【ライブレポート】FLOWの名のもとに作り上げた“TRIBALYTHM”の世界

ライブレポート | 2019.05.31 18:00

FLOW LIVE TOUR 2019「TRIBALYTHM」
2019年5月26日(日)横浜Bay Hall

“ジャンルや世代、性別、国籍も超えて、FLOWの音楽でつながりたい”というコンセプトのもと制作された、約3年ぶりとなるオリジナルアルバム『TRIBALYTHM』を掲げてスタートした、FLOWの全国ツアー『FLOW LIVE TOUR 2019「TRIBALYTHM」』。初日となる5月26日の横浜Bay Hall公演をレポートする。

5月にも関わらず、全国的な猛暑日となったこの日。会場内もファンの期待で、開演前から熱気に満ちている。開演時間となり、SEに乗せた手拍子と大歓声で5人がステージに登場。世代や性別もバラバラのファンがFLOWの名のもとに集い、FLOWの音楽でひとつになれるライヴこそ、新しい民族や部族、仲間や家族の集いなのだ。

“Bay Hallもガンガン熱くしようぜ! 今日だけのTRIBALYTHM作るぞ!!!”とKEIGO(Vo)が煽り、アルバム『TRIBALYTHM』収録の新曲を中心としたセットで沸かせたこの日。序盤からハイテンションかつ勢いのあるステージングと堂々とした歌と演奏で会場をブチ上げると、オーディエンスが拳を突き上げて掛け声を合わせる。その光景はツアー初日や新曲のライヴ初披露への不安などを一切感じさせず、感情剥き出しの歌と演奏で魅せた「Break it down」や「INNOSENSE」、真っ直ぐなメッセージを直接的に伝えた「BELIEVER」といった、ライヴに自然と溶け込んだ新曲たちと共に聴く者の心を突き動かし、熱狂と興奮を生み出していた。また、「火花」「サンダーボルト」「アイオライト」といった楽曲たちのIWASAKI(Dr)とGOT'S(Ba)、TAKE(Gt)が生み出す多彩なビートと深みや奥行きのあるサウンドが、ライヴに振り幅を与えていたのも印象的だった。

「BELIEVER」「Smells Like 40 Spirit」はKOHSHI(Vo)とKEIGOの息の合った2MCが胸に迫り、「ONENESS」「BURN」といった曲では会場中の大合唱が起き、そこにいる全ての人の心をつなぐ。TRIBALを実行していきたいという意思…“TRIBAL+ism”、TRIBALをリズムに身体を預けてかたちにする“TRIBAL+RHYTHM”。この日、最新アルバムに込めた想いや伝えたかったことを、FLOWはライヴでしっかり表現していた。僕は『TRIBALYTHM』がこんなにライヴ仕様のアルバムだったことに驚いたし、ライヴで演奏することでこのアルバムをより深く理解できた気がした。

アンコールではKEIGOが“最高の初日になりました。全国でこれを越える最高を作って、新木場に帰ってきます!”と力強く挨拶。今ツアーはこの日を含めた全国6公演を経て、新木場Studio Coastで行なわれる7/12(金)追加公演でファイナルを迎える。ツアーを経てブラッシュアップされた楽曲たちが作り上げる、“TRIBALYTHM”の完成形が見られるのが楽しみだ。

  • フジジュン

    取材

    フジジュン

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  • 撮影

    木村泰之

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