村井ですよね、ビックリした〜(笑)。
石井あははは。そういえば、前に研次郎くんと青さんに勧められたバンドはすごく好きだった。
村井Suchmosね。ちょっとJamiroquaiみたいな感じね。
桜井Suchmosいいよね。R&B系な感じもあって。
石井2人ともちゃんと今流行ってる音楽も聴いてるんだなって思ったんですよね。
村井コンビニで勉強する感じだけどね(笑)。ほら、コンビニ店内でしか聴けないラジオみたいなやつでかかってる曲を聴いて、あ、こういうのが今流行ってるんだなって。
──なるほどね。では、最後に、『14』を引っ提げたツアーはどんな感じになりそうですか?
石井まぁツアーはいつも通りなcali≠gariになるんじゃないかなと。
桜井『13』って、悪魔がテーマだったり魔夜先生がジャケットを手掛けてくれたりとかで、贅の限りを尽くした感じで、日比谷野外大音楽堂でのライヴではパーカッションとかティンパニーとかも入れてのものだったんですが、同じことをやってもね、ってとこではあるので、今回は最後の中野サンプラザあたりではそういうのやってもいいのかもしれないかなと思っている感じですかね。そこらへんも、作品が全部完全に出来てから煮詰めていけたらなと思ってます。

PRESENT

サイン入り『14』ツアーポスターを5名様に!

受付は終了しました

公演情報

DISK GARAGE公演

cali≠gari 25th Caliversary”1993-2019″ TOUR 14

-The time is out of joint-
2019年1月14日(月・祝) Route Fourteen[本八幡]
2019年1月26日(土) HEAVEN’S ROCK さいたま新都心
2019年2月2日(土) 高崎 club FLEEZ
2019年2月23日(土) F.A.D YOKOHAMA
チケット一般発売日:2018年12月15日(土)

FINAL -I’ve come a long way since those old days-
2019年3月23日(土)中野サンプラザホール
チケット一般発売日:2019年1月12日(土)

RELEASE

「14」

ネオアルバム

「14」

12月12日(水)Release!
※狂信盤[豪華特殊パッケージ+CD+DVD]、グラフ盤[写真集+CD]、良心盤[CD]の3形態
※全ての形態にエムカード("グラフ盤"のみハイレゾ音源)&ミニアルバム「0」引換券付き

「0」

カリ≠ガリ黎明期のデモテープ音源、未発表曲の再録CD!!!
※「14」に同梱されているCD引換券が必要
※CD引換はツアー各会場ライヴ終演後(別途各公演いずれかのライヴチケットが必要)となります

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