ASH DA HERO、全国ツアー“HERO’S PARADE”ファイナル!「今日から俺たちのまた新しい物語が始まる。最高の夜にしよう!」

ライブレポート | 2018.11.28 19:00

ASH DA HEROが11月27日(水)に東京・渋谷TSUTAYA O-EASTで全国ツアー<ASH DA HERO LIVE TOUR 2018“HERO'S PARADE”>の最終公演を行なった。9月からスタートしたこのツアーは、最終公演も含め全国7箇所で開催。

ツアー・タイトルには“あなたの街にパレードがやってくる”というASH DA HEROの考えたストーリーも付随しており、パレードの日を楽しみに待つ主人公(ライブに来る人)が、周囲からの反対を押し切りながらそこに参加。それだけ楽しみにするパレードには何が待ち受けているのか、どんなことが起こるのか、そしてパレードの正体は…、という物語になっていた。

また異例とも思えるのが、ツアーを通してセットリストはほぼ固定であること、ネタバレもOKにすることが、ツアー序盤に本人から明らかにされていた。すなわちそれは、事前にセットリストや流れを知っていようがいまいが、そんな範疇に収まらないものを見せてやるという、ライブへの大いなる自信の表われだろう。

このツアーからの新たなSE「Curtains up」が流れ始めたのは19時。紗幕にブルーのライトが当たった直後、バンド・メンバーがソロ回しのように刺激的なフレーズを弾き始め、最後にスポット浴びたASH DA HEROがステージのセンターにシルエットで浮かび上がった。一気に高まる興奮と湧き上がる歓声。「COME ON!」とASHの叫び声で紗幕が振り落とされ、新曲「PARADE」からライブへ突入した。このツアーを経て、ASHの佇まいはさらなる自信にあふれている。
ストロングな歌いっぷりとエネルギッシュなライブ・パフォームを炸裂。ライブのたびにシンガーとして成長した姿をASHは見せてくれる。

「よく来たな!ツアー・ファイナル…、ツアーが終わって寂しい?そんなのフッ飛ばしてやるからよ。今日から俺たちのまた新しい物語が始まる。最高の夜にしよう!」
その言葉から次から次へとライブのキラー・チューンを叩きつける。バンド・メンバーの切れ味鋭いプレイと共に、激しく叫び、歌に込めたメッセージでベイビーズ(ASHファンの呼称)を鼓舞させるASH。

しかし熱さで攻めるだけではない。6曲目に披露された「シャニカマ」はダンサブルな側面も持つ新曲で、軽快なステップをバンドのメンバーらと決める場面も。そしてギターを弾きながら歌う「からっぽの街」や「いつかの街で」では、心に染み込む歌を聴かせる。熱いメッセージを放つことが多いASHだが、弱さや悲しみを背負っている詞もある。それは全てが彼の実体験から湧き上がったもの。こみ上げる感情を声にして歌い上げ、パワー・バラード「Everything」に続いたとき、力強い愛情で包み込むような歌を響かせていった。歌そのもので感動させ、勇気づけるシンガーがここにいる。

そしてライブは、Queenの「We Will Rock You」のコーラスをフィーチャーしたフリー・スタイル・セッションから再びロックン・ロール・モードへ展開。フロアのベイビーズを左右に分けて、主旋律パートと下ハモのパートを歌わせ、今度は全員で歌わせると、これが見事に分厚いハーモニーに。それにはASHも「俺たちは歌えるチームだな!」と笑顔で大絶賛。「WAKE UP ROCK AND ROLL」では、一度、しゃがませて、合図で一斉にジャンプ。ASHがマイクをフロアに向ければ、歌えるチームだからコーラスが湧き上がる。「YELLOW FEVER DANCE」では踊り狂う勢い。こうして全員を巻き込みながらパレードは盛り上がり続けていった。

「このライブ自体、来てくれたあなたと一緒に作り上げていって、パレードの行列のように人が増えていってさ。ブレーメンの音楽隊みたいにさ。俺が伝えたいこと、話したいこと、歌にいっぱい込めて、全身全霊で歌っているから。“みんな”というよりは、俺は“一対一の関係”だと思っている。一人ひとりとタイマンを張るような…タイマンはおかしいか(笑)。一人ひとりと対話をするような感じで、家族のようにギュッとしたいと思う」

形容がおかしいところも多々あるASHだが、歌では一人ひとりの気持ちを射抜く。「THIS WORLD」で聴かせるのは魂のこもった歌。さらに「Never ending dream」では、挑みかかるような体勢で、一人ひとりと目を合わせるように本気でメッセージする。それは心を奮い立たせ、次へ向かうための気合いまで入れてくれる。会場にいる全員を引っ張り上げ、引き連れていくような、そんな力強さと頼もしさがASHにはある。さすが、パレードのリーダーだ。そのパレードは「THIS IS LOVE」で大合唱も巻き起こしながら、最終地点へと向かっていった。

「HERO'S PARADE、いよいよフィナーレです。最後にこの曲を、キミとまた新しいスタートのために。一人きりだから戸惑う?この先に居場所がない?そう言うなら俺がいつでも作ってやるぜ。また会おうな」

ラストは「Prologue」で、終わりではなく始まりのナンバー。全ての壁を扉に変えようと歌う、個々の背中を押してくれる歌だ。ASHの歌声を感じながら、歌詞のひとつずつを噛みしめるベイビーズ。ツアー・ファイナルやパレードのエンディングには、やはり終わってしまうことの寂しさはつきまとう。しかしASHの歌と曲は心の底から元気にさせていく。このライブやツアーに来た主人公それぞれのパレードは、今から始まっていくのだろう。
なお、このツアー・ファイナルで2019年2月から関東ツアー<ASH DA HERO LIVE TOUR 2019 ”GOD SAVE THE ROCK AND ROLL”>を行なうことも発表された。

後日、ASH DA HEROによるセルフライブレポート掲載予定!お楽しみに!

ASH DA HERO、秋ツアー全セルフ・ライブレポ!INDEX

公演情報

ディスクガレージ公演

ASH DA HERO 3nd Anniversary Live BABIES NIGHT 2018

2018年12月28日(金) 品川プリンスホテル クラブeX

COUNTDOWN JAPAN 18/19

2018年12月28日(金)~12月31日(月) 幕張メッセ国際展示場1~11ホール・イベントホール
*ASH DA HEROは29日に出演

ASH DA HERO LIVE TOUR 2019 ”GOD SAVE THE ROCK AND ROLL”

2019年2月3日(日) 千葉・柏 Thumbs Up
2019年2月9日(土) 神奈川・厚木 Thunder Snake
2019年2月14日(木) 東京・TSUTAYA O-WEST
2019年2月17日(日) 山梨・甲府 CONVICTION
2019年2月24日(日) 埼玉・HEAVEN’S ROCK さいたま新都心
2019年3月9日(土) 神奈川・新横浜 NEW SIDE BEACH!!
2019年3月15日(金) 群馬・高崎 club FLEEZ
2019年3月23日(土) 東京町田 The Play House
2019年3月30日(土) 栃木・宇都宮 HEAVEN’S ROCK
2019年4月5日(金) 茨城・水戸 LIGHT HOUSE
2019年4月12日(金)13日(土)14日(日) 東京・SHIBUYA RUIDO K2

  • 取材・文

    長谷川幸信

  • PHOTO

    粂井 健太

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